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第15話 結婚は信頼が大切で婚約破棄は成立
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部屋の中はハリーの強い体臭が漂っていてアリスは臭い体臭が鼻をついて息苦しいと感じていた。ハリーの愛人たちと違ってアリスは美しく上品な顔をしかめた。
この激臭に耐えられるパートナーはそうそういない。ハリーの愛人という例外を除いてごく稀である。
「守るべき恋人に日頃からさんざん悪態をついて何が大切にしてるのですか?」
「アリス姉さんでも息抜きって必要だと思うんだよね」
一生独りで息抜きやってなさい。仮にフローラが今回許してもハリーはきっと懲りてないから、いずれもっと深く傷つけてフローラと別れることになる。
結局ハリーはアリスからあなたは悪くないんだよって言って慰めてほしいだけのダメ男でした。
「フローラがあなたと同じことをしても許せるのですね?」
「それは駄目だよ。絶対に許せない!」
仮にフローラが複数の恋人と遊びで旅行に行ったらどう思うのか?アリスが質問したところハリーは自分が同じことをされたら許せないと言う。
フローラから見てハリーは信用ゼロで普段から自己中な振る舞いが多かった。旅行の事でフローラはハリーの異常な価値観に気がついて最後の踏み絵を踏ませた。だが反省の色なしのハリーにもうダメだって判断した。
「フローラに謝るからアリス姉さん許して……」
「許しません!人の道を踏み外したあなたをもう血が繋がった弟とは思いません。思いたくありません!」
ハリーは口では謝ってはいるが本心ではいまだに自分は悪くないと思っている。自分の事しか考えられない恋人は浮気をするから別れたほうがいい。相手の気持ちを考えれずに正当化する人と一緒にいても疲れるだけなのでフローラの選択は正しかった。
クズ男はさっさと捨てた方がいい、こういうバカは結婚したら良くない。非常識な行為して単純で人の気持ちがわからないって感じの恋人は以外と多い。
まともな恋人なら一番に相手の事を思い大切にする。結婚しても夫婦の信頼関係が成り立たないし奥さんが可哀想としか思えない。結婚は諦めて独身でいなさい!と弟に対して姉はそのような感情を抱いていた。
「うわああああぁあぁああぁあぁああぁあぁあぁっ」
「あなたは婚約者としての常識が足りないの。婚約解消されるのは自業自得です」
断末魔のような悲鳴をあげながらハリーは気を失ってしまった。
この世界にはいろんな形の夫婦がいるので、周りに迷惑さえかけなければ常識外れでも別に問題ないと好きに生きればいいという考えもある。だけど多くの家庭ではあり得ないことではないか?
後日、自分勝手と優柔不断の組み合わせのハリーはフローラとの婚約解消の協議の合意に達した。
この激臭に耐えられるパートナーはそうそういない。ハリーの愛人という例外を除いてごく稀である。
「守るべき恋人に日頃からさんざん悪態をついて何が大切にしてるのですか?」
「アリス姉さんでも息抜きって必要だと思うんだよね」
一生独りで息抜きやってなさい。仮にフローラが今回許してもハリーはきっと懲りてないから、いずれもっと深く傷つけてフローラと別れることになる。
結局ハリーはアリスからあなたは悪くないんだよって言って慰めてほしいだけのダメ男でした。
「フローラがあなたと同じことをしても許せるのですね?」
「それは駄目だよ。絶対に許せない!」
仮にフローラが複数の恋人と遊びで旅行に行ったらどう思うのか?アリスが質問したところハリーは自分が同じことをされたら許せないと言う。
フローラから見てハリーは信用ゼロで普段から自己中な振る舞いが多かった。旅行の事でフローラはハリーの異常な価値観に気がついて最後の踏み絵を踏ませた。だが反省の色なしのハリーにもうダメだって判断した。
「フローラに謝るからアリス姉さん許して……」
「許しません!人の道を踏み外したあなたをもう血が繋がった弟とは思いません。思いたくありません!」
ハリーは口では謝ってはいるが本心ではいまだに自分は悪くないと思っている。自分の事しか考えられない恋人は浮気をするから別れたほうがいい。相手の気持ちを考えれずに正当化する人と一緒にいても疲れるだけなのでフローラの選択は正しかった。
クズ男はさっさと捨てた方がいい、こういうバカは結婚したら良くない。非常識な行為して単純で人の気持ちがわからないって感じの恋人は以外と多い。
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「うわああああぁあぁああぁあぁああぁあぁあぁっ」
「あなたは婚約者としての常識が足りないの。婚約解消されるのは自業自得です」
断末魔のような悲鳴をあげながらハリーは気を失ってしまった。
この世界にはいろんな形の夫婦がいるので、周りに迷惑さえかけなければ常識外れでも別に問題ないと好きに生きればいいという考えもある。だけど多くの家庭ではあり得ないことではないか?
後日、自分勝手と優柔不断の組み合わせのハリーはフローラとの婚約解消の協議の合意に達した。
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