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「は?」
「え!?」
「は・・・!?」
タウさんの言葉に全員がどよめいた。
「お前は一体何を・・・・」
「ステラにはもう時間が残されてないんだ・・・。」
タウさんは私の残された時間のことをみんなに話し始めた。
私の救い人としての能力とその代償のことも・・・。
「28日しか残されてないのか!?」
「今のところは・・・。またステラが歌うかヒールを使うと日数が減るが・・・。」
「・・・。」
タウさんの言葉にみんなは黙り、王様をじっと見つめた。
「・・・契りを交わしたいと言っていたが・・・救い人との契りなんて前例がなさすぎる。どうなるかわからないんだぞ?」
王様の言葉に私は思い出した。
契りを交わすということはお互いの魔力を合わせて割ることになることを・・・。
(私がタウさんの魔力をもらうってこと・・・!?いや、それ以前に契りってことは結婚だよね・・!?)
私は急展開すぎる話についていけず、口を開く人たちを順番に目で追うことしかできないでいた。
「俺がステラの石の魔力を取り込めるかどうかってことだと思います。」
「そうだな。」
王様とタウさんの話を交互に聞きながら、私は両手を前に差し出して口を開いた。
「ちょ・・!ストップ!!」
「すと・・?」
「なんだ?ステラ。」
「私とタウさんが結婚するってことですか!?」
そう聞くと王様はタウさんを見ながらため息を漏らした。
「はぁー・・・タウ、お前、肝心なことをしてないんじゃないか?」
「それはこれからです。先にどうなるかわからないんで・・・全員に許可を取ろうと思いまして。」
タウさんはみんなに向き直り、ピシッと姿勢を正した。
「どうなるかわからないが・・・頼む。ステラを失いたくないんだ・・・。」
頭を下げるタウさんに、アダーラさんとワズンさんが詰め寄るように叫んだ。
「お前の魔力が半分になるのはわかってんのか!?」
「騎士団での仕事ができなくなるかもしれないんだぞ!?」
「・・・わかってる。」
「救い人の魔力を取り込んだ前例はない!もしそもそも合わなかったら・・・・」
「それでもいいのか!?」
「・・・。」
二人の言葉に、タウさんが前例のないことをしようとしてることに気がついた。
何が起きるのかも分からず、ちゃんとできるのかもわからないようなことをしようと思ってるのだ。
「・・・いいんじゃないか?大事な人は大事な人なんだから、結果はどうであれ後悔はしないほうがいい。」
タウさんの前に立ち、まるで庇うかのようにミンカルさんが言った。
両手を前に出して、どうどうと馬を鎮めるかのようだ。
「ミンカル・・・」
「俺だって大事な人がいる。そいつの命が危険にさらされたら・・・俺は迷わず自分の命を差し出すよ?」
ミンカルさんの言葉に、二人は黙ってしまった。
そんな二人を見ながら、タウさんは私の手を引っ張った。
「ふぁっ・・・!」
私の肩を抱き寄せ、ぎゅっと抱きしめるタウさん。
見上げるようにしてその横顔に視線を向けると、真剣な表情でみんなに言い始めた。
「ステラと一緒にいれるなら・・・俺は何でもしたいんだ。だから・・・頼む。」
頭を下げるタウさんに、私を除く全員が首を縦に振るのが見える。
そしてタウさんは王様とトゥレイスさん、アダーラさん、ミンカルさん、ワズンさんと軽く握手をし、私の肩を抱いて部屋を出た。
廊下を歩きながら、さっきの話を聞いてみる。
「あのっ・・・契りってどういうことですか・・・!?」
「そのままのことだが・・・ちょっとその話は待ってくれるか?」
「待つって・・・」
「行きたいところあるんだ。」
そう言いながらタウさんは私の部屋に向かった。
部屋に飾るように置いてある私の白いマントを手に取り、私の肩にふわっとかけてくれたのだ。
「?」
「顔、隠しときな?酔うぞ?」
「!!」
そう言った瞬間、私の体を姫炊きに抱え上げてふわっと体が浮いた。
どこかに飛んでいくのを理解した私は慌ててフードをかぶる。
「ど・・どこいくんですか・・・!?」
「・・・お前の家。」
「へっ・・・!?」
『家』と言われた瞬間、ぐんっ・・!!と、加速するのを体で感じた。
今まで感じたことのない速度をマントに感じ、私は外を見れないでいた。
(家って・・・まさか森の家・・!?)
速度を限界まで上げてるのか、タウさんは一言も喋らずに前を向いていた。
真剣な表情で、汗がつー・・・っと滴ってる。
(・・・。)
初めて見る真剣な表情に、私は釘付けになった。
タウさんの姿を見ることはよくあるし、抱っこも何度もされてるけどこうやってじっと見たことは無かったのだ。
(すごくきれいな顔・・・。)
くっきりした二重の目に、少し濃い眉。
面長なタイプだけど肌がすごくきれいで思わず見入ってしまう。
(契るって・・・言ってたよね・・・。)
好きだとは何度も言われたけど、この1週間ほどの出来事。
たった一週間で結婚まで考えるとか、正直信じることができない。
(本当に結婚を考えてるのかな・・・)
そんなことを考えてると、飛ぶスピードが下がってきたのを感じた。
「着いたぞ。」
そう言われた瞬間、体がふわっと浮いた。
トンっと音を立ててタウさんが地面に降り立ち、私の足も地面に下ろされる。
「・・・ほんとに私の家だ。」
下ろされた先にあったのはハマルおばぁちゃんと過ごした家。
ログハウスのような造りの家だった。
「ちょっとしか空けてないからそんなに傷んでないだろう。」
タウさんは剣を構え、家の中にゆっくり入っていった。
その後ろをぴたっとくっつくようにして私も一緒に入る。
「獣もいなさそうだ。中も荒らされてないな。」
「そう・・みたいですね・・・。」
中は埃がすごいものの、出ていく前と変わっていない。
懐かしくさえ感じてしまう家の中に、私はテーブルにそっと手を置いた。
「・・・ふふ、ただいま。」
木々の間から差し込む太陽の光が、家の扉からも入ってくる。
それは18年間、毎日見ていたものだった。
「ステラ・・・いいか?」
家の中を見回してると、タウさんが真剣な表情で私を呼んだ。
振り返るようにしてタウさんを見ると、ポケットから自分の石を取り出してる。
そしてそれをぎゅっと握りしめ、私の前に片膝をついた。
「ステラ、俺と契りを交わしてくれないか・・・?」
「!!」
「早急なのはわかってる。本当ならもっと時間をかけてお互いを知って契りを交わすものだけど・・・ステラには時間がない。だから・・・交わしてくれないか?」
タウさんは、私の魔力を足すために契りを交わそうと言ってくれてる。
私が生き延びるにはそれしか方法がないからだ。
「ほ・・本当に言ってますか・・・?ワズンさんたちも言ってましたけど、魔力がほぼ半分になるんですよ!?」
「構わない。ステラと別れる方が嫌だ。」
「でも・・・」
そんな簡単に答えを出せるようなものではない。
でも、タウさんは待ってくれるような雰囲気を纏ってなかった。
私の返事をすぐにさせるためにわざわざここに来たのだろう。
「ステラは俺と一緒にいる気はないのか?」
「!?・・・そんなことないです!一緒にはいたいですけど・・・」
好きな人となんて一緒にいたいに決まってる。
会うたびに『好き』が膨らむタウさんのことをもっと知りたいし、思い出になるようなこともしたいと思っていた。
「なら答えは一つだろう?」
「---っ!!でもそんなお願い・・できるわけないじゃないですか・・。」
「どうして?」
「私と魔力を半分にしたら・・・タウさんは仕事に支障がでるかもしれない。それにどうなるかわからないって・・・」
王様たちが言っていた『救い人との契りは前例がない』という言葉。
私の体に流れてる魔力がそもそもタウさんと合わなければ・・・契りを交わすどころの話じゃなくなるのだ。
「俺がお前の魔力を受け入れれないわけないだろう?」
「それは・・・」
正直なところ、その答えは『わからない』。
私自身がこの世界に来たのは初めてだからわからないのだ。
「・・・。」
でもタウさんの目は自信に溢れ、纏う優しい雰囲気に私は不思議と感じたものがあった。
なぜか・・・タウさんたちが考えてることと違うことが起こるような気がするのだ。
(でもそれは悪い方じゃない気がする・・・。)
そんなことを考えてると、タウさんが私の前に来てしゃがみ込んだ。
片膝を立て、片手の手のひらを自分の心臓にあててる。
「ステラ、お前の一生を俺にくれないか?大切に・・・大切にする。この命が尽きるまで、ステラを愛すると誓う。」
「!!」
「お前の二度目の結婚・・・俺とこの世界でしてくれ。」
タウさんが言ったのはプロポーズの言葉だった。
私が倒れたときはずっと側にいてくれ、私が隠したいことは一緒になって隠してくれた。
攫われたときは一番に助けに来てくれ、私の為にと・・・してくれたことはたくさんある。
そんな人のプロポーズ、断れるわけなんて・・・ないのだ。
「よろしく・・・お願いします。」
「え!?」
「は・・・!?」
タウさんの言葉に全員がどよめいた。
「お前は一体何を・・・・」
「ステラにはもう時間が残されてないんだ・・・。」
タウさんは私の残された時間のことをみんなに話し始めた。
私の救い人としての能力とその代償のことも・・・。
「28日しか残されてないのか!?」
「今のところは・・・。またステラが歌うかヒールを使うと日数が減るが・・・。」
「・・・。」
タウさんの言葉にみんなは黙り、王様をじっと見つめた。
「・・・契りを交わしたいと言っていたが・・・救い人との契りなんて前例がなさすぎる。どうなるかわからないんだぞ?」
王様の言葉に私は思い出した。
契りを交わすということはお互いの魔力を合わせて割ることになることを・・・。
(私がタウさんの魔力をもらうってこと・・・!?いや、それ以前に契りってことは結婚だよね・・!?)
私は急展開すぎる話についていけず、口を開く人たちを順番に目で追うことしかできないでいた。
「俺がステラの石の魔力を取り込めるかどうかってことだと思います。」
「そうだな。」
王様とタウさんの話を交互に聞きながら、私は両手を前に差し出して口を開いた。
「ちょ・・!ストップ!!」
「すと・・?」
「なんだ?ステラ。」
「私とタウさんが結婚するってことですか!?」
そう聞くと王様はタウさんを見ながらため息を漏らした。
「はぁー・・・タウ、お前、肝心なことをしてないんじゃないか?」
「それはこれからです。先にどうなるかわからないんで・・・全員に許可を取ろうと思いまして。」
タウさんはみんなに向き直り、ピシッと姿勢を正した。
「どうなるかわからないが・・・頼む。ステラを失いたくないんだ・・・。」
頭を下げるタウさんに、アダーラさんとワズンさんが詰め寄るように叫んだ。
「お前の魔力が半分になるのはわかってんのか!?」
「騎士団での仕事ができなくなるかもしれないんだぞ!?」
「・・・わかってる。」
「救い人の魔力を取り込んだ前例はない!もしそもそも合わなかったら・・・・」
「それでもいいのか!?」
「・・・。」
二人の言葉に、タウさんが前例のないことをしようとしてることに気がついた。
何が起きるのかも分からず、ちゃんとできるのかもわからないようなことをしようと思ってるのだ。
「・・・いいんじゃないか?大事な人は大事な人なんだから、結果はどうであれ後悔はしないほうがいい。」
タウさんの前に立ち、まるで庇うかのようにミンカルさんが言った。
両手を前に出して、どうどうと馬を鎮めるかのようだ。
「ミンカル・・・」
「俺だって大事な人がいる。そいつの命が危険にさらされたら・・・俺は迷わず自分の命を差し出すよ?」
ミンカルさんの言葉に、二人は黙ってしまった。
そんな二人を見ながら、タウさんは私の手を引っ張った。
「ふぁっ・・・!」
私の肩を抱き寄せ、ぎゅっと抱きしめるタウさん。
見上げるようにしてその横顔に視線を向けると、真剣な表情でみんなに言い始めた。
「ステラと一緒にいれるなら・・・俺は何でもしたいんだ。だから・・・頼む。」
頭を下げるタウさんに、私を除く全員が首を縦に振るのが見える。
そしてタウさんは王様とトゥレイスさん、アダーラさん、ミンカルさん、ワズンさんと軽く握手をし、私の肩を抱いて部屋を出た。
廊下を歩きながら、さっきの話を聞いてみる。
「あのっ・・・契りってどういうことですか・・・!?」
「そのままのことだが・・・ちょっとその話は待ってくれるか?」
「待つって・・・」
「行きたいところあるんだ。」
そう言いながらタウさんは私の部屋に向かった。
部屋に飾るように置いてある私の白いマントを手に取り、私の肩にふわっとかけてくれたのだ。
「?」
「顔、隠しときな?酔うぞ?」
「!!」
そう言った瞬間、私の体を姫炊きに抱え上げてふわっと体が浮いた。
どこかに飛んでいくのを理解した私は慌ててフードをかぶる。
「ど・・どこいくんですか・・・!?」
「・・・お前の家。」
「へっ・・・!?」
『家』と言われた瞬間、ぐんっ・・!!と、加速するのを体で感じた。
今まで感じたことのない速度をマントに感じ、私は外を見れないでいた。
(家って・・・まさか森の家・・!?)
速度を限界まで上げてるのか、タウさんは一言も喋らずに前を向いていた。
真剣な表情で、汗がつー・・・っと滴ってる。
(・・・。)
初めて見る真剣な表情に、私は釘付けになった。
タウさんの姿を見ることはよくあるし、抱っこも何度もされてるけどこうやってじっと見たことは無かったのだ。
(すごくきれいな顔・・・。)
くっきりした二重の目に、少し濃い眉。
面長なタイプだけど肌がすごくきれいで思わず見入ってしまう。
(契るって・・・言ってたよね・・・。)
好きだとは何度も言われたけど、この1週間ほどの出来事。
たった一週間で結婚まで考えるとか、正直信じることができない。
(本当に結婚を考えてるのかな・・・)
そんなことを考えてると、飛ぶスピードが下がってきたのを感じた。
「着いたぞ。」
そう言われた瞬間、体がふわっと浮いた。
トンっと音を立ててタウさんが地面に降り立ち、私の足も地面に下ろされる。
「・・・ほんとに私の家だ。」
下ろされた先にあったのはハマルおばぁちゃんと過ごした家。
ログハウスのような造りの家だった。
「ちょっとしか空けてないからそんなに傷んでないだろう。」
タウさんは剣を構え、家の中にゆっくり入っていった。
その後ろをぴたっとくっつくようにして私も一緒に入る。
「獣もいなさそうだ。中も荒らされてないな。」
「そう・・みたいですね・・・。」
中は埃がすごいものの、出ていく前と変わっていない。
懐かしくさえ感じてしまう家の中に、私はテーブルにそっと手を置いた。
「・・・ふふ、ただいま。」
木々の間から差し込む太陽の光が、家の扉からも入ってくる。
それは18年間、毎日見ていたものだった。
「ステラ・・・いいか?」
家の中を見回してると、タウさんが真剣な表情で私を呼んだ。
振り返るようにしてタウさんを見ると、ポケットから自分の石を取り出してる。
そしてそれをぎゅっと握りしめ、私の前に片膝をついた。
「ステラ、俺と契りを交わしてくれないか・・・?」
「!!」
「早急なのはわかってる。本当ならもっと時間をかけてお互いを知って契りを交わすものだけど・・・ステラには時間がない。だから・・・交わしてくれないか?」
タウさんは、私の魔力を足すために契りを交わそうと言ってくれてる。
私が生き延びるにはそれしか方法がないからだ。
「ほ・・本当に言ってますか・・・?ワズンさんたちも言ってましたけど、魔力がほぼ半分になるんですよ!?」
「構わない。ステラと別れる方が嫌だ。」
「でも・・・」
そんな簡単に答えを出せるようなものではない。
でも、タウさんは待ってくれるような雰囲気を纏ってなかった。
私の返事をすぐにさせるためにわざわざここに来たのだろう。
「ステラは俺と一緒にいる気はないのか?」
「!?・・・そんなことないです!一緒にはいたいですけど・・・」
好きな人となんて一緒にいたいに決まってる。
会うたびに『好き』が膨らむタウさんのことをもっと知りたいし、思い出になるようなこともしたいと思っていた。
「なら答えは一つだろう?」
「---っ!!でもそんなお願い・・できるわけないじゃないですか・・。」
「どうして?」
「私と魔力を半分にしたら・・・タウさんは仕事に支障がでるかもしれない。それにどうなるかわからないって・・・」
王様たちが言っていた『救い人との契りは前例がない』という言葉。
私の体に流れてる魔力がそもそもタウさんと合わなければ・・・契りを交わすどころの話じゃなくなるのだ。
「俺がお前の魔力を受け入れれないわけないだろう?」
「それは・・・」
正直なところ、その答えは『わからない』。
私自身がこの世界に来たのは初めてだからわからないのだ。
「・・・。」
でもタウさんの目は自信に溢れ、纏う優しい雰囲気に私は不思議と感じたものがあった。
なぜか・・・タウさんたちが考えてることと違うことが起こるような気がするのだ。
(でもそれは悪い方じゃない気がする・・・。)
そんなことを考えてると、タウさんが私の前に来てしゃがみ込んだ。
片膝を立て、片手の手のひらを自分の心臓にあててる。
「ステラ、お前の一生を俺にくれないか?大切に・・・大切にする。この命が尽きるまで、ステラを愛すると誓う。」
「!!」
「お前の二度目の結婚・・・俺とこの世界でしてくれ。」
タウさんが言ったのはプロポーズの言葉だった。
私が倒れたときはずっと側にいてくれ、私が隠したいことは一緒になって隠してくれた。
攫われたときは一番に助けに来てくれ、私の為にと・・・してくれたことはたくさんある。
そんな人のプロポーズ、断れるわけなんて・・・ないのだ。
「よろしく・・・お願いします。」
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