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チケット。
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ーーーーー
そして翌日。
近衛さんと三橋さんは時間通り9時に来てくれ、二人で交通整理の確認をしていた。
私はそんな二人を見ながら机を出してチョコを準備し、ノベルティも用意していく。
「今日は予約が48。当日分が23。全部売れたらすごい売り上げになるなぁ・・・。」
過去一の売り上げを出すことから、税理士さんには経費をたんまり計上しなくてはならなくなる。
今回、新しい型や箱、それに袋も注文していたことからたぶん大丈夫だろう。
「税金に持っていかれるのだけは勘弁・・・。」
借金を少しでも多く返せることを期待しながら迎えた販売開始時刻の10時。
近衛さんと三橋さんは、やってくる車たちを手際よく工場の前に誘導してくれて販売が始まった。
昨日の経験を活かし、今日はほぼドライブスルー状態になるようにしてある。
机を道路の際で用意し、助手席側から商品の受け渡しをすることにしたのだ。
助手席に人がいればその人とやり取りをし、いなければ私が助手席側の窓からドライバーさんとやり取りをする。
これがよかったのか、車は長い時間止まることなくスムーズにやり取りができていったのだ。
(昨日もこの方法を取ればよかったかも・・・。)
後悔先に立たずという言葉を身に沁みながらお客さんをさばいていき、13時過ぎにほぼすべてのチョコを売り切ることができた。
予約分はきっちり完売し、当日分が6セット余ったくらいだ。
上出来中の上出来に、頬が緩んでしまう。
「へへっ。」
とりあえずお金を工場の中に置きに行き、二人への謝礼を持って外に出る。
私服姿の二人の元へ駆け寄り、三橋さんから順番にお礼を差し出した。
「今日はありがとうございました。少ないですがお礼です。」
そう言うと三橋さんは手をパーにして私に向けたのだ。
「気持ちは嬉しいんだけどごめんね?受け取れないんだよ。」
「え?」
「公務員だからさ、副業はできないんだ。だから受け取れないんだよ、ごめんね?」
「あ・・・・。」
少し考えればわかることだった。
またしても私の考えが足りないことに後悔してると、三橋さんが上着のポケットから何かを取り出したのだ。
「僕と近衛は受け取れないからさ、代わりにこれを『お礼』にしてくれないかい?」
「?」
そう言って手渡されたのは白い封筒だ。
表書きも裏書きも何も書かれてない真っ白な封筒。
「開けてみて?」
「は・・はい・・・。」
言われた通り封筒を開けて中に指を入れる。
そして指に触れた紙らしきものを引っ張り出した。
「・・・レストランのチケット?」
そう、引っ張り出して出てきたのは『レストランチケット』だったのだ。
「今日、このあと時間ある?」
三橋さんに聞かれ、私は無言で首を縦に振った。
基本的に仕事以外の予定はないのだ。
「よかった。じゃあこのチケットを使ってくれない?それ貰い物なんだけど僕、使うときが無くてさ。よかったら近衛と二人で行ってくれたら助かるんだけど・・・。今日のお礼として。」
「近衛さんとですか?」
「うん。晩御飯代浮くし近衛も助かるんじゃない?このチケットも消化できるし、一石二鳥!どう?」
そう言われ、私は近衛さんを見た。
すると近衛さんはこの話を初めて聞いたようで、口をぱくぱくさせて驚いた顔をしていたのだ。
「ちょ・・・!え!?」
「・・近衛さんはこの後のご予定は大丈夫なんですか?今知ったみたいですけど・・・」
明らかに先に聞くべきは『予定』。
もし近衛さんに予定があったら三橋さんの考え通りにはいかないのだから。
「あぁ、彼は大丈夫。常に予定はないから。」
「え・・・そうなんですか?」
「!?!?」
三橋さんの言葉を聞いて、『どうして知ってるんだ!?』みたいな顔をしていた近衛さん。
思ってることが結構顔に出るタイプなことを初めて知り、なんだか親近感が沸いてくる。
「・・・あ、でもこのレストラン、ドレスコードあるところじゃないですか?」
チケットに書かれていたレストランは、高級レストランで有名なところだった。
フォーマルな恰好じゃないと中に入れなかったはず・・・。
「よく知ってるね。ドレスじゃなくても大丈夫だけど、Tシャツじゃ入れないところだね。」
「前に行ったことがあるんです。その時は確かロングドレスで行った記憶が・・・」
兄に連れられて行った記憶だ。
あの時は確か何かのパーティーかなんかで、同伴させられたのだ。
「近衛は正装があるからいいんだけど、来間さんは・・・何か服ある?なかったらそのチケットでレンタルもできるよ?」
「あ、大丈夫です。いくつかありますので・・・」
兄との同伴で必要になり、そういう服は何着かある。
一人暮らしを始めるときに家から持ってきてるはずだ。
「じゃあ時間とかは二人で決めてくれる?僕はちょっと行くところあるから帰るね。」
「あ・・・!昨日と今日、ありがとうございました!また違う形でお礼させていただきます!」
「気にしないで。じゃ。」
三橋さんは手を振りながら帰っていってしまい、私と近衛さんの二人が残ってしまった。
「えっと・・・近衛さん、お食事・・どうしましょうか・・・。」
三橋さんの手前、お断りするわけにもいかずに受け取ったチケットだけど近衛さんが『行く』と言ってくれる気がしなかった。
最悪私一人で行くことも考えてると、近衛さんが口を開いたのだ。
「夜だろう?一回帰って現地集合でいいか?」
「へっ・・・・?」
「?・・・着替えしないとだめだろう?あ、迎えに行く?」
「!?!?やっ・・・!大丈夫・・・っ。」
まさかの『行く』発言に驚きつつも、これで三橋さんの『お願い』はクリアできそうだ。
「じゃ・・じゃあ、18時にこのお店の前・・・ってことで大丈夫ですか?」
無難な時間を提案すると、近衛さんは優しい笑顔を見せてくれた。
「オーケー。」
「----っ。」
いつもの警察官の制服じゃなくて私服姿の近衛さんは少し柔らかい印象だった。
長そでのTシャツにノースリーブのジャケット姿は少し幼くさえ見えてしまう。
「あっ・・あのっ・・・・」
「うん?」
「近衛さんって・・・おいくつなんですか?」
今まで聞いたことのなかったことだ。
プライベートなことを聞くのはこれが初めてかもしれない。
「俺?俺は30。」
「30歳・・・!?」
「え・・その反応、もっと年上に見えてた?」
「いや・・ちょっと年上くらいかなと思ってました・・・。」
28歳くらいかと勝手に思っていた私。
まぁ、28歳も30歳もさほど変わりはしないのだけど・・・。
「来間さんは25歳だったよな?」
「そう・・ですね、今年26歳になりますが・・・。」
「誕生日、まだなんだ?」
「はい。年明けなんです。」
私の誕生日は1月3日。
新年と同時に祝われることが多かった記憶がある。
(新年と同時っていうか、迎春モードのまま私の誕生日が来るって感じだったな・・・。)
そんなことを考えてると、近衛さんがポケットからスマホを取り出したのが見えた。
「何かあったらいけないから連絡先、聞いてもいい?」
そう言ってくれたものの、私は手をパーにして振った。
「すみません、私、携帯電話を持ってなくて・・・」
そう伝えると近衛さんは驚いた顔を見せてくれた。
(だよねぇ・・この時代にスマホ持ってないとか驚くよねぇ・・・。)
携帯電話は一人、最低1台は当たり前の時代だ。
持ってる人は3台も4台もあるといわれてるし、『持ってない』のは不思議がられる。
「契約してないのか?」
「ちょっと・・・経費節約といいますか・・持っても連絡はしませんし・・・?」
基本的に友達があまりいない私は、連絡を取ると言えば家族くらいしかない。
そんな家族でも両親は旅行好きであまり実家に帰ってこないし、兄は兄で一人暮らしをしながら仕事をしてることから連絡を取ることもないのだ。
「現状、事足りてますし・・・何かあったら仕事場のパソコンにメールが来るんで・・・」
「仕事場のパソコンって夜は見れないだろ?夜に緊急の連絡とかは?」
「『今すぐ来い!』みたいな連絡をもらったとしても、夜中だったら電車もバスもないんで動けないんですよ。車も持ってませんし、そもそも免許も無いんでレンタカーとかも無理ですし。だから結局朝にならないと動けないんです。」
「あー・・・なるほど。」
タクシーを呼べば動くことはできるけど駅まで行ったところで電車はない。
なら始発の時間まで待たなくてはならず、朝4時に会社でメールチェックをしても間に合うのだ。
タクシーで実家や兄の家まで行くにはお金がかかりすぎるから。
「とりあえず18時にこのお店までは行きますので・・・。」
何も無いようにお店に辿り着ければ、近衛さんとは合流できる。
そう考えた私だったけど、近衛さんはポケットから小さな手帳を取り出して何かを書き始めた。
そしてそのページを破り、私に渡してきたのだ。
「これ、俺の携帯番号。何かあったら公衆電話からとか、どこかの店で電話借りてかけて。」
「えっ・・・!?」
「知ってて損はない。何もないことが一番だけど、それはわからないことだから。」
そう言われ、確かにその通りだと思った。
何もないのが一番だけど、そう上手くいくかどうかは誰にも分らないのだから。
「・・・ありがとうございます。」
「ん。じゃああとで。」
「はい。」
こうして私たちは一旦解散し、18時にまた会うことになったのだった。
そして翌日。
近衛さんと三橋さんは時間通り9時に来てくれ、二人で交通整理の確認をしていた。
私はそんな二人を見ながら机を出してチョコを準備し、ノベルティも用意していく。
「今日は予約が48。当日分が23。全部売れたらすごい売り上げになるなぁ・・・。」
過去一の売り上げを出すことから、税理士さんには経費をたんまり計上しなくてはならなくなる。
今回、新しい型や箱、それに袋も注文していたことからたぶん大丈夫だろう。
「税金に持っていかれるのだけは勘弁・・・。」
借金を少しでも多く返せることを期待しながら迎えた販売開始時刻の10時。
近衛さんと三橋さんは、やってくる車たちを手際よく工場の前に誘導してくれて販売が始まった。
昨日の経験を活かし、今日はほぼドライブスルー状態になるようにしてある。
机を道路の際で用意し、助手席側から商品の受け渡しをすることにしたのだ。
助手席に人がいればその人とやり取りをし、いなければ私が助手席側の窓からドライバーさんとやり取りをする。
これがよかったのか、車は長い時間止まることなくスムーズにやり取りができていったのだ。
(昨日もこの方法を取ればよかったかも・・・。)
後悔先に立たずという言葉を身に沁みながらお客さんをさばいていき、13時過ぎにほぼすべてのチョコを売り切ることができた。
予約分はきっちり完売し、当日分が6セット余ったくらいだ。
上出来中の上出来に、頬が緩んでしまう。
「へへっ。」
とりあえずお金を工場の中に置きに行き、二人への謝礼を持って外に出る。
私服姿の二人の元へ駆け寄り、三橋さんから順番にお礼を差し出した。
「今日はありがとうございました。少ないですがお礼です。」
そう言うと三橋さんは手をパーにして私に向けたのだ。
「気持ちは嬉しいんだけどごめんね?受け取れないんだよ。」
「え?」
「公務員だからさ、副業はできないんだ。だから受け取れないんだよ、ごめんね?」
「あ・・・・。」
少し考えればわかることだった。
またしても私の考えが足りないことに後悔してると、三橋さんが上着のポケットから何かを取り出したのだ。
「僕と近衛は受け取れないからさ、代わりにこれを『お礼』にしてくれないかい?」
「?」
そう言って手渡されたのは白い封筒だ。
表書きも裏書きも何も書かれてない真っ白な封筒。
「開けてみて?」
「は・・はい・・・。」
言われた通り封筒を開けて中に指を入れる。
そして指に触れた紙らしきものを引っ張り出した。
「・・・レストランのチケット?」
そう、引っ張り出して出てきたのは『レストランチケット』だったのだ。
「今日、このあと時間ある?」
三橋さんに聞かれ、私は無言で首を縦に振った。
基本的に仕事以外の予定はないのだ。
「よかった。じゃあこのチケットを使ってくれない?それ貰い物なんだけど僕、使うときが無くてさ。よかったら近衛と二人で行ってくれたら助かるんだけど・・・。今日のお礼として。」
「近衛さんとですか?」
「うん。晩御飯代浮くし近衛も助かるんじゃない?このチケットも消化できるし、一石二鳥!どう?」
そう言われ、私は近衛さんを見た。
すると近衛さんはこの話を初めて聞いたようで、口をぱくぱくさせて驚いた顔をしていたのだ。
「ちょ・・・!え!?」
「・・近衛さんはこの後のご予定は大丈夫なんですか?今知ったみたいですけど・・・」
明らかに先に聞くべきは『予定』。
もし近衛さんに予定があったら三橋さんの考え通りにはいかないのだから。
「あぁ、彼は大丈夫。常に予定はないから。」
「え・・・そうなんですか?」
「!?!?」
三橋さんの言葉を聞いて、『どうして知ってるんだ!?』みたいな顔をしていた近衛さん。
思ってることが結構顔に出るタイプなことを初めて知り、なんだか親近感が沸いてくる。
「・・・あ、でもこのレストラン、ドレスコードあるところじゃないですか?」
チケットに書かれていたレストランは、高級レストランで有名なところだった。
フォーマルな恰好じゃないと中に入れなかったはず・・・。
「よく知ってるね。ドレスじゃなくても大丈夫だけど、Tシャツじゃ入れないところだね。」
「前に行ったことがあるんです。その時は確かロングドレスで行った記憶が・・・」
兄に連れられて行った記憶だ。
あの時は確か何かのパーティーかなんかで、同伴させられたのだ。
「近衛は正装があるからいいんだけど、来間さんは・・・何か服ある?なかったらそのチケットでレンタルもできるよ?」
「あ、大丈夫です。いくつかありますので・・・」
兄との同伴で必要になり、そういう服は何着かある。
一人暮らしを始めるときに家から持ってきてるはずだ。
「じゃあ時間とかは二人で決めてくれる?僕はちょっと行くところあるから帰るね。」
「あ・・・!昨日と今日、ありがとうございました!また違う形でお礼させていただきます!」
「気にしないで。じゃ。」
三橋さんは手を振りながら帰っていってしまい、私と近衛さんの二人が残ってしまった。
「えっと・・・近衛さん、お食事・・どうしましょうか・・・。」
三橋さんの手前、お断りするわけにもいかずに受け取ったチケットだけど近衛さんが『行く』と言ってくれる気がしなかった。
最悪私一人で行くことも考えてると、近衛さんが口を開いたのだ。
「夜だろう?一回帰って現地集合でいいか?」
「へっ・・・・?」
「?・・・着替えしないとだめだろう?あ、迎えに行く?」
「!?!?やっ・・・!大丈夫・・・っ。」
まさかの『行く』発言に驚きつつも、これで三橋さんの『お願い』はクリアできそうだ。
「じゃ・・じゃあ、18時にこのお店の前・・・ってことで大丈夫ですか?」
無難な時間を提案すると、近衛さんは優しい笑顔を見せてくれた。
「オーケー。」
「----っ。」
いつもの警察官の制服じゃなくて私服姿の近衛さんは少し柔らかい印象だった。
長そでのTシャツにノースリーブのジャケット姿は少し幼くさえ見えてしまう。
「あっ・・あのっ・・・・」
「うん?」
「近衛さんって・・・おいくつなんですか?」
今まで聞いたことのなかったことだ。
プライベートなことを聞くのはこれが初めてかもしれない。
「俺?俺は30。」
「30歳・・・!?」
「え・・その反応、もっと年上に見えてた?」
「いや・・ちょっと年上くらいかなと思ってました・・・。」
28歳くらいかと勝手に思っていた私。
まぁ、28歳も30歳もさほど変わりはしないのだけど・・・。
「来間さんは25歳だったよな?」
「そう・・ですね、今年26歳になりますが・・・。」
「誕生日、まだなんだ?」
「はい。年明けなんです。」
私の誕生日は1月3日。
新年と同時に祝われることが多かった記憶がある。
(新年と同時っていうか、迎春モードのまま私の誕生日が来るって感じだったな・・・。)
そんなことを考えてると、近衛さんがポケットからスマホを取り出したのが見えた。
「何かあったらいけないから連絡先、聞いてもいい?」
そう言ってくれたものの、私は手をパーにして振った。
「すみません、私、携帯電話を持ってなくて・・・」
そう伝えると近衛さんは驚いた顔を見せてくれた。
(だよねぇ・・この時代にスマホ持ってないとか驚くよねぇ・・・。)
携帯電話は一人、最低1台は当たり前の時代だ。
持ってる人は3台も4台もあるといわれてるし、『持ってない』のは不思議がられる。
「契約してないのか?」
「ちょっと・・・経費節約といいますか・・持っても連絡はしませんし・・・?」
基本的に友達があまりいない私は、連絡を取ると言えば家族くらいしかない。
そんな家族でも両親は旅行好きであまり実家に帰ってこないし、兄は兄で一人暮らしをしながら仕事をしてることから連絡を取ることもないのだ。
「現状、事足りてますし・・・何かあったら仕事場のパソコンにメールが来るんで・・・」
「仕事場のパソコンって夜は見れないだろ?夜に緊急の連絡とかは?」
「『今すぐ来い!』みたいな連絡をもらったとしても、夜中だったら電車もバスもないんで動けないんですよ。車も持ってませんし、そもそも免許も無いんでレンタカーとかも無理ですし。だから結局朝にならないと動けないんです。」
「あー・・・なるほど。」
タクシーを呼べば動くことはできるけど駅まで行ったところで電車はない。
なら始発の時間まで待たなくてはならず、朝4時に会社でメールチェックをしても間に合うのだ。
タクシーで実家や兄の家まで行くにはお金がかかりすぎるから。
「とりあえず18時にこのお店までは行きますので・・・。」
何も無いようにお店に辿り着ければ、近衛さんとは合流できる。
そう考えた私だったけど、近衛さんはポケットから小さな手帳を取り出して何かを書き始めた。
そしてそのページを破り、私に渡してきたのだ。
「これ、俺の携帯番号。何かあったら公衆電話からとか、どこかの店で電話借りてかけて。」
「えっ・・・!?」
「知ってて損はない。何もないことが一番だけど、それはわからないことだから。」
そう言われ、確かにその通りだと思った。
何もないのが一番だけど、そう上手くいくかどうかは誰にも分らないのだから。
「・・・ありがとうございます。」
「ん。じゃああとで。」
「はい。」
こうして私たちは一旦解散し、18時にまた会うことになったのだった。
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