2 / 8
二話
しおりを挟む
もちろんお金が欲しかったわけじゃない。最低限生活していけるだけの収入は実家の手伝いでも十分稼いで
いくことができたからそれ以上に贅沢をしようだなんて欲はなかった。公爵にもらった高級な家具やアクセサリー
などの宝石類も同じだ。そんなもの無くても生きていける、だからどうでもよいかった。でもここで出会った
コンスタンティンだけは違った。彼はここにきてからずっとわたしと生活を共にしていろいろなところへいっしょに
旅に行った友達を超えた戦友であり家族でったのだ……別れるのはとても辛いことだった。だから一緒に連れて
行きたかったのだがいくら頼んでもそれは受け入れられなかった。名残惜しかったがもともとこれも公爵の財産と
してわたしに分け与えてもらったものなのだから仕方ない、またあたらしい令嬢といっしょに頑張ってくれ……
そう思っていたのだが……。
いくことができたからそれ以上に贅沢をしようだなんて欲はなかった。公爵にもらった高級な家具やアクセサリー
などの宝石類も同じだ。そんなもの無くても生きていける、だからどうでもよいかった。でもここで出会った
コンスタンティンだけは違った。彼はここにきてからずっとわたしと生活を共にしていろいろなところへいっしょに
旅に行った友達を超えた戦友であり家族でったのだ……別れるのはとても辛いことだった。だから一緒に連れて
行きたかったのだがいくら頼んでもそれは受け入れられなかった。名残惜しかったがもともとこれも公爵の財産と
してわたしに分け与えてもらったものなのだから仕方ない、またあたらしい令嬢といっしょに頑張ってくれ……
そう思っていたのだが……。
0
お気に入りに追加
24
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる