42 / 76
オレ、二度見されてます。
しおりを挟む
教室に入って自分の机に行き、しばらくして教室内にいつもの騒がしさがないことに気付いた。
不思議に思い周りを見渡せば先程のジミーくんと同じ様に口をポカーンと開けてオレを見ている。
…まあ、そうか。
取り敢えず笑っとこ。
「…よろしく?」
ニコッと笑って首を傾げれば魔法が解けた様に皆が動き始めオレの所へと群がった。怖い怖い。オレホラー苦手なんだから、やめてよぅ。
そして口々にクラスメイトは言う。
「い、イメチェン!?」
「噂のイケメンじゃない!?」
「抱いて!」
「抱かせてくれ!」
「めちゃくちゃかわいい」
「呪いでもかけられてたのか!?」
途中ちょっと意味わかんない言葉言われた気がするけど…。
「オレ、聖徳太子じゃないから何言ってるかわかんない」
そう言ったオレを見てクラスメイトは何故か顔を青くした。
後で佐原に「お前笑ってたつもりだったんかもだけど、目が全然笑ってなかったぜ」と呆れた様に言われた。知らないよそんなの。
「イメチェンといえばイメチェンだし~」
前の格好が
「噂のイケメン?は知らないし~」
イケメンではあるけどね!
「途中の3つは聞こえなかったし~」
まず聞いてすらなかった
「呪いは面白いから採用。てことで、呪いが解けたのでこの格好で~す」
適当に理由を述べ、かいさ~んと手を振れば納得したのかしてないのか分からないがクラスメイトは渋々といった風に戻っていった。
丁度担任も来たからね。ナイスタイミング~。
綺麗な二度見されたけど特に何も突っ込まれることはなかった。
うんうん、そういうとこ嫌いじゃないよ。
二限が終わる頃に楢原も登校してきて、社長出勤かよと言いたくなった。
…昨日遅くまでオレの心配してくれてたみたいだし、言わないけどさぁ。
楢原を見ていたら視線が合い、最初は逸らされたけど担任みたいに二度見されて口をパクパクと開閉している。
んふふ、気付かなかったんでしょ~。
にやりと笑みを浮かべてオレは前を向いた。
**
普段味わうことのない連休(約1ヶ月)って突然来ると日付感覚が狂いますね。普通に昨日更新忘れていました。すみません。
不思議に思い周りを見渡せば先程のジミーくんと同じ様に口をポカーンと開けてオレを見ている。
…まあ、そうか。
取り敢えず笑っとこ。
「…よろしく?」
ニコッと笑って首を傾げれば魔法が解けた様に皆が動き始めオレの所へと群がった。怖い怖い。オレホラー苦手なんだから、やめてよぅ。
そして口々にクラスメイトは言う。
「い、イメチェン!?」
「噂のイケメンじゃない!?」
「抱いて!」
「抱かせてくれ!」
「めちゃくちゃかわいい」
「呪いでもかけられてたのか!?」
途中ちょっと意味わかんない言葉言われた気がするけど…。
「オレ、聖徳太子じゃないから何言ってるかわかんない」
そう言ったオレを見てクラスメイトは何故か顔を青くした。
後で佐原に「お前笑ってたつもりだったんかもだけど、目が全然笑ってなかったぜ」と呆れた様に言われた。知らないよそんなの。
「イメチェンといえばイメチェンだし~」
前の格好が
「噂のイケメン?は知らないし~」
イケメンではあるけどね!
「途中の3つは聞こえなかったし~」
まず聞いてすらなかった
「呪いは面白いから採用。てことで、呪いが解けたのでこの格好で~す」
適当に理由を述べ、かいさ~んと手を振れば納得したのかしてないのか分からないがクラスメイトは渋々といった風に戻っていった。
丁度担任も来たからね。ナイスタイミング~。
綺麗な二度見されたけど特に何も突っ込まれることはなかった。
うんうん、そういうとこ嫌いじゃないよ。
二限が終わる頃に楢原も登校してきて、社長出勤かよと言いたくなった。
…昨日遅くまでオレの心配してくれてたみたいだし、言わないけどさぁ。
楢原を見ていたら視線が合い、最初は逸らされたけど担任みたいに二度見されて口をパクパクと開閉している。
んふふ、気付かなかったんでしょ~。
にやりと笑みを浮かべてオレは前を向いた。
**
普段味わうことのない連休(約1ヶ月)って突然来ると日付感覚が狂いますね。普通に昨日更新忘れていました。すみません。
0
お気に入りに追加
200
あなたにおすすめの小説
目が覚めたら囲まれてました
るんぱっぱ
BL
燈和(トウワ)は、いつも独りぼっちだった。
燈和の母は愛人で、すでに亡くなっている。愛人の子として虐げられてきた燈和は、ある日家から飛び出し街へ。でも、そこで不良とぶつかりボコボコにされてしまう。
そして、目が覚めると、3人の男が燈和を囲んでいて…話を聞くと、チカという男が燈和を拾ってくれたらしい。
チカに気に入られた燈和は3人と共に行動するようになる。
不思議な3人は、闇医者、若頭、ハッカー、と異色な人達で!
独りぼっちだった燈和が非日常な幸せを勝ち取る話。
そばにいてほしい。
15
BL
僕の恋人には、幼馴染がいる。
そんな幼馴染が彼はよっぽど大切らしい。
──だけど、今日だけは僕のそばにいて欲しかった。
幼馴染を優先する攻め×口に出せない受け
安心してください、ハピエンです。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
息の仕方を教えてよ。
15
BL
コポコポ、コポコポ。
海の中から空を見上げる。
ああ、やっと終わるんだと思っていた。
人間は酸素がないと生きていけないのに、どうしてか僕はこの海の中にいる方が苦しくない。
そうか、もしかしたら僕は人魚だったのかもしれない。
いや、人魚なんて大それたものではなくただの魚?
そんなことを沈みながら考えていた。
そしてそのまま目を閉じる。
次に目が覚めた時、そこはふわふわのベッドの上だった。
話自体は書き終えています。
12日まで一日一話短いですが更新されます。
ぎゅっと詰め込んでしまったので駆け足です。
病んでる愛はゲームの世界で充分です!
書鈴 夏(ショベルカー)
BL
ヤンデレゲームが好きな平凡男子高校生、田山直也。
幼馴染の一条翔に呆れられながらも、今日もゲームに勤しんでいた。
席替えで隣になった大人しい目隠れ生徒との交流を始め、周りの生徒たちから重い愛を現実でも向けられるようになってしまう。
田山の明日はどっちだ!!
ヤンデレ大好き普通の男子高校生、田山直也がなんやかんやあってヤンデレ男子たちに執着される話です。
BL大賞参加作品です。よろしくお願いします。
愛などもう求めない
白兪
BL
とある国の皇子、ヴェリテは長い長い夢を見た。夢ではヴェリテは偽物の皇子だと罪にかけられてしまう。情を交わした婚約者は真の皇子であるファクティスの側につき、兄は睨みつけてくる。そして、とうとう父親である皇帝は処刑を命じた。
「僕のことを1度でも愛してくれたことはありましたか?」
「お前のことを一度も息子だと思ったことはない。」
目が覚め、現実に戻ったヴェリテは安心するが、本当にただの夢だったのだろうか?もし予知夢だとしたら、今すぐここから逃げなくては。
本当に自分を愛してくれる人と生きたい。
ヴェリテの切実な願いが周りを変えていく。
ハッピーエンド大好きなので、絶対に主人公は幸せに終わらせたいです。
最後まで読んでいただけると嬉しいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる