~愛と慈しみのレイラ~ 滝つぼの恋

世界アラシュア・空中に切り取られた国・リヒテンシュタイン。そこは、不死の王・アーサー王とその親族および円卓の騎士たちが治める平和な国であった。そのリヒテンシュタインにある、4つの湖。喜びの湖、嘆きの湖、恐れの湖、怒りの湖。そのうちの一つ、「嘆きの湖」の主・レイラ。彼女は人間ではなく、水の精霊(ウンディーネ)の一人であった。
彼女はかつて、クレドという人間の騎士と恋に落ち、水の精霊の地位を捨て、結婚した過去があった。しかし、クレドはやがて、姿を消してしまう。以来、レイラは水の精霊の地位に復活し、リヒテンシュタインのため、その責務を果たし続けて来た。
 ある日、湖に、ミナス=ジェライスと名乗る、人間の賢者が訪れ、レイラと恋に落ちる。仲を深める二人。やがて、二人は議会の許可を得て結婚式をあげる。だが、不死の薬・エリクサ(4つの湖の精霊たちの涙を集めてできる、半老化物質)を狙う、「シャドウ」というやからが現れ、リヒテンシュタインに戦争をしかける。
 戦火が迫る中、レイラとも親交があり、ミナス=ジェライスとも親しい、ガウェイン・マササッチョ卿という円卓の騎士の一人が、二人を守ろうと、奮戦する。果たして、レイラ含む一行は、生き残れるのか・・・??

死闘の末、レイラに残されたものは・・・??
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