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第一章 ジゼルとヨハン
ワンネス
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「うん、お兄ちゃん!お母様の失われた鎖……」
二人の母が、ヨハンが7歳の時、去り際に残した形見、その青いペンダントを、二人は「失われた鎖」と呼んでいた。
なぜなら、司祭様から、「このペンダントはこう呼びなさい。君たちの母上様からのご通達です」と言われたからだ。
「ジゼルちゃん、悪いことは言わない、その失われた鎖の謎の問いかけには、もう答えるのは無理だと、お兄ちゃんは思うよ……。今日も、司祭様たちと、旅人を待っていたんだろう?」
「うん、お兄ちゃん……。だって、お母さまが私たちにたくしたものなのよ?絶対に解かなきゃ……。それに、お兄ちゃんも、あと少しで成人する年だもの」
時はイブハール歴4352年の春であった。ヨハンも、もうすぐ18歳、成人となる。
「ジゼルちゃん、俺は……」
と言いかけて、ジゼルと手をつなぎながらの帰り道、ヨハンが立ち止まる。
「俺はね、ジゼルちゃん。君が元気で、楽しそうに笑顔で過ごしてくれれば、それでいいんだ。失われた鎖にとらわれてばかりいたら、お兄ちゃんは、よくないと思うんだよ……」
「でも……」
「うん、そうだね、ジゼル……。でも、きっと、お母さまは、俺たちを見捨ててしまわれたんだよ……。その形見も、きっと、何かのおもちゃなんだ……」
失われた鎖は、大粒のサファイアのようなブルーのペンダントであったが、裏面にスイッチがあるのを確認していた。そのスイッチを押すと、失われた鎖から光が投影され、謎の問いかけが壁面などに照射される、という仕組みだ。
二人は、小さいころから、暗い部屋で、壁に光を投射して、謎の問いかけに答えようとした。しかし、あれから約10年、何の答えも見つからなかった。
「ジゼル……」そう言って、運河沿いの道を歩いて帰っているとき、ヨハンがふいにジゼルを抱きしめた。
「お、お兄ちゃん?」と言って、ジゼルが顔を赤くする。
「うん、しばらく、こうさせて……」と、ヨハンが顔をジゼルの肩にうずめる。
「お兄ちゃん……」ジゼルも、兄がなんだかんだ言って、大好きなのだ。ヨハンの抱擁を受け入れ、ジゼルも、兄をぎゅっと抱きしめた。
夕日がまぶしく二人を包み込む。通りを行き交う人たちも、特に二人には目をとめない。
「ジゼルちゃん、俺、今日も疲れちゃった……。ワンネス、してくれない?」
「うん、お兄ちゃん」ジゼルは、笑顔でにっこり微笑み、
「一なる状態」と言って、背伸びしてヨハンの口にキスをした。
「あ!」と、キスをし終えて、ジゼルが言った。
「お兄ちゃん、“智天使”を付けた方がよかった?お兄ちゃんが疲れたって、本当?これじゃ、治療の意味が、ないかも……」
「いいんだよ、ジゼルちゃん……。お兄ちゃん、疲れたってのはうそだったけど、ジゼルちゃんのキスで、疲れもふっとんだから……。ああ、ジゼル……俺の、たった一人の妹、ジゼル……」
そういって、ヨハンはちょっと調子に乗って、ジゼルを持ちあげると、二人で笑いあってぐるぐると回転木馬のように回転した。
「キャハハ、」とジゼルがかわいらしく笑う。
「ジゼルちゃん、」と言って、回転をやめると、ヨハンはジゼルを地におろし、
「じゃあ今度は俺から」
と言って、ジゼルにキスをした。
「俺には、ジゼルちゃんみたいな、治療効果のあるキスなんてできないけど、でも、俺も、ジゼルちゃんのこと、大切に思ってるから……」
「お兄ちゃん……」
「お兄ちゃん、私、いつか素敵な人のところにお嫁にいくまでは、ずっと、お兄ちゃんと一緒にいるし、お兄ちゃんのこと、私も、大好きだから……。お兄ちゃん、ずっと私と一緒にいて……」
「ジゼルちゃん……」
そういって、二人の兄妹は再び抱き合った。夕日が暮れかかり、落ちるころ、二人は再び手をつなぎ、家に向かって、静かに歩き出した。
「そういやあ、ジゼルちゃん、俺、明日休みなんだよ。ジゼルちゃんも、日曜日は、朝のミサをのぞけば、教会学校はお休みだろ?お兄ちゃんとチェスやろうぜ、チェス!」
「うん、お兄ちゃん!」
「俺が勝ったらワンネスな」
「もう、お兄ちゃんったら!」そう言って、ジゼルがクスクス笑う。
「ジゼルちゃん、」と、ヨハンが空を見上げ、にっと笑う。
「夜は冷えるな……家まで、あと15分ぐらいかな……。お兄ちゃんの背広、着てな」
そういって、ヨハンがジャケットを脱ぐ。
「で、でも、お兄ちゃんが寒いよ!」
「いーの、ジゼルちゃん!俺はいいから……ほら、着ろよ」
そういって、ヨハンがジャケットをジゼルのワンピースドレスの上からかけてあげる。
「この前も風邪ひいてただろ?お兄ちゃん、心配したんだぞ」
「はぁい……」
しばらく歩いていると、
「あ、お兄ちゃん、ジャケットの肘のところ、穴空いてるよ」と、ジゼルが言うので、
(ああ、それはゴッドハンド・スプラッシュの時のか……)と、ヨハンは思ったのだが、
「ん?ああ、ちょっと今日ドンパチやったせいで、お兄ちゃんのジャケット、ちょっと傷んじゃったみたい!ははは……」
と、うまくごまかす。妹の前で、間違っても「ゴッドハンド・スプラッシュ」などとは言えない。
「じゃあ、私が帰って、縫ってあげる!」
「そう?ありがとうね、ジゼル」
そういって、兄妹は仲良く家路についた。
ヨハンが風呂をあびて出ると、ジゼルが夕食のカレーを作っていた。
二人の母が、ヨハンが7歳の時、去り際に残した形見、その青いペンダントを、二人は「失われた鎖」と呼んでいた。
なぜなら、司祭様から、「このペンダントはこう呼びなさい。君たちの母上様からのご通達です」と言われたからだ。
「ジゼルちゃん、悪いことは言わない、その失われた鎖の謎の問いかけには、もう答えるのは無理だと、お兄ちゃんは思うよ……。今日も、司祭様たちと、旅人を待っていたんだろう?」
「うん、お兄ちゃん……。だって、お母さまが私たちにたくしたものなのよ?絶対に解かなきゃ……。それに、お兄ちゃんも、あと少しで成人する年だもの」
時はイブハール歴4352年の春であった。ヨハンも、もうすぐ18歳、成人となる。
「ジゼルちゃん、俺は……」
と言いかけて、ジゼルと手をつなぎながらの帰り道、ヨハンが立ち止まる。
「俺はね、ジゼルちゃん。君が元気で、楽しそうに笑顔で過ごしてくれれば、それでいいんだ。失われた鎖にとらわれてばかりいたら、お兄ちゃんは、よくないと思うんだよ……」
「でも……」
「うん、そうだね、ジゼル……。でも、きっと、お母さまは、俺たちを見捨ててしまわれたんだよ……。その形見も、きっと、何かのおもちゃなんだ……」
失われた鎖は、大粒のサファイアのようなブルーのペンダントであったが、裏面にスイッチがあるのを確認していた。そのスイッチを押すと、失われた鎖から光が投影され、謎の問いかけが壁面などに照射される、という仕組みだ。
二人は、小さいころから、暗い部屋で、壁に光を投射して、謎の問いかけに答えようとした。しかし、あれから約10年、何の答えも見つからなかった。
「ジゼル……」そう言って、運河沿いの道を歩いて帰っているとき、ヨハンがふいにジゼルを抱きしめた。
「お、お兄ちゃん?」と言って、ジゼルが顔を赤くする。
「うん、しばらく、こうさせて……」と、ヨハンが顔をジゼルの肩にうずめる。
「お兄ちゃん……」ジゼルも、兄がなんだかんだ言って、大好きなのだ。ヨハンの抱擁を受け入れ、ジゼルも、兄をぎゅっと抱きしめた。
夕日がまぶしく二人を包み込む。通りを行き交う人たちも、特に二人には目をとめない。
「ジゼルちゃん、俺、今日も疲れちゃった……。ワンネス、してくれない?」
「うん、お兄ちゃん」ジゼルは、笑顔でにっこり微笑み、
「一なる状態」と言って、背伸びしてヨハンの口にキスをした。
「あ!」と、キスをし終えて、ジゼルが言った。
「お兄ちゃん、“智天使”を付けた方がよかった?お兄ちゃんが疲れたって、本当?これじゃ、治療の意味が、ないかも……」
「いいんだよ、ジゼルちゃん……。お兄ちゃん、疲れたってのはうそだったけど、ジゼルちゃんのキスで、疲れもふっとんだから……。ああ、ジゼル……俺の、たった一人の妹、ジゼル……」
そういって、ヨハンはちょっと調子に乗って、ジゼルを持ちあげると、二人で笑いあってぐるぐると回転木馬のように回転した。
「キャハハ、」とジゼルがかわいらしく笑う。
「ジゼルちゃん、」と言って、回転をやめると、ヨハンはジゼルを地におろし、
「じゃあ今度は俺から」
と言って、ジゼルにキスをした。
「俺には、ジゼルちゃんみたいな、治療効果のあるキスなんてできないけど、でも、俺も、ジゼルちゃんのこと、大切に思ってるから……」
「お兄ちゃん……」
「お兄ちゃん、私、いつか素敵な人のところにお嫁にいくまでは、ずっと、お兄ちゃんと一緒にいるし、お兄ちゃんのこと、私も、大好きだから……。お兄ちゃん、ずっと私と一緒にいて……」
「ジゼルちゃん……」
そういって、二人の兄妹は再び抱き合った。夕日が暮れかかり、落ちるころ、二人は再び手をつなぎ、家に向かって、静かに歩き出した。
「そういやあ、ジゼルちゃん、俺、明日休みなんだよ。ジゼルちゃんも、日曜日は、朝のミサをのぞけば、教会学校はお休みだろ?お兄ちゃんとチェスやろうぜ、チェス!」
「うん、お兄ちゃん!」
「俺が勝ったらワンネスな」
「もう、お兄ちゃんったら!」そう言って、ジゼルがクスクス笑う。
「ジゼルちゃん、」と、ヨハンが空を見上げ、にっと笑う。
「夜は冷えるな……家まで、あと15分ぐらいかな……。お兄ちゃんの背広、着てな」
そういって、ヨハンがジャケットを脱ぐ。
「で、でも、お兄ちゃんが寒いよ!」
「いーの、ジゼルちゃん!俺はいいから……ほら、着ろよ」
そういって、ヨハンがジャケットをジゼルのワンピースドレスの上からかけてあげる。
「この前も風邪ひいてただろ?お兄ちゃん、心配したんだぞ」
「はぁい……」
しばらく歩いていると、
「あ、お兄ちゃん、ジャケットの肘のところ、穴空いてるよ」と、ジゼルが言うので、
(ああ、それはゴッドハンド・スプラッシュの時のか……)と、ヨハンは思ったのだが、
「ん?ああ、ちょっと今日ドンパチやったせいで、お兄ちゃんのジャケット、ちょっと傷んじゃったみたい!ははは……」
と、うまくごまかす。妹の前で、間違っても「ゴッドハンド・スプラッシュ」などとは言えない。
「じゃあ、私が帰って、縫ってあげる!」
「そう?ありがとうね、ジゼル」
そういって、兄妹は仲良く家路についた。
ヨハンが風呂をあびて出ると、ジゼルが夕食のカレーを作っていた。
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