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第十二章 恐怖の町
恐怖の町 第十三節
しおりを挟む夜の空をさらに暗く閉ざす雨雲。それを切り裂くような雷が何度も空を走り、その度に町に蔓延する恐怖の光景があらわになる。
『WoOOoRooOO…』『KuIiIiIi…』
寄生体の大群が大通りを闊歩している。寄生された人々から生える名状しがたい触手が、その先端に怪しき紫色の明かりをうねらせた。
そして連合軍が駐屯していた郊外から最も近い町の城門は既に降ろされ、ボルガとドーネ、ランブレ達は辛うじて逃げ出た町の住民と騎士、警備隊とともに、奇声を上げながら町から出ようとする寄生体を押し留めていた。
「もっと板をもってこい!」
「わかってらあっ!急かすな!」
「急げ!急ぐんだ!傷ついた人々を後方へ!手の空いてる人はもっと資材を探して!そこらへんの小さな木を切り倒してもいい!」
「ちくしょ!なんなんだこいつら!?気色わりぃ触手なんか伸ばしやがってっ!」
「う、うわぁぁっ!ドーネ殿!上!」
顔を上げると、寄生体がまるで虫のように城壁に貼りついては越えてくる。
『RooRuOOoOo!』
「く、くそおぉぉっ!」
いまや町の至るところに火の煙が昇り、運河は朱色に染められる。寄生体に襲われたフネガメ達が鳴きながら逃げていき、人々の悲鳴が小さな街角から、閉じこもってた一家の家から、恋人たちが逃げ込んだ地下室から響き渡る。風光明媚だった観光地は、いまや恐怖の町と化していた。
まるで世の末を呈したような町の屋根に疾走する黒い風あり。ルルをシャツの胸元に収め、黒い双剣を手に構えながら駆けるウィルフレッドだ。
「ルルッ!この方向で間違いないなっ!?」
「キュキュッ!」
ルルが顔で示す方向に向けて、ウィルフレッドは走る。ただ走る。
(アルマ化して空を飛んだ方が早いかっ?いやだめだ、アルマ化は変異体との交戦まで温存しておかないと…っ)
(((ウィルさん)))
自分を呼ぶ明るいエリネの声が、いつも元気に溢れたエリネの笑顔が、ぎらぎらと胸が痛むほど闇の中に浮ぶ。
「…っ!」
剣を握る手に力が篭る。ギシリと歯が鳴る。彼女の気持ちへの返答が見つからなくとも、今すべきことはただ一つだけだ。
「君は…君だけは、絶対に死なせないっ!」
屋根を蹴り、水しぶきを立てながら次から次へと建物を飛び越え、黒い風はただ奔る。
『KroOooOo!』『WoAooOoo!』
触手を口などから伸ばした寄生体数匹と、宿主から離れて不気味に触手をうねらせる寄生体の成体が屋根へと登り、ウィルフレッドを襲う。
「邪魔だぁぁっ!!!」
ウィルフレッドが跳ぶ。飛び掛る寄生体たちの胴体に強烈な飛びけりとパンチが打ち込まれ、後続の寄生体もろともボロ雑巾のように吹き飛ばされる。
『KrOAAA!』
成人の大きさほど成長した寄生体成体が絡むように触手を伸ばし、
「かああっ!」
それを容赦なく胴体ごと四断するウィルフレッドの双剣の二閃。青い電光が爆ぜ、その残骸を焼いては泡沫に帰す。
『KUuEeeEe!』「キュウウッ!」
隙を突いて成体の触手がウィルフレッドの腕を絡む。だが。
「るああぁぁっ!」
ウィルフレッドが咆哮を挙げては、成体ごと大きく豪腕を振るって屋根へと叩き込んだ。
『kieEEe!?』「ああっ!」
もう片手の逆手持ちの剣が青く閃くと、屋根を削りながら成体を切り裂いた。
『KYAAAA!』
ドスンと、何体もの成体が融合して人の倍以上に膨らんだ寄生体が、醜悪な口をあけてはウィルフレッドの前に構える。
『WRoOoo…』
「次から次へと…っ!ルル、伏せろ!」
「キュッ!」
ウィルフレッドは止まらない。赤い異形の模様がその目に浮び、胸のクリスタルから青きエネルギーが血の如く体を巡る。双剣を前に構え、青の電光が轟く雷鳴と同時に全身をほとばしる。
「があああぁっ!」
怒涛の勢いで青槍と化したウィルフレッドが、雨の夜を貫いて巨大な寄生体成体の口目がけて突進し、瞬く間に寄生体を貫通した。
『KiiiIIiII!』
青の爆撃が屋根で散り、爆散した成体の肉片が散っては泡と化す。
『『GroOAAooA!』』
その衝撃で周りの寄生体と成体が大きく弾かれた。黒い風が青の電光をまとってはその場を飛び離れていく。
「無事かルルっ?」「キュッ!」
「どこに向かえばいいっ!?」「キュキュッ、キュツ!」
ルルが向いた方向にウィルフレッドは急転し、追いつこうとする寄生体たちを振り払うほどの速度で駆けていった。
******
「…あの変異体、もう追ってきてないようですね」
「うっ、うぅっ、えぅ…」
下水道の水路の側にある道を魔法で照らし、エリネは未だにすすり泣いてるミリィの手を引きながら進んでいた。
「…ミリィさん、少し休みます?」
「ぐす…ご、ごめんなさい…怖がってる暇なんてないのに、私、どうしても…っ」
ミリィの膝が崩れて座り込む。魔法の明かりが届かない下水道の奥は、あのおぞましい怪物の暗き口を思わせるようで、彼女はさらに震えだす。
エリネはそんなミリィを責めることはしなかった。先ほどの変異体はそれほどの恐ろしさを持ってるのを理解しているから。
「ううん、無理もないですよ。ミリィさんのせいではありませんから」
「エリーさん…」
エリネはどうミリィを励ますか考え込んだ。
「…ねえミリィさん。今の私はあまり周りの様子をしっかりと把握できないから、代わりに周りに目を配ってくれるととても助かりますよ」
「周りに、目を…?」
そういえば、今のエリネは補助具がないのをミリィは思い出す。
「うん、私のこと、助けてくださいます?」
エリネの言葉にミリィは少し戸惑うと、なんとか涙拭いてはゆっくりと立ち上がる。
「わ、わかりました…なんとか、がんばって、みます…」
「うん。お願いねミリィさん。とにかく外へと繋がる道を探しましょう」
互いを支えながら、二人は前へと進んでいく。
「で、でも…たとえ外に出たとしても…もしあの怪物が追っかけてきたら…」
「大丈夫、その時は私の仲間達がなんとかしてくれます。なんだって女神の巫女様がいますもの」
「えっ!?巫女様って…まさかラナ殿下っ?エリーさんラナ殿下の、連合軍の仲間だったのですかっ?」
やはり自国の皇女の、巫女の影響は大きかったか、驚きで不安が和らいだように見えたミリィに、エリネはもっと気楽させようと少し得意げに笑う。
「えっへん、そうですよ。月の巫女様のアイシャさんだっています。きっとなんとかなりますよ。ウィルさんだっていますし」
「ウィル、さん…?」
「うんっ、さっきルルを外へと出したのも、彼を連れてくるためです」
それは同じ笑顔でありながらも、ここまで見せてくれたどの笑顔とは違う悦びを含んだものだった。
「ウィルさん凄いんですよ。空をひとっ飛びできて、凄く力持ちなのにとても優しくて逞しい人なんですっ。彼ならきっとその怪物を倒してくれますっ」
一筋の迷いもない、確信を持った言葉。空を飛ぶ意味は理解できないが、ミリィは少女らしい敏感さでエリネのその確信の裏にある感情を感じ取り、反射的に彼女に問うた。
「…エリーさん、そのウィルさんという人のこと、好きなのですか?」
「え」
ふわりと、エリネの頬が赤く染められる。今日、自分に自問してきた問題。ウィルフレッドへの、この不思議な気持ちの正体。それはやはり、自分にとって彼は特別な存在だからこそのものだろうか。彼女はしばし考え込む。
「どう、でしょうか…正直、この気持ちが好き、というものなのかは、私は分かりませんけど…」
エリネが顔を上げる。
「あの人がいれば、例えこんな状況でもきっとなんとかしてくれるって気持ちは、確かにあると思います」
本人がそう言っても、その言葉を語る時のエリネの紅潮した顔と表情は、既に全てを語っているのだとミリィは思った。
「そう、ですか…きっととても素敵な方なんですね」
「うんっ。とても素敵な人なんですっ」
落ち着きを取り戻し、エリネにつられて微笑むミリィは、ふと目の前に現れた小さなドアへと続く階段に気づく。
「あっ、エリーさんっ、あそこ出口みたいですっ」
「本当ですかっ?」
二人は階段を上り、ミリィはドアにかけられたプレートを見た。
「見張り塔…間違いない。ここから地上に出られますっ」
「よかった!それじゃ早く行きましょうっ」
「ええ…っ!」
ドアを開き、二人は流れる水の勢いが段々と増していく下水道を後にした。
******
「はああああぁっ!」
『『WkeeEEeIIii!』』
布で口と鼻を覆っているラナは、自分とレクス、ミーナを包む結界で襲い掛かる寄生体を弾き飛ばすと、下水へと続く小さな建物の中へと一直線で駆け入った。
「レクス殿!」
「分かってるって!」
ミーナとともにレクスはすかさずドアを閉じて栓をする。次の瞬間、ドドンッと寄生体たちがドアを破るように体当たりしてきた。
『『『RorUooOoo!』』』
「そこのベンチをもってこい!ぐっ…」
「しっ!しっ!あっちいきなさいっ!」
三人が鉄製のドアを渾身の力で押し込み、体当たりの音が幾たびも響くと、程なくして寄生体たちは離れていった。
「…行ったようね」
「そのようだね。ふぅ~一時どうなるかと―」
『WRooRoooOo!』
「うわあっ!」「レクス殿!」
建物内の天井の暗がりでずっと張り付いて隠れてた寄生体成体がレクスを地面に押し倒し、寄生するようにその触手を絡ませる。
「レクス!」「うぐっ!この…っ!」
「はっ!」
ラナのエルドグラムの一刺しが横から寄生体成体を貫いては壁へと縫い付けた。紫色に光る血が黒い靄とともに飛散る。
『KyoOOooO!』
「――光炎!」
ぼうっ!と眩い光とともに成体が靄もろとも炎に包まれる。
『KIGIWUIIIIIiiii!』
高熱で悶える寄生体が激しくのた打ち回ると、やがて動かなくなっては沸騰したかのように泡立てて消滅していった。
「宿主から離れたのなら容赦はいらないわね」
エルドグラムを壁から引き抜き、血を振り払っては剣を収めるラナ。
「レクス殿、大丈夫?」
「けほっ、うん、助かったよ」
ミーナとラナに支えられて立ち上がるレクス。
「ふぅ、でも流石だよラナ様。こんなきしょい相手でも平常運転してるから」
「どうという事はないわ。タネが明かされればね」
ツンツンと自分が口につけてる布をつつくラナ。
「ウィルくんの言うとおり、例の物質は直接吸わなければ影響はないし、私やミーナ先生がかけた加護がドッペルゲンガーの魔素も防ぐ。そして剣や魔法で倒せる以上、所詮、人に寄生するそういう生き物なだけよ」
「ははっ、そうだと割り切れる人もそうそういないと思うけどね」
「無駄話するでない。二人とも、ここから地下に入れるぞ」
照明魔法をつけては、三人はミーナが開けた床の扉を潜り、何階かの階段を降りると下水道についた。
「やっぱり、外はあんなに雨が降ってるのに、ここの下水道は殆ど水がないね」
「放棄されてるから当たり前だけど、だからこそ身を隠すにはもってこいわね」
「…地図によると、例の貯水室はこっちか。何か出るかはわからない、気をつけるのだぞ」
「りょーかい」
ラナ達は何が起こっても対応できるよう剣を構えながら、暗き下水道の先へと進んでいく。奥へと進むたびに、ミーナの顔がしかめていく。
(やはり、下水道だと例のやつ…カガク物質だったか?が外よりも濃くなっているな。…それ以外にも、この感覚…。ジェラドの館からずっと感じてるこの違和感…これはいったい…)
「! 止まって!」
ラナの一声でレクスとミーナが足を止める。同じく異常を感じた二人が身構える。
『『『WrOooRoo…』』』
前方の暗闇から、多くの寄生体成体が不気味に触手をうねらせては姿を現す。
「うひゃーっ、こんなに地下にいてっ…。虫かなんなのかいっ!?」
「どうやらこの方向で間違いないわね。一気に突っ切るわよっ!」
「うむっ。後方にも注意しろ!挟み撃ちされる可能性もあるからな!」
「――光矢!」「――月極壁!」
「そらそらそら!」
『『『WrOooAAA!!!』』』
ラナが放つ火光の矢が道を開き、ミーナの結界の援護下で、レクス達は成体らを斬り捌きながら奥へと進んでいった。
******
「キュキュ!」
「あそこかっ?」
町の縁近くにある水路の底、さきほどルルが外へと置かれた場所にウィルフレッドはようやくたどり着いた。
「うおおっ!」
鉄格子をその膂力で易々と曲げ、飛び降りたルルとともに下水道の中へと入るウィルフレッド。
「エリー!エリー聞こえるか!聞こえたら返事をしてくれ!」
「キュキュキュッ!キュキュッ!」
ウィルフレッドはスキャン機能でエリネの移動の痕跡を探した。
(二人の足跡がある?エリー、他の誰かと一緒なのか?それにこの匂い…)
「キュキュキュッ!」
ルルもまた、エリネが残したその匂いを嗅いだかのように鳴いた。
(間違いない、この匂い。前にエリーにあげた香水だ…っ)
エリネがそれを肌身離さずもっていた事実に、彼の胸がさらに締め付けられる。
「追うぞルル!」「キュッ!」
匂いと足跡を頼りに、ウィルフレッドとルルは下水道の中を走る。
痕跡を追って下水道内を進むウィルフレッドとルルはしかし、ある交差点で足を止めてしまう。
「道が…っ」「キュ…ッ」
ドドドと下水の激流が道を遮っていたのだ。
「ルルッ」「キュッ!」
ルルを懐に入れ、ウィルフレッドは激流を貫くよう跳んでは向かい側の道に着地する。だがそれも意味がなかった。
「ここも…っ」
踵までの水が既にそちらの下水道に流れている。
「いま外の雨のせいか…っ」
再スキャンしても、既にエリネ達の移動の跡は下水によってかき消され、見つかることはできない。匂いも水道内で吹く風で散らされていた。
「キュウ…っ」
「く…っ、エリー!聞こえるかエリー!」
ウィルフレッドとルルは駆けながらエリネを探し続けた。だが思ったよりも複雑な下水道の構成と、段々と高くなる下水が捜索を妨げる。加えて一部構造が崩れており、追跡は困難を極めた。
(こんな時、サラがいてくれれば…っ!)
それでも彼は走った。万が一エリネがまだ下水にいたら、場所によっては溜まってくる下水で溺死する可能性もあるし、もしすでに寄生されていたのなら…。最悪の可能性を頭から振り払い、ウィルフレッドはただひたすら下水を駆けては、エリネの名前を呼び続けた。
「エリーーーッ!」
【続く】
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