上 下
34 / 37

エピローグ♡

しおりを挟む

 くちゅ……ちゅぱっ……。

「はぁ………はっぁん!」

 夜着の上から、アンジェリークの乳首を吸うキルスト。
 直にはまだ触ってくれないのに、夜着の効果から淫乱な身体にされていき、腰周りがもぞもぞ動いてしまうアンジェリーク。

「……アンジェ、愛してる。」

 夜着を脱がし、直に触れるその手は優しい。
 出会ってからも再会してからも、優しく触れてくれる。

「……キ……ルス……トさ……ま………。」
「…………そんなに蕩けた顔して可愛い。」

 蜜口にキルストの指が来ると、卑猥な音と更なる甘い声が室内に鳴り響き始めた。

 にちゅ…………くちゅ…………。

「あぁん…………やっ!………一緒………攻めちゃっ!」

 乳首と豆と蜜口の同時に攻めるキルストに、ビクビクと身体をくねらせるアンジェリーク。

「…………ああっ………はぁは………っん!!」

 声も淫靡な音色に変わってくると、キルストの指は増やされて、中に……。

「………分かる?指………何本入ってるか……。」

 胸から顔を離し、耳元で低く囁く声で聞くキルスト。

「………あぁっ………わ、か…………ない………ああん!!」

 耳の中にも舌先が入りわざと音を脳内にも響かせ、更にやらしい身体にさせていった。

「………3本入ってるよ、アンジェ。今から入るのはもっと太いから、慣らさないと……広げて、指で擦って、蜜をいっぱい出しておかないと、アンジェがツライだろうからね。」

 コリッ

「ああああああぁぁぁぁぁぁ!!!」

 ビクビクと、痙攣する蜜口は、キルストの指を締め付ける。
 キルストは指を抜き刺ししながら、壁伝いになぞると、アンジェリークの反応を楽しんだ。
 何処を擦れば、アンジェリークが気持ち良く淫乱な姿を見せてくれるのかを見ている。
 
 コリッ、コリッ。

「あぁん………だ、ダメッ……そこ…………んんん!!」
「アンジェ、可愛いく達してるね、とろとろだ。………そろそろ挿入るよ。」

 キルストは指を抜き、妖艶になったアンジェリークに見せて、煽るようにその指を舐める。

 ゾクッ……。

 アンジェリークは、その色っぽいキルストにゾクゾクと震えた。
 
(…………好き………キルスト様、好き。)
「…………はぁはぁ………。」
「やっと挿入れる………力抜いて……。」

 ぐちゅっ…………ぐりゅっ。

「!!!……………いっ……………やっ!ああっ!!!!」
「…………はぁ………挿入ったよ、アンジェ……大丈夫?」
「……………んっ。」

 力を抜かせようと、アンジェに甘いキスをするキルスト。
 痛みに涙を出したアンジェリークに、執拗に長く甘いキス。

「…………大丈夫?…。」
「………はい。」
「………アンジェの中、気持ちいいよ。中に子種注ぐからね。」
「………キルスト様、愛してますわ。」
「………アンジェ………ズルい……優しく出来なくなるっ!」

 ズルッ………パンッ!

「あっ!!」

 ズルッ………パンッ!

「!!………ああっ!!」

 キルストが少し抜いては、最奥に突くとそれに合わせて、声が漏れるアンジェリーク。
 キルストが抜く度に、アンジェリークの蜜口からは血と蜜が飛び出る。

「…………純血をありがとう、アンジェ。」
「…………ああああっ!!」

 激しい腰使いに、もう何も考える余裕のないアンジェリークは、キルストの腰使いに合わせて、腰も動かすように……。

「………出すよ……。」

 放出された瞬間、アンジェリークの中は締りキルストを離さない。
 ドクドクとアンジェリークの中で波打つ快感は、初めて味わう高揚感。
 放出が終わっても、まだアンジェリークの中で元気なキルスト。
 腕の中で妖艶に変貌した妻に、この元気を維持しなければ、と思ったのは言うまでもない。
 沢山の子種を注がれ、初めての幸福感を味わい抱き締めあった2人。

「………キルスト様………わたくし、こんなに幸せでいいのでしょうか……。」
「アンジェ、今以上に幸せになるんだよ。一緒に幸せになろう。」
「………はい。幸せになりましょう。」



End
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました

東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。 攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる! そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。

【R18】聖女のお役目【完結済】

ワシ蔵
恋愛
平凡なOLの加賀美紗香は、ある日入浴中に、突然異世界へ転移してしまう。 その国には、聖女が騎士たちに祝福を与えるという伝説があった。 紗香は、その聖女として召喚されたのだと言う。 祭壇に捧げられた聖女は、今日も騎士達に祝福を与える。 ※性描写有りは★マークです。 ※肉体的に複数と触れ合うため「逆ハーレム」タグをつけていますが、精神的にはほとんど1対1です。

【完結】お義父様と義弟の溺愛が凄すぎる件

百合蝶
恋愛
お母様の再婚でロバーニ・サクチュアリ伯爵の義娘になったアリサ(8歳)。 そこには2歳年下のアレク(6歳)がいた。 いつもツンツンしていて、愛想が悪いが(実話・・・アリサをーーー。) それに引き替え、ロバーニ義父様はとても、いや異常にアリサに構いたがる! いいんだけど触りすぎ。 お母様も呆れからの憎しみも・・・ 溺愛義父様とツンツンアレクに愛されるアリサ。 デビュタントからアリサを気になる、アイザック殿下が現れーーーーー。 アリサはの気持ちは・・・。

一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!

当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。 しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。 彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。 このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。 しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。 好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。 ※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*) ※他のサイトにも重複投稿しています。

【R-18】悪役令嬢ですが、罠に嵌まって張型つき木馬に跨がる事になりました!

臣桜
恋愛
悪役令嬢エトラは、王女と聖女とお茶会をしたあと、真っ白な空間にいた。 そこには張型のついた木馬があり『ご自由に跨がってください。絶頂すれば元の世界に戻れます』の文字が……。 ※ムーンライトノベルズ様にも重複投稿しています ※表紙はニジジャーニーで生成しました

【R18】散らされて

月島れいわ
恋愛
風邪を引いて寝ていた夜。 いきなり黒い袋を頭に被せられ四肢を拘束された。 抵抗する間もなく躰を開かされた鞠花。 絶望の果てに待っていたのは更なる絶望だった……

【R-18】逃げた転生ヒロインは辺境伯に溺愛される

吉川一巳
恋愛
気が付いたら男性向けエロゲ『王宮淫虐物語~鬼畜王子の後宮ハーレム~』のヒロインに転生していた。このままでは山賊に輪姦された後に、主人公のハーレム皇太子の寵姫にされてしまう。自分に散々な未来が待っていることを知った男爵令嬢レスリーは、どうにかシナリオから逃げ出すことに成功する。しかし、逃げ出した先で次期辺境伯のお兄さんに捕まってしまい……、というお話。ヒーローは白い結婚ですがお話の中で一度別の女性と結婚しますのでご注意下さい。

完結 チート悪女に転生したはずが絶倫XL騎士は私に夢中~自分が書いた小説に転生したのに独占されて溺愛に突入~

シェルビビ
恋愛
 男の人と付き合ったことがない私は自分の書いた18禁どすけべ小説の悪女イリナ・ペシャルティに転生した。8歳の頃に記憶を思い出して、小説世界に転生したチート悪女のはずが、ゴリラの神に愛されて前世と同じこいつおもしれえ女枠。私は誰よりも美人で可愛かったはずなのに皆から面白れぇ女扱いされている。  10年間のセックス自粛期間を終え18歳の時、初めて隊長メイベルに出会って何だかんだでセックスする。これからズッコンバッコンするはずが、メイベルにばっかり抱かれている。  一方メイベルは事情があるみたいだがイレナに夢中。  自分の小説世界なのにメイベルの婚約者のトリーチェは訳がありそうで。

処理中です...