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奪われていく好意
しおりを挟む「………ね………ぇ……ゴム……して……る?」
「あ?何だよ」
いつもと違う気がした女。以前と気持ち良さが違うと思い、女は男に聞いた。
「くっ!射精すぞ!」
「!………ま、待ってっ!か、確認し………んんっ!」
ズブズブとリズミカルのある律動が一瞬止まり、女に覆い被さり唇を塞ぐ男。拒否しようとする女の口煩く、都合の悪い言葉を聞きたくないし、相手をしたくないのだろう。
その瞬間、女の奥に感じた熱。ビュルビュルと吐き注がれていく感覚は避妊等してくれてはいなかったのだ。
「…………あぁ……やっぱ中出しサイコー」
「離れてよ!ヤダ!ゴム無しなんて!」
「煩ぇな!ピル飲めよ」
「持ってないわよ!」
「じゃ、買えよ」
ズルっと男が女から出ると、女のバックを漁り始めた。
「…………な、何してるの?」
「ガキなんか出来ちゃ困るからよ………ほら、解除しろよ」
「…………え?」
男は女のスマートフォンを持って来て、顔認証でロックを解除すると勝手に何やら操作を始めた。
「注文しておいてやった………数日後には届くから、ガキなんて作らねぇ様に気を付けろ」
「な、何言って………子供出来たら責任はアンタにもあるんだよ!」
「あ?俺、お前にガキ出来たら、知らぬ存ぜぬでサヨナラするぜ?身体の相性良いから勿体ねぇけどよ………とりあえず俺が持ってるピル渡しといてやるから飲んどけ」
「……………な……」
何と言う自分勝手な男だ、と思った女。
付き合っていたから、もし女が妊娠したら責任を取って結婚も視野に入れてくれると思っていたのに、男はそんな意志は無さそうで呆れるのと、突きつけられた衝撃でショックを受け、考えが纏まっていかない女。
「せっかくだからよ、ハメ撮りしようぜ」
男が持つスマートフォンは女の物だ。
思わず女は逃げるが、男に足首を捕まれ、引き戻されると同時に、スキンも勿論装着無く、女の中に戻った男。
「い、嫌ぁ!」
「煩ぇって!」
ぐちゅ、っと奏でた音は、女の蜜と男の白濁塗れの蜜壺。
「綺麗に撮ってやるよ……ピル飲んで俺の性欲処理の為に存在するんだよ、お前は………いいか?逃げたらこのハメ撮り、SNSに載せてやるからよ」
女のスマートフォンから、男のスマートフォンへ送る事等も、男はする筈で、女は男の持つ自身のスマートフォンを奪おうと手を伸ばすが、一度酔わされた女の身体は、直ぐに男の肉の塊の快感から逃れられず、その隙に体位を変えられ奪う事も出来ず、何度も女の中に吐き出された白濁迄、写真に撮られてしまった。
「俺から逃げたり、ガキ出来たら流すからな……また連絡するからよ」
男は満足そうに、自身のスマートフォンに写真を移行し終わると、女とアフターピルを置いて帰って行った。
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