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ぶちまけ!

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「アリシア、何だ?話って。」
「………え?カイル?」

 アリシアはカイルが来るとは思っておらず、いきなり現れて躊躇する。

「ルルーシュに…………いや、叔母上に怒られた………子供の事で……。」
「………だって………カイルまた隠し事してるもん。セルゲイが叔父様でルルーシュが叔母様だってのも黙ってたし。」
「…………まぁ、それは言わなくてもいい、かと………子供の事は言ったろ?まだ2で、て……駄目なのか?」
「…………私、ナターシャお姉様やラメイラお姉様、アニースお姉様の子供達と世代合わせたい!」
「…………何意地になってんだ……。」
「カイルだって意地張ってるじゃん!……何セシルに合わせようとしてんのよ!子供は授かり物でしょ!?もし、合わせて女の子だったら、て考え無い訳?いいわよ!じゃあ、先に女の子産んで見せるから!」
「違う!!………違うんだ……。」

 カイルは俯いて、手に握り拳を作る。
 アリシアは別の意味があると悟った。

「カイル?」
「………………正直に言うぞ………。」
「………う、うん。」
「…………兄上の事等、俺は知らん。勝手にやれ、て思ってる。」
「……………へ?………勝手にやれ?」

 拍子抜けと言う言葉が一番合うだろう、と言えば、アリシアはその顔をする。
 それはカイルから見ても阿呆顔だった。

「なんつ~、顔してんだ、阿呆。」
「だ、だって、セシルに気を使ってたんじゃ…………。」
「あぁ、子供を産み分けられるんならそうしてたかもな。」
「…………う、産み分け…………?」
「男か女を産み分ける方法。」
「そんな事出来るの!?」
「やれるなら、今だって避妊してねぇよ!女ばっか産むならな!でも10ヶ月は腹ん中で育てなきゃならねぇ………だから、如何でもいいや、て思ってるよ。」
「じゃ、じゃあ何で………?」
「………………………だから……。」

 カイルは追い詰められたように、ポソポソと話す。

「は?聞こえない。」
「……………。」

 既にカイルの顔は赤い。
 余程、照れ臭いのだろう。

「分かんないって!」
「だから、避妊具着けないでヤると、ハマリ過ぎて仕事に身が入らん!」
「…………は?」
「…………アリシアの身体が俺好みのドンピシャで、抱き潰すの分かりきってて、直ぐに子供作る自身があるぐらい、絶倫になりそうなんだよ!本心では、暫くは2人のその甘い時間欲しいのに、避妊具着けると、それが半減して、本心は避妊具ありでヤりたくない………けど、子供はまだ要らん!て………子供出来たら、アリシアを抱く時間が減るんだぞ!耐えれん!」
「………………。」
「妊娠しやすい時期があるかどうか俺は知らん。医者ではないしな……妊娠しにくい時期があるなら知りたいぐらいだ……。」

 本当に馬鹿らしくて、如何でもいいのでは、と思ってしまう。
 これから先、子供を産んでも成長すればいくらでも2人の時間はある気もするのだが……。

「分かった!………じゃあこうしない?カイル。」
「?」
「研究しよう!子供が出来やすい時期を!月のモノが毎月あるから、その時期を周期として、これから毎週、1日でいい!避妊具着けない日を決めよ!月のモノのある週は私も嫌だから、月3回!避妊具ナシ!その日はカイルが思うまま、抱き潰したっていいよ!我慢しないで欲しいもん…………それで妊娠したら2人だけの時間は諦めらめて………でも妊娠しやすい時期としにくい時期、分かると思うんだ!」
「…………阿呆だな、お前……避妊具着けない日を週1に決めたって、俺がそれに味占めるに決まってんだろ!どんだけ中に出したいと思ってるか分かるか!」
「……………分かんないよ…………分かんないけど、でもその日は抱き潰していいから………だって…………私もカイルの全部欲しいもん!いっぱい………いっぱいカイルに私を求めて欲しいもん!」
「…………たく、いつまでも真正面に来やがって…………。」

 カイルはアリシアの座るベンチの横に座る。

「…………今………持ってない……でも今めちゃくちゃお前を抱きたい……だからここで抱かせろ。」
「え!!昼間だよ!今!」
「だから如何した、研究するんだろ?朝昼晩1日使うんだろ?なら、今日1日避妊せず、抱き潰したって文句ない筈だ。」
「…………ここ………外……。」
「誰も来ない、多分ルルーシュが気を効かせ
てる。」

 カイルは座るアリシアを目の前に立たせ、ドレスの裾を捲った。
 見目を少しでも綺麗に見せたかったアリシアは、仕事をしていない時間はドレスに着替えていた。
 今もルルーシュと話をしたくて、庭に居たのである。

「…………ドレスの裾持ってろよ?今からココぐちゃぐちゃにほぐさなきゃならないからな。」
「本当にココでスルの?」
「勿論。その気にさせられたし。」

 アリシアの腰を支え、逃げられないようにしたカイルは、アリシアの胸を開放すると、蕾をいきなり啄む。

「んっ…………声………出ちゃ………。」
「声、出していいぜ?ここには誰も来ない。」
「わ、分かんない………じゃない……。」
「俺がそんな事させると思うか?アリシアの全てを独り占めしたいのに。」

 カイルの言葉は本当だろう。
 領主であるカイルの一言で、邸内の者は動く。
 アリシアはそのカイルの言葉を信用する。

「足…………開け。」
「…………う……ん。」

 アリシアもカイルの言葉を素直に応じた。
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