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5人目フェリクスとの婚約♡

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 結婚の儀を終えた1週間後、フェルドマンがフェリクスとの婚約の儀の日程を決めて、メリッサに話をしてきた。しかも子作りの真っ最中だ。

「んあっ………あっ………今……聞かされ……ても………」
「仕方ありませんよ、メリッサ………貴女は今は食事と睡眠以外、誰かと房事する必要がありますからね」

 今迄もそうだったのだが、更にその時間が増えたのだ。最低でも1週間に1回は生命力の部屋での房事に加え、それ以外は場所等関係ないのでは、と思うぐらい子作りの部屋だろうが、勉強部屋だろうが、バスルームだろうが夫達に貪られているのだ。今はオルサガに顔面騎乗位という恥ずかしい思いをしながら、カイエンに胸を弄られている。

「それで?婚約の儀はいつ?」
「早いですよ、フェルの希望もあり5日後です」
「は?私達の時は伸ばされたよね?」

 カイエンは婚約者候補となった後、かなり待たされた事と比べている。オルサガ等1年以上待たされたので、愛撫を止めてしまう。

「どういう事だ、フェルドマン」
「話は簡単ですよ……メリッサは結婚しましたしね、今迄は16歳になる迄、調教と開発が先でしたので、完成したメリッサを拒ませる必要等ありませんし」
「…………確かに、結婚の儀に合わせてたな……」
「いいですね、メリッサ……5日後は婚約の儀ですからね」
「…………どっちにしたって、房事するには変わらないじゃない……」
「えぇ、その日は生命力の部屋で6人一緒ですから、前日はよく寝て体力回復しましょうね」

 6代わる代わる、吐精されるのに何の変化があるのか、今迄も4人の男達に体力限界迄散々抱かれ回されているのに、1人増えたからって、とメリッサは思っていたが、メリッサは分からなかった。フェリクスの抱き方はまた4人とは違う事を。そして、フェリクスは結婚の儀の日以降、会いに来てはくれていない。忙しいのだろうとしか思っていなかった。

         ♡♡♡♡♡

「ふぅ………」
「如何した、メリッサ」

 メリベルや祖母達に身を清められたメリッサは溜息が漏れる。

「結婚の儀終わったばかりで、また婚約の儀……て必要あります?」
「…………まぁ、新たな夫になる者の紹介も兼ねているからな」
「………なるほど…………もう、私婚約者も夫も必要ないですからね、お母様」
「子が出来なかったら如何するんだ」
「5人で手一杯になりそうだから………その代わり子作り頑張りますので、打ち切りにして下さいね…………婚約の儀も結婚の儀も恥ずかしくて嫌なんだもん」
「……………そうか……まぁ、今はメリッサの意に沿おう……子が出来なかったら考えてくれよ?」
「…………分かりました」

 生命力の部屋のベッドには、4人の夫達と、新たな婚約者、幼馴染のフェリクスが待っていた。メリッサがベッドに上がると、フェリクスが手を差し伸べる。初めて見るフェリクスの裸体。学者であるのに運動はしているのか、引き締まった身体をしている。ゲルニカやオルサガ程ではないが。

「メリッサ」
「…………フェル……」

 抱き締められて、頭を撫でられるメリッサ。初めてフェリクスの温もりを感じる。頭を撫でられた事はあったが、抱き締められた事は無い。口へのキスは最後なので、フェリクスから耳へキスが贈られる。

「フェル、メリッサの後孔用の淫具を入れますよ」
「…………俺が入れても良いのか?」
「どうぞ」
「…………メリッサ、尻に入れるぞ」
「…………ん……」

 フェリクスは婚約の儀の手順を知ってるのか、フェルドマンから淫具を受取ると、メリッサの下着をずらして器用に背中から腕を回しゆっくり入れていく。使い方も知っている用で、フェリクスはメリッサの耳に愛撫しながら、手探りで出来る辺り、女を抱き慣れている様だった。

「……………もう濡れてるんだな、メリッサ」
「……い、言わ……ないで」

 尻孔に入った淫具を擦り、蜜口迄手を伸ばすフェリクス。にちゃにちゃと擦るが、ゆっくりゆっくりと、撫でられているだけでもどかしさで、うずうずさせられる。

「ゆっくり………嫌っ」
「そう?………せっかちな房事はつまらないぞ?」

 メリッサを方向転換させ、後ろからフェリクスが手を滑り込まし、脱がす事をせず、胸を揉みしだく。布上から蕾を勃たせ、首筋にキスや愛撫を繰り返すと足を開かせた。下着はまだそのままで濡れた蜜口からじわじわと布に染みを作る。

「………こんなにやらしい女になったんだなぁ………メリッサ」
「あぁっ………気持ち………いぃよぉ……」
「胸、気持ちいいだろ………直に触る?」
「う………ん……触って……」
「分かった………その前に……」

 メリッサの背中に当たっていたフェリクスの屹立が、下着の上から擦る様に蕾や蜜口に当てて押し付けられて、胸の蕾は直に触ってくるようになった。焦らし焦らしの手付きや愛撫はメリッサの蜜壺を疼かせ、自ら腰を動かしてしまう。

「ヌルヌル………」
「んっ………気持ち……い………から……」
「指がいいか?それども、もう挿入るか?」
「……………欲し………」
「分かった…………」
「んあぁっ………あっ………」

 下着はズラしだけで、後ろからゆっくり押し込まれ、焦らすだけ焦らし奥へもまだ到達せず、ギリギリ届かない。何故なら、奥迄到達しないように、フェリクスは自分の足で押し留めていたからだ。

「やだっ…………入口ばっかりっ…」
「まだ楽しみたい」

 入口をにゅぷにゅぷと擦るだけの杭にフェリクスの先が引っかかるように、逃したくなくなってしまう。

「あぁっ……イクッ…………コレ……イっちゃ………」
「こんなに開発されちゃって…………妬けるな……」

 胸と蕾の愛撫を止め、フェリクスはメリッサの下着を脱がし、腰を持ち上げるとうつ伏せにされ、後孔の淫具を抜き差ししながら、奥に進む。

「おっ………うあぁぁっ………ど、同時………やぁっ」
「2人の夫に前と後ろに入れて貰ってるんだろ?1人でも出来るんだぜ、メリッサ」

 擦られるタイミングが合っているのか、絶頂の波が小刻みにやって来る。

「序でに、も…………あぁ、イキっぱなし………俺、長いから頑張って耐えろよ」

 長い、と言うのは、サイズでは無い。時間の事だと知ったのは、フェリクスが吐精する迄の時間だと知ったのは、終わってからだった。
 
「…………はぁ……はぁ………んんっ……」

 キスを最後にされ、蜜口から大量の白濁が出た時は、意識が朦朧とし、メリッサが気が付いた時はもう終わっていた。 
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