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43 王とハクラシス
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王がハクラシスを騎士団に繋ぎとめていたい理由。
てっきり騎士団で影響力のある人物だから引き止められているだけなのかと思っていたが、これまでのことを考えるとどうも違うようだ。
本当にハクラシスに影響力があれば、王都に軟禁などされるはずなどなく、アーヴァルと同等の権力をもって自由に振る舞うことができるはずだ。
それなのに辞めることすらできず、がんじがらめになっている理由は一体なんなのか。
興味津々で姿勢を正すレイズンに、ハクラシスは苦笑した。
「……そうだな、あれはまだ王が少年で王太子になったばかりの頃だ。王太子殿下が何者かに拉致されて、森に打ち捨てられたことがあった」
それはハクラシスもまだ成人する前の話だ。
まだ前王の時代、現王が立太子したばかりの当時、王太子が拉致されるという重大な事件があった。
夜中寝ているところを何者かに拉致され、山に捨てられたのだという。
拉致した者は、山ならば何もしなくても転落死するか、獣に食われるかするだろうと思ったのだろう。
王太子は致命傷になるような傷を負わせられることなく、ほとんど無傷の状態で山に打ち捨てられた後、一人山を彷徨うことになった。
だが残念なことにその山は広大で、不慣れな子供一人で下山できるようなはずもなく、手の込んだ薄く美しい絹の寝衣などでは体を守ることなどできず、せっかく無傷だった体もいつの間にか傷だらけになっていた。
一晩中彷徨い歩き、上げ膳据え膳で育った王太子に山で食べ物を採ることなどできるはずもなく、満身創痍でただ迎えが来ることだけを祈っていた。
だが翌朝日が昇っても、また夜になろうとも捜索隊はやって来ない。人っこひとりいない山奥で、一人枯れ草を身に纏いながら絶望感に沈んでいた。
ここまで運良く獣に出くわすこともなかった王太子だったが、とうとう獣に襲われ、身をかばう剣すら持たない王太子が死を覚悟した時、偶然その獣を仕留め助け出したのがなんとハクラシスとその父親だったというのだ。
「俺の父は猟師で、俺も小さなうちから一緒に山に篭っては一緒に狩りをしてきた。その日もいつも通り山に入り、父と狩りをしていたのだが……」
「え! 猟師だったんですか!?」
「ああ。そうだ。あの小屋も元々は狩りをする時に使っていたものを、以前父から譲り受けたものだ」
なるほど、どうりで狩りについての知識が豊富な訳だ。小屋が簡素だった理由も納得がいく。
「あの日もいつものように狩場に入って、獲物を追っていた。あの時は小さな鹿か何かが熊にでも襲われているのかと思っていたのだが、まさか襲われているのが子供で、しかもそれが王太子とはな。名を聞いて父と驚いた」
王都では、忽然と姿を消した王太子に騒然となっていたらしい。
当然手がかりを頼りに山狩りなども行われていたが、実際どの山にいるのかすらも分からず、捜索は困難を極めていたようだ。
「今はアーヴァルも手放してはいるが、アーヴァル含め当時王位継承権を持つ者が王族には複数いた。その中の誰かを支持する者らによって、王太子は暗殺されかかった。拉致される以前も、毒を盛られたりと小さな事件は起きていたらしい。拉致られ山に捨てられ、誰にも頼れぬ状況で死ぬような目に遭った時、偶然助けた者が俺と父だった」
親も兄弟も頼れず、ましてや周囲にいる貴族など全てが敵といった状況で、少年は唯一の味方を手に入れた。
「……平民で貴族の繋がりなど皆無。その上、俺たちは金には執着がなかった。お礼にと積まれた金銀宝石を突き返した時、王太子から俺に王都へ来てくれと懇願された。その時は近衛の護衛騎士にと言われたが、さすがに出自の怪しい俺のような者がなれるはずもなく、結局は王立騎士団への入団となった」
この国では平民が騎士団への入団を希望する場合、その街の領主や貴族に金を積み、推薦をして貰うのが一般的だ。
それができない者は、一般の入団試験というものがあるのでそれを受けるのだが、いくら頑張ってもほとんどの場合が下位の歩兵止まりで、昇級はない。
しかし推薦があれば下位から上位へ昇級できるチャンスが与えられるどころか、才能があれば入団当初から良い部隊へ配属して貰えるのだ。
一般試験で入団したレイズンもアーヴァルの推薦があったから、復帰した時に上位の部隊に入隊できたという経緯がある。
おかげでみんなに妬まれ、関係を怪しまれたのだが。
「王太子は、王になってから殊更俺を贔屓するようになった。王族であるアーヴァルが騎士団長に就くと、俺をすぐに補佐官という役職に就かせ、何かあれば俺を呼び出した。……今から思えば、アーヴァルを監視するためだったのだろうな」
ハクラシスは小さく吐息し、遠くを見た。
「王はアーヴァル様と何かあったんですか?」
「……前の内乱でアーヴァルの家門といろいろあったらしい。それを考えるとそれ以前からアーヴァルの知らぬところで疑わしいことはあったのだろうな。それで余計に王は神経を尖らせている。奴は金も権力も十分持っているからな。大っぴらにはいえないが、やろうと思えばいつでも王の寝首をかくことができる。……もっとも奴にそんな気はさらさらないのだが」
「で、そんなアーヴァル様の手綱を握っているのが小隊長殿、というわけですか」
「王はそう思っているのだろうな。……俺が消えることで、アーヴァルを繋ぎ止める楔が外れてしまうことを恐れているようだ」
そこまで聞いて分かったことは、王とアーヴァルの確執にハクラシスが巻き込まれているということだ。
ならばこの二人がなんとか和解すれば、ハクラシスがここにいる理由はなくなるはず。
「小隊長殿から王に、アーヴァル様との和解を進言してみてはどうなんです?」
「素直に聞き入れてくれると思うか?」
まあ確かにそうではある。
何だか色々と拗らせているようで、素直に聞き入れられるとは思えない。
「——それに俺にはそんな発言権などない。俺の立場などそんなものだ」
「小隊長殿……」
自虐的なハクラシスの発言に、疎いレイズンも何となく悟った。
彼が騎士団内で影響力があるにもかかわらず、なぜこんなにも権力に押さえつけられているのか。
それはハクラシスが平民で、尚且つ王からの推薦での入団だったが故に、どれだけ忠義を尽くしても彼は王の手駒に過ぎず、どんな位を与えられても発言を許されているわけではないからだ。
どんなにハクラシスが頑張っても、公爵であるアーヴァルのように振る舞うことは許されないのだ。
ハクラシスはそこで話を止めると、レイズンを抱き寄せた。
「話は終わりだ。——ああ、こうしていると落ち着くな。やはり俺はお前がいい」
そう言いながら頬寄せ、唇を軽く押し当てた。
頬に走る少し伸びた髭の感触が愛おしい。
レイズンは耳元で疲れたようにふうと息を吐くハクラシスに絆されつつ、体をすり寄せた。
しみじみと感じ入っている中、先ほどのハクラシスの言葉を反芻し、ふと(あれ?)と引っかかるものを感じた。
(んん? ちょっと待て。今の何? やはり俺はお前がいいって?)
レイズンはガバッとハクラシスから体を離した。
「……小隊長殿、"やはり俺はお前がいい"っていう言い方、なんだか引っかかるんですけど。やはりって? 俺と会わない間に何かありました?」
「…………特に何もないが……」
ハクラシスの目がほんの少しだけ泳いだのを、レイズンは見逃さなかった。
「何かあったんですね!? あ、あー、もしかしてあの金髪の歩兵の人ですか!? 俺知ってるんですよ! 小隊長殿にお気に入りの団員がいるって!」
ハクラシスがルルー以外の誰かと何かあったとしたら、それはあの金髪の騎士くらいしか思い浮かばない。
もしや彼に迫られたりでもしたのではないかと、レイズンは焦って取り乱す。
「な、何を言っとるんだ……。——……ああ、もしかしてお前が言っているのは、あの方のことか」
最初はやや狼狽えたような表情を見せたハクラシスだったが、レイズンの言う人物に思い当たると、安堵した表情を見せた。
「お前が見た者の髪はこう、錆びたような色の金髪じゃなかったか? あの髪の色、お前も見たことがあるだろう」
「……へ」
確かになんだか馴染みのある髪色な気がしていたが、レイズンには思い出せない。
「……お前は本当にこの国のことに興味がないな。あれはこの国の王族特有の髪色だ。アーヴァルも同じ色をしているだろう」
「あ、……ああ!」
どうりで馴染みがあると思ったら、アーヴァルと同じ色だと言われてやっと気が付いた。
ではあの金髪が王族特有……ということは?
「彼はこの国の第二王子ルナーセル殿下だ」
「ひえっ」
レイズンは驚きのあまり小さく悲鳴をあげた。
まさかそんな方に嫉妬していたとは……! さすがに嫉妬する相手を間違え過ぎている。
「殿下と俺の間で何か起こるはずないだろう。何を勘違いしているんだ。親しくしていたのも、王陛下から面倒を見るよう頼まれていただけだ」
なるほど全てに合点がいった。
「へ……へへへ」
呆れたような表情のハクラシスに、レイズンは笑って誤魔化した。
てっきり騎士団で影響力のある人物だから引き止められているだけなのかと思っていたが、これまでのことを考えるとどうも違うようだ。
本当にハクラシスに影響力があれば、王都に軟禁などされるはずなどなく、アーヴァルと同等の権力をもって自由に振る舞うことができるはずだ。
それなのに辞めることすらできず、がんじがらめになっている理由は一体なんなのか。
興味津々で姿勢を正すレイズンに、ハクラシスは苦笑した。
「……そうだな、あれはまだ王が少年で王太子になったばかりの頃だ。王太子殿下が何者かに拉致されて、森に打ち捨てられたことがあった」
それはハクラシスもまだ成人する前の話だ。
まだ前王の時代、現王が立太子したばかりの当時、王太子が拉致されるという重大な事件があった。
夜中寝ているところを何者かに拉致され、山に捨てられたのだという。
拉致した者は、山ならば何もしなくても転落死するか、獣に食われるかするだろうと思ったのだろう。
王太子は致命傷になるような傷を負わせられることなく、ほとんど無傷の状態で山に打ち捨てられた後、一人山を彷徨うことになった。
だが残念なことにその山は広大で、不慣れな子供一人で下山できるようなはずもなく、手の込んだ薄く美しい絹の寝衣などでは体を守ることなどできず、せっかく無傷だった体もいつの間にか傷だらけになっていた。
一晩中彷徨い歩き、上げ膳据え膳で育った王太子に山で食べ物を採ることなどできるはずもなく、満身創痍でただ迎えが来ることだけを祈っていた。
だが翌朝日が昇っても、また夜になろうとも捜索隊はやって来ない。人っこひとりいない山奥で、一人枯れ草を身に纏いながら絶望感に沈んでいた。
ここまで運良く獣に出くわすこともなかった王太子だったが、とうとう獣に襲われ、身をかばう剣すら持たない王太子が死を覚悟した時、偶然その獣を仕留め助け出したのがなんとハクラシスとその父親だったというのだ。
「俺の父は猟師で、俺も小さなうちから一緒に山に篭っては一緒に狩りをしてきた。その日もいつも通り山に入り、父と狩りをしていたのだが……」
「え! 猟師だったんですか!?」
「ああ。そうだ。あの小屋も元々は狩りをする時に使っていたものを、以前父から譲り受けたものだ」
なるほど、どうりで狩りについての知識が豊富な訳だ。小屋が簡素だった理由も納得がいく。
「あの日もいつものように狩場に入って、獲物を追っていた。あの時は小さな鹿か何かが熊にでも襲われているのかと思っていたのだが、まさか襲われているのが子供で、しかもそれが王太子とはな。名を聞いて父と驚いた」
王都では、忽然と姿を消した王太子に騒然となっていたらしい。
当然手がかりを頼りに山狩りなども行われていたが、実際どの山にいるのかすらも分からず、捜索は困難を極めていたようだ。
「今はアーヴァルも手放してはいるが、アーヴァル含め当時王位継承権を持つ者が王族には複数いた。その中の誰かを支持する者らによって、王太子は暗殺されかかった。拉致される以前も、毒を盛られたりと小さな事件は起きていたらしい。拉致られ山に捨てられ、誰にも頼れぬ状況で死ぬような目に遭った時、偶然助けた者が俺と父だった」
親も兄弟も頼れず、ましてや周囲にいる貴族など全てが敵といった状況で、少年は唯一の味方を手に入れた。
「……平民で貴族の繋がりなど皆無。その上、俺たちは金には執着がなかった。お礼にと積まれた金銀宝石を突き返した時、王太子から俺に王都へ来てくれと懇願された。その時は近衛の護衛騎士にと言われたが、さすがに出自の怪しい俺のような者がなれるはずもなく、結局は王立騎士団への入団となった」
この国では平民が騎士団への入団を希望する場合、その街の領主や貴族に金を積み、推薦をして貰うのが一般的だ。
それができない者は、一般の入団試験というものがあるのでそれを受けるのだが、いくら頑張ってもほとんどの場合が下位の歩兵止まりで、昇級はない。
しかし推薦があれば下位から上位へ昇級できるチャンスが与えられるどころか、才能があれば入団当初から良い部隊へ配属して貰えるのだ。
一般試験で入団したレイズンもアーヴァルの推薦があったから、復帰した時に上位の部隊に入隊できたという経緯がある。
おかげでみんなに妬まれ、関係を怪しまれたのだが。
「王太子は、王になってから殊更俺を贔屓するようになった。王族であるアーヴァルが騎士団長に就くと、俺をすぐに補佐官という役職に就かせ、何かあれば俺を呼び出した。……今から思えば、アーヴァルを監視するためだったのだろうな」
ハクラシスは小さく吐息し、遠くを見た。
「王はアーヴァル様と何かあったんですか?」
「……前の内乱でアーヴァルの家門といろいろあったらしい。それを考えるとそれ以前からアーヴァルの知らぬところで疑わしいことはあったのだろうな。それで余計に王は神経を尖らせている。奴は金も権力も十分持っているからな。大っぴらにはいえないが、やろうと思えばいつでも王の寝首をかくことができる。……もっとも奴にそんな気はさらさらないのだが」
「で、そんなアーヴァル様の手綱を握っているのが小隊長殿、というわけですか」
「王はそう思っているのだろうな。……俺が消えることで、アーヴァルを繋ぎ止める楔が外れてしまうことを恐れているようだ」
そこまで聞いて分かったことは、王とアーヴァルの確執にハクラシスが巻き込まれているということだ。
ならばこの二人がなんとか和解すれば、ハクラシスがここにいる理由はなくなるはず。
「小隊長殿から王に、アーヴァル様との和解を進言してみてはどうなんです?」
「素直に聞き入れてくれると思うか?」
まあ確かにそうではある。
何だか色々と拗らせているようで、素直に聞き入れられるとは思えない。
「——それに俺にはそんな発言権などない。俺の立場などそんなものだ」
「小隊長殿……」
自虐的なハクラシスの発言に、疎いレイズンも何となく悟った。
彼が騎士団内で影響力があるにもかかわらず、なぜこんなにも権力に押さえつけられているのか。
それはハクラシスが平民で、尚且つ王からの推薦での入団だったが故に、どれだけ忠義を尽くしても彼は王の手駒に過ぎず、どんな位を与えられても発言を許されているわけではないからだ。
どんなにハクラシスが頑張っても、公爵であるアーヴァルのように振る舞うことは許されないのだ。
ハクラシスはそこで話を止めると、レイズンを抱き寄せた。
「話は終わりだ。——ああ、こうしていると落ち着くな。やはり俺はお前がいい」
そう言いながら頬寄せ、唇を軽く押し当てた。
頬に走る少し伸びた髭の感触が愛おしい。
レイズンは耳元で疲れたようにふうと息を吐くハクラシスに絆されつつ、体をすり寄せた。
しみじみと感じ入っている中、先ほどのハクラシスの言葉を反芻し、ふと(あれ?)と引っかかるものを感じた。
(んん? ちょっと待て。今の何? やはり俺はお前がいいって?)
レイズンはガバッとハクラシスから体を離した。
「……小隊長殿、"やはり俺はお前がいい"っていう言い方、なんだか引っかかるんですけど。やはりって? 俺と会わない間に何かありました?」
「…………特に何もないが……」
ハクラシスの目がほんの少しだけ泳いだのを、レイズンは見逃さなかった。
「何かあったんですね!? あ、あー、もしかしてあの金髪の歩兵の人ですか!? 俺知ってるんですよ! 小隊長殿にお気に入りの団員がいるって!」
ハクラシスがルルー以外の誰かと何かあったとしたら、それはあの金髪の騎士くらいしか思い浮かばない。
もしや彼に迫られたりでもしたのではないかと、レイズンは焦って取り乱す。
「な、何を言っとるんだ……。——……ああ、もしかしてお前が言っているのは、あの方のことか」
最初はやや狼狽えたような表情を見せたハクラシスだったが、レイズンの言う人物に思い当たると、安堵した表情を見せた。
「お前が見た者の髪はこう、錆びたような色の金髪じゃなかったか? あの髪の色、お前も見たことがあるだろう」
「……へ」
確かになんだか馴染みのある髪色な気がしていたが、レイズンには思い出せない。
「……お前は本当にこの国のことに興味がないな。あれはこの国の王族特有の髪色だ。アーヴァルも同じ色をしているだろう」
「あ、……ああ!」
どうりで馴染みがあると思ったら、アーヴァルと同じ色だと言われてやっと気が付いた。
ではあの金髪が王族特有……ということは?
「彼はこの国の第二王子ルナーセル殿下だ」
「ひえっ」
レイズンは驚きのあまり小さく悲鳴をあげた。
まさかそんな方に嫉妬していたとは……! さすがに嫉妬する相手を間違え過ぎている。
「殿下と俺の間で何か起こるはずないだろう。何を勘違いしているんだ。親しくしていたのも、王陛下から面倒を見るよう頼まれていただけだ」
なるほど全てに合点がいった。
「へ……へへへ」
呆れたような表情のハクラシスに、レイズンは笑って誤魔化した。
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