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第41話 酒場での腕相撲⁉ 猫耳メイド魔法使いの大勝負!
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広場での即興ショーを終えたリリカ、ステラ、セルフィ、レオンの四人は、街の夕闇の中を食事ができる店を探そうと歩き出した。賑やかな雰囲気の中、先ほどの自警団が四人に恐る恐る近づいてきた。彼らは整然とした動きで敬礼し、そのリーダーと思われる男性が一歩前に出て頭を下げた。
「セルフィ様。少しお時間をいただけますか?」
セルフィが警戒しながらその男性を見つめると、彼は中年の男性で筋骨隆々とした体格が印象的だった。
「私はこの町で警護所長を務めているオーエンと申します。ご提案がありまして…」
セルフィは少し眉をひそめながらも頷いた。
「提案とはなんだ!」
セルフィが厳しい口調で返すと、オーエンは緊張しながらも続けた。
「われわれ、この町に滞在中の猫耳メイド魔法使い様一行の警護をさせていただけないでしょうか?今日の一件で、お二人の存在が町に与える影響の大きさを感じました。ぜひ、町の安全のためにご協力いただければと」
セルフィはオーエンの申し出に驚きつつも、少し考え込んだ。
「人員は足りているんですか?」
セルフィはオーエンに厳しい口調で尋ねた。彼女はこのような状況でも冷静さを失わず、町の安全を第一に考えていた。
「は、はい…。増員はすでに完了しています…」
セルフィは冷静に考え込みながらも、少し厳しい表情を見せたが、隣にいたステラが穏やかに声をかけた。
「セルフィ、せっかくだしお願いしてもいいんじゃない?町の案内をしてくれるなら助かるし」
ステラの言葉にセルフィは一瞬戸惑ったが、ステラの提案に従うことにした。
「わかりました。ステラ様がそうおっしゃるなら。ですが、皆さん、失礼のないようにお願いしますよ!」
セルフィがすごむと、自警団の隊員たちは緊張しつつも敬意を持って応えた。
「はい!気をつけます!」
彼らにとって六光の騎士が一人、隠密のセルフィは正に雲のうえの存在で、小柄で美少女の彼女にファンも多かった。
セルフィの凛とした態度に自警団のメンバーも身を引き締めた様子だった。リリカはこの場の空気を和ませようと提案した。
「それじゃあ、私たちも一緒にご飯に行きませんか?警護の皆さんもぜひ付き合ってください!」
リリカの明るい提案に、オーエンをはじめ自警団のメンバーも戸惑いながらも微笑みを浮かべた。
「ですが…この時間だと、空いているのは夜の酒場しかありません。それでもよろしいでしょうか?」
オーエンが申し訳なさそうに言うと、セルフィは少し考え込んだが、リリカとステラが目を輝かせて頷いた。
「夜の酒場か…面白そうじゃない?行ってみようよ!」
「そうね、町の雰囲気を感じるにはぴったりかもしれないわ!」
リリカとステラの反応に、自警団も微笑みながら町で一番賑わう酒場へと向かうことになった。自警団のメンバーは私服に着替え、リラックスした雰囲気で4人を案内した。
到着した酒場は、大衆的で賑やかな雰囲気が漂っていた。入り口には色とりどりのランタンが吊るされており、中には音楽や笑い声が響いていた。そこにはごろつきも多く、時折ケンカが起こる場所でもあったが、リリカは興味津々の様子だった。
「わあ、なんだか面白そうな場所!」
リリカは目を輝かせて酒場の様子を見渡し、ステラも少し不安ながらもリリカの隣で様子を伺っていた。
「ちょっと騒がしいけど、まあ楽しそうね」
セルフィは冷静な表情で酒場の客を見渡していたが、オーエンがすぐに彼らを席へ案内した。席に着くと、リリカは突然立ち上がり、楽しげに提案した。
「ねえ、せっかくだし、私たちで誰が一番強いか腕相撲で勝負しない?」
その提案にステラは驚いたが、すぐに笑顔を浮かべて賛成した。
「面白そうじゃない!やってみましょう!」
セルフィも一瞬驚いたものの、リリカの提案を受け入れ、レオンも苦笑しながら腕をまくった。
「いいね、楽しそうだ。でも、手加減はしないよ」
リリカ、ステラ、セルフィ、そしてレオンの4人で腕相撲の勝負が始まった。周囲のごろつきたちもその様子に興味を持ち、次第に彼らの周りに集まり始めた。
「お嬢ちゃんたち、負けるなよ!」
「兄ちゃんも頑張れ!」
観客の声援が飛び交う中、まずはリリカとステラの対戦から始まった。リリカは力を込めてステラの腕を押し返そうとしたが、ステラは思いのほか強く、互角の勝負を繰り広げた。
「すごいわね、リリカ!でも、私だって負けない!」
「こっちこそ!」
二人の腕が互いに押し合い、ステラが少しずつ優勢になる瞬間、ステラは喉の渇きを感じてテーブルの上にあったグラスを手に取った。
「ちょっと一息…」
だが、それはお酒だった。ステラは気づかずに飲み干してしまい、すぐに顔が赤く染まっていった。
「ステラ、それお酒じゃない!?」
セルフィが驚いて叫んだが、ステラはすでに酔い始めていた。頬を赤らめ、うっとりとした表情で微笑むステラは、まったく普段の冷静な彼女とは違っていた。
「えへへ…なんだか、楽しくなってきた…」
ステラはそのまま腕相撲を続けようとしたが、力が入らず、リリカに簡単に負けてしまった。
「やった!勝ったわ!」
リリカが笑いながら喜ぶと、ステラは酔っ払ったまま拍手していた。
「リリカ、すごいねぇ~!もう一回やろうよ~!」
ステラが酔っ払っている間に、セルフィとレオンが対戦することになった。セルフィは小柄で見た目は華奢だが、その腕には鋭い力が秘められていた。
「お手柔らかにね、レオン」
セルフィが微笑んで言うと、レオンは余裕の笑みを浮かべた。
「もちろん、手加減はするけど…セルフィの本気も見たいからね!」
腕相撲が始まると、セルフィは驚異的なスピードでレオンの腕を押し返し始めた。レオンも負けじと力を込めたが、セルフィの腕は全く揺らがない。
「すごい…!セルフィ、こんなに強かったのか!」
周りの観客もその圧倒的な力に驚き、セルフィがレオンの腕をテーブルに叩きつけると、酒場全体が歓声に包まれた。
「やったわ!さあ次は誰!」
セルフィは酔っぱらって、誇らしげに笑いながら腕を振り、リリカとステラ、レオンが拍手を送った。
「さすがセルフィ、やっぱり六光の騎士の一人だけあるわね!」
「本当に強いんだね、セルフィ!」
セルフィは謙遜しつつも満足げに笑った。彼女がレオンに勝った事で、酒場全体がさらに盛り上がり、リリカをはじめ観客たちはセルフィに次々と挑戦したが、誰も彼女を倒すことはできなかった。
「もう私が優勝!」
セルフィが意気揚々と言うと、酒場の客たちは次々と挑戦者を送り出したが、誰も彼女を倒すことはできなかった。その圧倒的な強さに、酒場はますます熱気を帯び、リリカたちはその雰囲気を楽しんだ。
セルフィが酒乱でステラは下向だと知ったリリカとレオンであった。
こうして、セルフィは腕相撲の優勝者として君臨し、リリカたちは楽しい夜を過ごしたのだった。彼らの旅はますます賑やかになり、新たな仲間との絆を深めながら進んでいくのだった――。
「セルフィ様。少しお時間をいただけますか?」
セルフィが警戒しながらその男性を見つめると、彼は中年の男性で筋骨隆々とした体格が印象的だった。
「私はこの町で警護所長を務めているオーエンと申します。ご提案がありまして…」
セルフィは少し眉をひそめながらも頷いた。
「提案とはなんだ!」
セルフィが厳しい口調で返すと、オーエンは緊張しながらも続けた。
「われわれ、この町に滞在中の猫耳メイド魔法使い様一行の警護をさせていただけないでしょうか?今日の一件で、お二人の存在が町に与える影響の大きさを感じました。ぜひ、町の安全のためにご協力いただければと」
セルフィはオーエンの申し出に驚きつつも、少し考え込んだ。
「人員は足りているんですか?」
セルフィはオーエンに厳しい口調で尋ねた。彼女はこのような状況でも冷静さを失わず、町の安全を第一に考えていた。
「は、はい…。増員はすでに完了しています…」
セルフィは冷静に考え込みながらも、少し厳しい表情を見せたが、隣にいたステラが穏やかに声をかけた。
「セルフィ、せっかくだしお願いしてもいいんじゃない?町の案内をしてくれるなら助かるし」
ステラの言葉にセルフィは一瞬戸惑ったが、ステラの提案に従うことにした。
「わかりました。ステラ様がそうおっしゃるなら。ですが、皆さん、失礼のないようにお願いしますよ!」
セルフィがすごむと、自警団の隊員たちは緊張しつつも敬意を持って応えた。
「はい!気をつけます!」
彼らにとって六光の騎士が一人、隠密のセルフィは正に雲のうえの存在で、小柄で美少女の彼女にファンも多かった。
セルフィの凛とした態度に自警団のメンバーも身を引き締めた様子だった。リリカはこの場の空気を和ませようと提案した。
「それじゃあ、私たちも一緒にご飯に行きませんか?警護の皆さんもぜひ付き合ってください!」
リリカの明るい提案に、オーエンをはじめ自警団のメンバーも戸惑いながらも微笑みを浮かべた。
「ですが…この時間だと、空いているのは夜の酒場しかありません。それでもよろしいでしょうか?」
オーエンが申し訳なさそうに言うと、セルフィは少し考え込んだが、リリカとステラが目を輝かせて頷いた。
「夜の酒場か…面白そうじゃない?行ってみようよ!」
「そうね、町の雰囲気を感じるにはぴったりかもしれないわ!」
リリカとステラの反応に、自警団も微笑みながら町で一番賑わう酒場へと向かうことになった。自警団のメンバーは私服に着替え、リラックスした雰囲気で4人を案内した。
到着した酒場は、大衆的で賑やかな雰囲気が漂っていた。入り口には色とりどりのランタンが吊るされており、中には音楽や笑い声が響いていた。そこにはごろつきも多く、時折ケンカが起こる場所でもあったが、リリカは興味津々の様子だった。
「わあ、なんだか面白そうな場所!」
リリカは目を輝かせて酒場の様子を見渡し、ステラも少し不安ながらもリリカの隣で様子を伺っていた。
「ちょっと騒がしいけど、まあ楽しそうね」
セルフィは冷静な表情で酒場の客を見渡していたが、オーエンがすぐに彼らを席へ案内した。席に着くと、リリカは突然立ち上がり、楽しげに提案した。
「ねえ、せっかくだし、私たちで誰が一番強いか腕相撲で勝負しない?」
その提案にステラは驚いたが、すぐに笑顔を浮かべて賛成した。
「面白そうじゃない!やってみましょう!」
セルフィも一瞬驚いたものの、リリカの提案を受け入れ、レオンも苦笑しながら腕をまくった。
「いいね、楽しそうだ。でも、手加減はしないよ」
リリカ、ステラ、セルフィ、そしてレオンの4人で腕相撲の勝負が始まった。周囲のごろつきたちもその様子に興味を持ち、次第に彼らの周りに集まり始めた。
「お嬢ちゃんたち、負けるなよ!」
「兄ちゃんも頑張れ!」
観客の声援が飛び交う中、まずはリリカとステラの対戦から始まった。リリカは力を込めてステラの腕を押し返そうとしたが、ステラは思いのほか強く、互角の勝負を繰り広げた。
「すごいわね、リリカ!でも、私だって負けない!」
「こっちこそ!」
二人の腕が互いに押し合い、ステラが少しずつ優勢になる瞬間、ステラは喉の渇きを感じてテーブルの上にあったグラスを手に取った。
「ちょっと一息…」
だが、それはお酒だった。ステラは気づかずに飲み干してしまい、すぐに顔が赤く染まっていった。
「ステラ、それお酒じゃない!?」
セルフィが驚いて叫んだが、ステラはすでに酔い始めていた。頬を赤らめ、うっとりとした表情で微笑むステラは、まったく普段の冷静な彼女とは違っていた。
「えへへ…なんだか、楽しくなってきた…」
ステラはそのまま腕相撲を続けようとしたが、力が入らず、リリカに簡単に負けてしまった。
「やった!勝ったわ!」
リリカが笑いながら喜ぶと、ステラは酔っ払ったまま拍手していた。
「リリカ、すごいねぇ~!もう一回やろうよ~!」
ステラが酔っ払っている間に、セルフィとレオンが対戦することになった。セルフィは小柄で見た目は華奢だが、その腕には鋭い力が秘められていた。
「お手柔らかにね、レオン」
セルフィが微笑んで言うと、レオンは余裕の笑みを浮かべた。
「もちろん、手加減はするけど…セルフィの本気も見たいからね!」
腕相撲が始まると、セルフィは驚異的なスピードでレオンの腕を押し返し始めた。レオンも負けじと力を込めたが、セルフィの腕は全く揺らがない。
「すごい…!セルフィ、こんなに強かったのか!」
周りの観客もその圧倒的な力に驚き、セルフィがレオンの腕をテーブルに叩きつけると、酒場全体が歓声に包まれた。
「やったわ!さあ次は誰!」
セルフィは酔っぱらって、誇らしげに笑いながら腕を振り、リリカとステラ、レオンが拍手を送った。
「さすがセルフィ、やっぱり六光の騎士の一人だけあるわね!」
「本当に強いんだね、セルフィ!」
セルフィは謙遜しつつも満足げに笑った。彼女がレオンに勝った事で、酒場全体がさらに盛り上がり、リリカをはじめ観客たちはセルフィに次々と挑戦したが、誰も彼女を倒すことはできなかった。
「もう私が優勝!」
セルフィが意気揚々と言うと、酒場の客たちは次々と挑戦者を送り出したが、誰も彼女を倒すことはできなかった。その圧倒的な強さに、酒場はますます熱気を帯び、リリカたちはその雰囲気を楽しんだ。
セルフィが酒乱でステラは下向だと知ったリリカとレオンであった。
こうして、セルフィは腕相撲の優勝者として君臨し、リリカたちは楽しい夜を過ごしたのだった。彼らの旅はますます賑やかになり、新たな仲間との絆を深めながら進んでいくのだった――。
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