《完結》《2nd公開中！》10つの指輪 〜ジョーカー・ミアは指輪の力を使い無双する

四章

1000年後から

凄まじい爆発音が響いている。
私は鋼鉄の指輪で無意識に結晶で私を包んでいダメージは一切なかった。

「シュュウーー」
爆発の煙が舞い上がっているのか結晶に入っているのに音が響いている。

終わったか？
私が考え込んだ瞬間に結晶は解除され水になった。

「お兄ちゃん！」
お兄ちゃんの安堵が心配なり急いで駆けつけた。

「ア、アカネ？」
どうやらお兄ちゃんは無事らしい。
その代わりにアカネが形は保っていたがおそらく死にかけだろう……

「コウは死にました。ミア様、日狩様必ず世界を救ってください……」
そういいアカネは息を引き取った。

「俺の為に防御の精霊術を使ったんだ……」お兄ちゃんは頭を抱えながらため息をついていた。

私は辺り一帯を見たがインカ王国自体が爆破で跡形もなく消えていた。

「ミア！」
神宮寺が私を目がけて剣を持ち刺そうとしていた。

私は避ける気もなく思うがままに刺された。

「なんでミア」
「私がとお兄ちゃんが死ねば原初の血が途切れる世界は救われないけど私は死ぬよ」
「『インガル』」
「あーぁぁぁ」
お兄ちゃんは悲鳴を上げながら死んだ。

「ミアいや夏希」
「そう言う事だったんだな……」
私は転生者通り魔に刺されて別の世界で転生した。原初として……

「なんで言わなかったんだよ」
私の腹から次々と血が流れてくる。
「なんでだろう……」

「でも賢治！　これはあんたが始めた物語私はここで指輪を振り出しに戻す！　ジョーカー」
「わかった相棒「『リスタート』」
「これで賢治君も長く生きられる……」
「夏希！！！」

ジョーカー・ミアいや浜野夏希は神宮寺賢治に殺された。