《完結》《2nd公開中！》10つの指輪 〜ジョーカー・ミアは指輪の力を使い無双する

二章

帝国皇帝殺害2

皇帝イルグは俺に向かって銃を立て続けに発泡している。

「こんな武器じゃあ俺は殺せないぞイルグ」
「ああそのようだなだがこれはどうだ」

皇帝イルグが指を鳴らした瞬間もう一つの襖から大量の兵士が現れ皇帝イルグを囲んで守っている形になった。

さてこれは困ったな……
俺の最大の弱点は団体で攻めてくる事だ……
俺のスキルは単体の技がほとんどだ。

いや待てよこれは逆にチャンスじゃないか兵隊どもは皇帝を囲う形で守っている。
皇帝は真ん中にいると言うことは狙いは一点終わりだ皇帝イルグ！

「『ソードバレット』」
俺が一瞬で皇帝の真正面まで行き剣を振り下ろした。

「グチャピシャー」
鈍い音が聞こえ俺は任務を達成したと思ったが考えが甘かった皇帝の隣に居た兵士が自ら皇帝の盾になっていた。

いやそこで諦めるな後一歩だ！　
「『スラッシュ』」
俺が剣を強く握りしめ回転しながら皇帝の心臓を貫いた。

皇帝の体はグチャグチャになり大きな穴が空いていた。

兵士は沈黙が続き次第に拍手と歓声に満ち溢れていった。
どう言うことだと疑問に思ったがこの帝国は全部皇帝ご支配していたのだろう。

それによーく見たら兵士の一人一人に首輪が付けられていた。
この首輪のせいで皇帝の命令には絶対に従う呪いを掛けていたのだろう。

東の襖からジニーとミアが「いないよ先輩」ともう終わった事を言っている。

なので俺は「ミア！　ジニー皇帝はもう討伐したぞ！」と任務完了を言い渡した。

　　　　　　＊          ＊          ＊

「ここに本当に先生がいるの？」
私はピンク色のホテルに違和感を覚えた。

「ああ」
先輩が呆れたように言っている。
「ジニーとミアはここで待っていてくれ」
「は、はい」
私は先生がヤバい人だと改めてわかった。

「いてて」
「もう皇帝は殺したぞ」

ホテルの中から爆音が聞こえている。
ちょっとしたら先輩が先生を引っ張って連れ出した。

「それじゃあ帰るか！」
先生がいい私達は元の部に戻った。