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第二章

幕間:ジェライト君(アキラさん視点)

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ジェライト君の立ち会いの元、テオドール様に謝罪された。

あの時の言い表しようのない気持ち悪さがなくなっていて、憑き物が落ちたようなスッキリした顔をしていた。ジェライト君は、僕にはテオドール様に対して何をしたのか教えてくれなかったが、制裁する気満々だったナディール様が「もういい。これ以上やるのは可哀想だ」と言っていた。何をしたのかな、ジェライト君。まぁ、こうして生きているんだから殺人には手を染めなかったということだろう。一安心だ。

テオドール様も混ざり、みんなで一緒に夕飯を食べる。ナディール様が作った料理だと聞いてテオドール様は驚いていた。そりゃそうだ。今はもうナディール様が作るのが当たり前になっちゃってるけど、冷静に考えればナディール様は元王弟だし諜報部のトップに君臨し続けている、ある意味冷酷な人なのだ。僕に関わるテオドール様の犯罪も暴いている。

「アキラさん、テオドール様は、来週から我が家に住みますので。いろいろ、教えてさしあげてください。私もお手伝いしますから」

「え、そうなんですか。わかりました」

「この人バカだし体力もないし魔力も汚いから、俺が面倒見ることにしたの。父上のやろうとしてたことに対する謝罪もあって」

「ジ、…団長がやろうとしてたこと?あれ、そう言えば、今日来なかったな、団長室に。ルヴィアさん、団長、具合でも悪いんですか?今朝も見かけませんでしたが」

「アキラさん、ハルト様は一年間帰ってきません。セグレタリー国に行きました」

「え、何かあったんですか」

「テオドール様を魔物に喰わせようとしていたんです」

「え」

「ご自分はたくさんの方々に助けていただいたのに、恩人の息子さんであるテオドール様を亡き者にしようとするなんて。あまりにも度を超しているので、サヴィオン様にご相談したんです」

「そうだったんですか…」

「明日から団長は、またリッツさんです」

「顧問もメッチャ怒ってた。恩が云々は言わなかったけど、魔物に喰わせようとした理由が赦せないって。引退する気満々だったけど、一年は我慢できるって言ってた。アキラさん、またリッツさんとだけど、俺、毎日昼はご飯食べに行っていいよね。あと、指舐めるくらいはいいよね、頬も。耳も舐めたい」

「ダメだよね、ジェライト君」

テオドール様が帰った後、ジェライト君と部屋でのんびりする。

「アキラさん」

「なんだい、ジェライト君」

「アキラさんは、俺のこと好き?」

「ジェライト君?」

「好きかな」

「あのね、ジェライト君。僕はキミと結婚するって決めたんだよ。キライな人と結婚するの?」

「…そうだけど」

「何か不安なのかい」

「だって、俺が、」

「ジェライト君。僕、いい加減怒るよ」

「え、」

「僕、何度も言ってるよね。キミがしたこと、受け入れたよって。ジェライト君と生きて行くよって。一緒に死ぬって誓約魔法までかけたのに、キミは僕の心を疑うのかい」

「でも…でも、アキラさんの心を見ることはできないんだよ」

「ジェライト君、キミは時々3歳のジェライト君に戻ってしまうんだね」

僕はジェライト君をギュウッと抱き締めた。

「…アキラさん?」

「ジェライト君、僕が何をしたらキミは不安じゃなくなるの?たぶん、どんなことをしても無理だよね。だって、誓約魔法までかけたのに、僕がキミを好きかどうか疑うんだから」

「疑ってなんて、」

「ジェライト君。好きだよ」

「アキラさん」

「好きだよ、ジェライト君。キミが僕を逃がさないと言ったように、僕も覚悟は決めたんだよ。どこまでも一緒だ。絶対にキミをひとりにしない。ずっとずっと側にいるよ。大好きだよ、ジェライト君」

「アキラさん」

「ジェライト君、お風呂に入ろう、僕準備してくるから」

「アキラさん」

うちの大型わんこ君は、本当に飢えてるんだなぁ。僕なんかの愛情に。どうやってもダメなら、僕のジェライト君に対する愛情を示し続けるしかない。可愛いけど、僕の体力が持つだろうか。僕も体力つけるために訓練しないとダメかな。

お湯を入れながら部屋に戻り、「ジェライト君、おいで」

ジェライト君をソファに座らせる。跨がるように対面に座り、ジェライト君に口付ける。

チュッ、チュッ、と何度も音をたてて口づけ、ジェライト君がするように僕もくちびるをペロッと舐める。

「ア、アキラさん、」

「ジェライト君、好き」

首に腕を絡め、手のひらで頭を抱えこみ、ジェライト君に深く口づける。

「ジェライト君、舌出して。僕も舐めたい」

「アキラさん、」

「出して」

おずおずと舌を出すジェライト君。指でキュッと摘まんでやる。そのまま自分の舌を絡め、ジェライト君の舌を摘まんだ指で優しく撫でる。

「あ、アキラさん…っ」

「ジェライト君、勃ってるね。気持ちいい?」

「き、気持ちいい、アキラさん…っ」

「ジェライト君、抱っこして。お風呂行こう」

ジェライト君はグッと僕を抱き上げ立ち上がると、「アキラさん、もっと、キスして、ねぇ、もっと」と真っ赤な顔で僕を見る。

「ジェライト君、お風呂だよ。ね、入ろう」

「アキラさん、お願い、アキラさん、」

「お風呂でしよう、ね、少し我慢できるでしょ。我慢できたらジェライト君にご褒美あげるよ」

ジェライト君は浴室に駆け込むように歩いていくと、僕を降ろし激しく口づけてきた。

「ん、…っ、ジェライト君、ダメだよ、まだ、」

「アキラさん、お願い、意地悪しないで…っ」

「僕が脱がせてあげるね、僕の可愛いジェライト君を」

「…っ!!」

「あれ?出ちゃったの?ジェライト君、我慢してって言ったのに。ご褒美あげられないね、」

「やだ、ごめんなさい、アキラさん…っ。だって、キスでしょ、我慢してって、キスでしょ」

「そうだっけ」

「アキラさん…っ」

「ほら、脱ぐよ。ジェライト君、キレイな肌だね。僕だけの、キレイな肌。僕のジェライト君だってわかるようにシルシを付けてもいい?」

「だ、ダメ、アキラさん、訓練のあと、隊員皆で風呂に入るから…っ」

「なんで?見られたくないの?ジェライト君は、僕のものじゃないの?」

「だって…っ。アキラさんの跡、誰にも見せたくない…っ」

「じゃあ、見えないとこならいいね」

ジェライト君の下履きを下着ごと下げる。一度出したのに、ブルンッと屹立するジェライト君のモノに舌を這わせ、ねっとりと子種ごと舐める。先っぽには触れず、回りをはむはむしたり、チュッ、チュッ、と口づける。

「アキラさん、お願い、」

「どうしたの、ジェライト君」

「全部、口に…っ。含んでぇ、切ないよぉ」

「まだダメだよ、キレイにできてないもん」

「アキラさん、もういいから…っ」

「ダメ。ジェライト君、待てだよ」

僕はジェライト君のモノを優しく掴み、太ももの内側に口づけた。

「ねぇ、ジェライト君、」

「アキラさ、アキラさん…っ、もう、許して、ね、許して…っ」

「ここなら見えないよね、」

キュッと噛みつくと同時にジェライト君のカラダがビクッビクッと震え、ジェライト君のモノを掴む僕の手に温かい液体が流れ落ちる。

「ジェライト君、待てだよ、って言ったのに。二回目も出しちゃったの?」

「アキラさん…っ、もう、我慢できないよ、ねぇ…っ、アキラさんの口に入れて!お願い、アキラさん…っ、」

「ダメ」

「なんで、アキラさん…っ!」

「さっき僕の心を疑ったジェライト君にお仕置きだよ。我慢して」

「ごめんなさい、アキラさん、もう言わないから!ね、アキラさん、」

「だって、今まで何回も言ってるよね、ジェライト君。ウソつきだからダメ。可愛いけど、ダメだよ。反省して」

ジェライト君はしゃがんでいる僕を抱き上げると、また激しく口づけてきた。

そのまま僕の服を破るように乱暴に脱がせる。口づけたまま、自分の上も脱ぎ捨てると、洗い場で僕を四つん這いにさせ、アヌスに舌を這わせた。

「アキラさん、俺、もう我慢できない、ごめんなさい、もう言わないから…っ、アキラさん、好きっ、好きっ、アキラさん…っ、挿れたい…っ、ねぇ、いいでしょ、挿れていいでしょ、アキラさん…っ!!」

「は、あぁ、…っ、あっ、ジェライトくぅん…っ」

「気持ちいい?ねぇ、アキラさん…っ、ねぇ、アキラさん、挿れたい…っ!」

「ジェライト君…っ、今日、セックスしない日でしょ…っ、」

「やだ、ダメ、我慢できない、ねぇ、一回でいいから…っ、お願いだよ、アキラさん、ね、ごめんなさい、」

嗚咽が混じるジェライト君の声に僕の奥がキュウッとなる。わかってくれたかな、ジェライト君。

「ジェライト君、欲しい、ちょうだい、僕の中に挿れ…っ、あ、あぁ…っ!!」

「アキラさん…っ、気持ちいい…っ、アキラさんっ!!」

ジェライト君の激しい動きに早くも意識が飛びそうになる。

「僕も…っ、気持ちいい、ジェライトくん…っ!」


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