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式の間、ローラは一言も口をきかなかった。
花嫁衣装に包まれたローラの美しさに下半身が熱くなるのを感じながらも、カーティスは努めて紳士的に、
「ローリィ…美しい。いつにも増して美しいよ、僕の愛する人」
と囁いた。
ところが、カーティスに囁かれるといつもなら耳まで赤く染めるローラは、なんの反応も見せずにただ静かに立ち尽くしていた。
「…ローリィ?」
エスコートしようと手を出せば、今までのようにその愛らしい手を載せてくれる。しかし、愛しい彼女は、一向にカーティスを見なかった。その美しく澄んだ瞳は、ただ、ただ、前を向いていた。
誓いのキスをし、祝福の言葉を聞いても、ローラはただニコリと相手に微笑むだけで、ついぞ言葉を発することはなかった。
体調が悪いのかもしれない。
でも、今夜、ローラを自分のモノにしたい。
あまり無理をさせないように、自重しようと心に決め、湯浴みを済ませ新妻の待つ寝室に向かう。今夜が始まりだ。終わりではない。これから毎日毎晩、ローラを可愛がることができるのだから、焦るのはよそう。
イソイソと入った寝室に、ローラはポツンと座っていた。裸身が透けて見える夜着に、早くも自身が立ち上がるのを感じる。
花嫁衣装に包まれたローラの美しさに下半身が熱くなるのを感じながらも、カーティスは努めて紳士的に、
「ローリィ…美しい。いつにも増して美しいよ、僕の愛する人」
と囁いた。
ところが、カーティスに囁かれるといつもなら耳まで赤く染めるローラは、なんの反応も見せずにただ静かに立ち尽くしていた。
「…ローリィ?」
エスコートしようと手を出せば、今までのようにその愛らしい手を載せてくれる。しかし、愛しい彼女は、一向にカーティスを見なかった。その美しく澄んだ瞳は、ただ、ただ、前を向いていた。
誓いのキスをし、祝福の言葉を聞いても、ローラはただニコリと相手に微笑むだけで、ついぞ言葉を発することはなかった。
体調が悪いのかもしれない。
でも、今夜、ローラを自分のモノにしたい。
あまり無理をさせないように、自重しようと心に決め、湯浴みを済ませ新妻の待つ寝室に向かう。今夜が始まりだ。終わりではない。これから毎日毎晩、ローラを可愛がることができるのだから、焦るのはよそう。
イソイソと入った寝室に、ローラはポツンと座っていた。裸身が透けて見える夜着に、早くも自身が立ち上がるのを感じる。
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