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それぞれの道
ルーサー・ハルストーン5
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あれからもう、何時間過ぎたのだろう。
リュージュのモノを突き立てられ、激痛のあまり意識を失った俺を、リュージュはそのまま風呂場に運び水を容赦なく浴びせた。
「…げほっ」
「なに寝てんだよ、始まったばっかりだぞ。勝手に意識失ってんじゃねぇ」
ノロノロと視線を上げた先にあるリュージュの屹立には、血がついていた。あのデカイのを無理矢理突っ込まれたんだ、裂けるに決まってる。ペタリとついた尻がズクズクと痛む。
「ほら、来い。まったく、手間かけさせやがって」
そう言って、また髪の毛を掴み引き摺られ、ベッドの上で同じ姿勢を取らされた。
「いや、だ、」
「いやだ?そんなこと、おまえに言う権利があんのか?ほら、さっさとケツをあげろ」
あちこちが痛んで、その上リュージュの纏う冷たさが怖くて、抵抗もできない。そこにまた突き立てられ、激痛が走る。
「い、いた、い…っ」
「いてぇに決まってんだろ、慣らしもしてねぇんだから。そんな丁寧な真似、なんでしなくちゃならねぇんだ」
リュージュは冷たい声で吐き捨てるように言うと、「おら、もっと腰あげろ」と俺の尻を叩いた。あの優しく、柔らかく、温かなリュージュはどこにもいなかった。腰を掴まれ、奥の奥まで抉られ、頭に突き抜けるような痛みが走る。意識を失うとまた水をかけられ、引き摺られまた挿入れられる。リュージュが放つと、そのままモノを口に突っ込まれキレイになるまで舐めさせられ、大きくなってくると容赦なくまた喉を突かれる。
あんなに優しかったのは、なんだったんだろう。貫かれ、パンパンと肉がぶつかる音を聞きながらぼんやりとした頭で考える。俺を見下ろし、ただ機械的に腰を打ち付けるリュージュの瞳は驚くほど光がなかった。あんなに柔らかく、俺を見つめたあの漆黒は、いまやどす黒く何かが渦巻いているようだ。
父上は、「褒美」と言ってリュージュを連れてきたけど、これは俺を絶望に叩き落とすための計画だったのだろうか。処刑するような手間もかけたくないが、引っ込んだままで嫌がらせもできない俺を、油断させて、安心させて、リュージュ無しではいられない状態にしてから、俺を叩きのめすことにしたんだろうか。ただ殺すのは面白みがないから、こうやっていたぶって、楽しむことにしたんだろうか。…リュージュも、一緒に…?
まんまと罠にかかった俺は…。涙がボロボロ零れ始める。もう、俺は、リュージュがいない生活は考えられない。でも、こんなことをされ続けて生きて行きたくない。まだ、優しいリュージュが俺の中に残っているうちに、自分で終止符を打つべきだ。優しかったリュージュ。温かいリュージュ。俺を、孤独の底から拾い上げてくれたリュージュ。
揺さぶられながら舌を噛みきろうとしたとき、リュージュの指を口に突っ込まれた。死ぬのも許さないってことなのかと、情けなくて悔しくて涙が止まらない俺を、ズルリと屹立を抜いたリュージュがギュウッと抱き締めた。
「…ルーちゃん」
いつもの、優しいリュージュの声に嗚咽が洩れる。なんで。また、手懐けて、また絶望に落とす気なのか。
「ルーちゃん。自分がやろうとしたことが、どんなことだったかわかった?」
リュージュの言葉に驚いて顔をあげると、俺よりも確実に酷い顔でリュージュが泣いていた。
「さっき、舌を噛んで死のうとしたわね。間に合って良かったけど、ルーちゃんに死なれたらあたしはどうすればいいの!?…ねぇ、ルーちゃん、わかったよね。わかったでしょ、自分がどれだけ酷いこと…人間を貶める酷い手段を取ろうとしてたか、身を持ってわかったわよね!?もう、これでおしまいよ、あの時のバカなルーちゃんは、罰を受けてもう死んだの!やっちゃったことは消えないけど、もう、あたしが許すから、もう、次に進んでいいから!」
ギャンギャン目の前で泣くリュージュに呆気にとられる。痛いのは俺なのに、なんでおまえが泣くんだ、と思いつつ、リュージュの言葉に、これはリュージュなりの俺の禊なんだ、と思った。あの時、形ばかりは謝罪したけど、実際にアデレイドたちは売られたりしなかったけど、でも一歩間違えてたら、あの高貴な花たちは、本来なら触れることすら許されない下劣な輩に穢され、もしかしたらもう死んでいたかもしれない。
「わかった。リュージュ、ごめんな。こんなことさせて」
グズグズ泣き続けるリュージュは、俺のカラダを裏返すと、何かを呟いた。一瞬で、カラダの痛みが消え去る。
「ルーちゃん、ごめんね。ルーちゃん、あたしのこと嫌いにならないで…勝手なこと言ってるのはわかってるけど、嫌いになられたら死んじゃう」
俺が好きな前提なのかよ、と思ったが、確かにその通りだからそこはあえて口にするのはやめた。
「俺が悪かった」
「ルーちゃん、また不眠症みたいになってきて、アデレイドちゃんを見ても普通だったのにまたため息つくようになって、まさかアデレイドちゃんが好きになっちゃったの!?なんてギリギリしてたら、クローディアちゃんをこっそり隠れて見ながらニヤニヤしてるギルバートちゃんを見て、真っ青な顔して頭下げてるし、なんだかわからなくって…あたし、ずっと我慢してたのよ、ルーちゃんに触るの!お風呂入りながら可愛がりたいし、寝てるところも可愛いし、ごはん食べてるの見てるだけで幸せになるし、いっぱいいっぱい可愛がって、デロデロに甘やかしてから抱くつもりだったのに、ルーちゃんがおかしくなっちゃうから…」
うわーん、と声をあげて泣く大男のいろいろ突っ込みたくなる告白に、俺は笑うしかなかった。こんなに晴れ晴れと笑えたのはいつぶりだろう。
「リュージュ、ありがとな」
「…あたしこそ。ルーちゃんの処女けつまんこをいただいてありがとう」
まったく何言ってんだ、とまた声をあげて笑った。リュージュは不貞腐れた顔でグズグズ泣いていた。
「これから、アデレイドに謝ってくる。今更だけど、」
「ダメ!」
いきなりリュージュに抱き締められ、また間違えたのかと見上げると、物凄い真剣な顔で俺を睨み付けていた。
「ねぇ、ルーちゃん、アデレイドちゃんとやり直す気なの!?絶対ダメ、ルーちゃんはあたしのなんだから、絶対ダメ!…ルー、やり直しさせてくれ。もう絶対痛いことしない。酷いこともしない。ルーを抱きたい、抱かせてくれ。優しくする、ルー、頼む」
そう言うとリュージュは、俺のカラダを抱き込み、口づけた。舌を絡められ、濃厚に口づけられる。リュージュとのはじめてのキスに、頭が痺れたように気持ちよく、心がじんわりと温かくなる。
「…ん、ふぅ…っ」
「ルー、愛してる、ルー、俺のモノになってくれ…一生大事にするから…ルー、」
祈るように囁くリュージュに、もう俺はとっくにおまえのモノだと心の中で呟いた。
リュージュのモノを突き立てられ、激痛のあまり意識を失った俺を、リュージュはそのまま風呂場に運び水を容赦なく浴びせた。
「…げほっ」
「なに寝てんだよ、始まったばっかりだぞ。勝手に意識失ってんじゃねぇ」
ノロノロと視線を上げた先にあるリュージュの屹立には、血がついていた。あのデカイのを無理矢理突っ込まれたんだ、裂けるに決まってる。ペタリとついた尻がズクズクと痛む。
「ほら、来い。まったく、手間かけさせやがって」
そう言って、また髪の毛を掴み引き摺られ、ベッドの上で同じ姿勢を取らされた。
「いや、だ、」
「いやだ?そんなこと、おまえに言う権利があんのか?ほら、さっさとケツをあげろ」
あちこちが痛んで、その上リュージュの纏う冷たさが怖くて、抵抗もできない。そこにまた突き立てられ、激痛が走る。
「い、いた、い…っ」
「いてぇに決まってんだろ、慣らしもしてねぇんだから。そんな丁寧な真似、なんでしなくちゃならねぇんだ」
リュージュは冷たい声で吐き捨てるように言うと、「おら、もっと腰あげろ」と俺の尻を叩いた。あの優しく、柔らかく、温かなリュージュはどこにもいなかった。腰を掴まれ、奥の奥まで抉られ、頭に突き抜けるような痛みが走る。意識を失うとまた水をかけられ、引き摺られまた挿入れられる。リュージュが放つと、そのままモノを口に突っ込まれキレイになるまで舐めさせられ、大きくなってくると容赦なくまた喉を突かれる。
あんなに優しかったのは、なんだったんだろう。貫かれ、パンパンと肉がぶつかる音を聞きながらぼんやりとした頭で考える。俺を見下ろし、ただ機械的に腰を打ち付けるリュージュの瞳は驚くほど光がなかった。あんなに柔らかく、俺を見つめたあの漆黒は、いまやどす黒く何かが渦巻いているようだ。
父上は、「褒美」と言ってリュージュを連れてきたけど、これは俺を絶望に叩き落とすための計画だったのだろうか。処刑するような手間もかけたくないが、引っ込んだままで嫌がらせもできない俺を、油断させて、安心させて、リュージュ無しではいられない状態にしてから、俺を叩きのめすことにしたんだろうか。ただ殺すのは面白みがないから、こうやっていたぶって、楽しむことにしたんだろうか。…リュージュも、一緒に…?
まんまと罠にかかった俺は…。涙がボロボロ零れ始める。もう、俺は、リュージュがいない生活は考えられない。でも、こんなことをされ続けて生きて行きたくない。まだ、優しいリュージュが俺の中に残っているうちに、自分で終止符を打つべきだ。優しかったリュージュ。温かいリュージュ。俺を、孤独の底から拾い上げてくれたリュージュ。
揺さぶられながら舌を噛みきろうとしたとき、リュージュの指を口に突っ込まれた。死ぬのも許さないってことなのかと、情けなくて悔しくて涙が止まらない俺を、ズルリと屹立を抜いたリュージュがギュウッと抱き締めた。
「…ルーちゃん」
いつもの、優しいリュージュの声に嗚咽が洩れる。なんで。また、手懐けて、また絶望に落とす気なのか。
「ルーちゃん。自分がやろうとしたことが、どんなことだったかわかった?」
リュージュの言葉に驚いて顔をあげると、俺よりも確実に酷い顔でリュージュが泣いていた。
「さっき、舌を噛んで死のうとしたわね。間に合って良かったけど、ルーちゃんに死なれたらあたしはどうすればいいの!?…ねぇ、ルーちゃん、わかったよね。わかったでしょ、自分がどれだけ酷いこと…人間を貶める酷い手段を取ろうとしてたか、身を持ってわかったわよね!?もう、これでおしまいよ、あの時のバカなルーちゃんは、罰を受けてもう死んだの!やっちゃったことは消えないけど、もう、あたしが許すから、もう、次に進んでいいから!」
ギャンギャン目の前で泣くリュージュに呆気にとられる。痛いのは俺なのに、なんでおまえが泣くんだ、と思いつつ、リュージュの言葉に、これはリュージュなりの俺の禊なんだ、と思った。あの時、形ばかりは謝罪したけど、実際にアデレイドたちは売られたりしなかったけど、でも一歩間違えてたら、あの高貴な花たちは、本来なら触れることすら許されない下劣な輩に穢され、もしかしたらもう死んでいたかもしれない。
「わかった。リュージュ、ごめんな。こんなことさせて」
グズグズ泣き続けるリュージュは、俺のカラダを裏返すと、何かを呟いた。一瞬で、カラダの痛みが消え去る。
「ルーちゃん、ごめんね。ルーちゃん、あたしのこと嫌いにならないで…勝手なこと言ってるのはわかってるけど、嫌いになられたら死んじゃう」
俺が好きな前提なのかよ、と思ったが、確かにその通りだからそこはあえて口にするのはやめた。
「俺が悪かった」
「ルーちゃん、また不眠症みたいになってきて、アデレイドちゃんを見ても普通だったのにまたため息つくようになって、まさかアデレイドちゃんが好きになっちゃったの!?なんてギリギリしてたら、クローディアちゃんをこっそり隠れて見ながらニヤニヤしてるギルバートちゃんを見て、真っ青な顔して頭下げてるし、なんだかわからなくって…あたし、ずっと我慢してたのよ、ルーちゃんに触るの!お風呂入りながら可愛がりたいし、寝てるところも可愛いし、ごはん食べてるの見てるだけで幸せになるし、いっぱいいっぱい可愛がって、デロデロに甘やかしてから抱くつもりだったのに、ルーちゃんがおかしくなっちゃうから…」
うわーん、と声をあげて泣く大男のいろいろ突っ込みたくなる告白に、俺は笑うしかなかった。こんなに晴れ晴れと笑えたのはいつぶりだろう。
「リュージュ、ありがとな」
「…あたしこそ。ルーちゃんの処女けつまんこをいただいてありがとう」
まったく何言ってんだ、とまた声をあげて笑った。リュージュは不貞腐れた顔でグズグズ泣いていた。
「これから、アデレイドに謝ってくる。今更だけど、」
「ダメ!」
いきなりリュージュに抱き締められ、また間違えたのかと見上げると、物凄い真剣な顔で俺を睨み付けていた。
「ねぇ、ルーちゃん、アデレイドちゃんとやり直す気なの!?絶対ダメ、ルーちゃんはあたしのなんだから、絶対ダメ!…ルー、やり直しさせてくれ。もう絶対痛いことしない。酷いこともしない。ルーを抱きたい、抱かせてくれ。優しくする、ルー、頼む」
そう言うとリュージュは、俺のカラダを抱き込み、口づけた。舌を絡められ、濃厚に口づけられる。リュージュとのはじめてのキスに、頭が痺れたように気持ちよく、心がじんわりと温かくなる。
「…ん、ふぅ…っ」
「ルー、愛してる、ルー、俺のモノになってくれ…一生大事にするから…ルー、」
祈るように囁くリュージュに、もう俺はとっくにおまえのモノだと心の中で呟いた。
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