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第五章
前回の人生について話そう④
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はっと目を開けると、私はベッドの上だった。
「ヴィーちゃん、目が覚めた?良かったわぁ~」
「おばあ様…」
私の身体を起こすと、「どこか痛いところはない?ここは、城内の救護室よ。陛下が、休ませてやってくれと仰って」と言う。
「大丈夫です、どこも痛くありません」
おばあ様は苦笑いで私を見ると「ジークフリート様は、想像してた以上にぶっとんでるわね」と言った。
左手の薬指には先ほどの銀の輪が煌めいている。
「いま、陛下とアンジェリーナ様、サヴィオン様で説教中よ。ロレックスさんは…」
おばあ様は目を反らして言った。
「ジークフリート様を殺しかねないのでリッツに預けたわ」
まぁ、返り討ちにされちゃうでしょうけど、とさらりと恐ろしいことを言う。
そして、椅子を持ってくるとベッドの脇に腰かけて言った。
「ヴィーちゃん、どうする?」
質問の意図がわからずにおばあ様を見ると「さっきサヴィオン様が『どちらかが死なない限り解除できない』と言ってたでしょう?」
コクリと頷くと、「ヴィーちゃんがイヤなら、私が刺し違えてもいいのよ」と言った。
「刺し違える?」
「そう。ジークフリート様を殺して私も死ぬということよ」
そうすれば解除できるでしょう、と言うおばあ様は、明日の天気はどうかしら、というような気軽さだった。
「そ、それは」
「ヴィーちゃんがイヤなら、よ」
私がイヤなら。イヤというよりも、
「殿下は、」
「うん?」
「殿下は、前回の人生で私にしたことに負い目があって、だからこんなに私に執着してるだけなのでは、」
「ヴィーちゃん」
おばあ様は呆れたように私を見た。
「前回の人生の負い目は確かにあるかもしれないけど、それは、ヴィーちゃんを虐げてしまったという負い目でしょ?それだって、貴女のことが好きで好きで、カーディナルに連れてくるにはどうしたらいいか一生懸命考えてした結果でしょ?」
私の頭を撫でると、「ジークフリート様のヴィーちゃんに対する執着は物凄いわよ。本当に、ジークフリート様が死なない限りヴィーちゃん…逃げられないと思うわ」
すると「ルヴィ!」と声がして、殿下が現れた。続けて陛下、王妃陛下、サヴィオン様が「まだ終わってないぞ、ジーク!」と追いかけるように現れた。
「僕も入れてください」と、カイルセン様も現れる。
「よく、ヴィーちゃんが目覚めたのがわかりましたね、ジークフリート様」
とおばあ様が聞くと、
「ルヴィにかけた誓約魔法は、ルヴィに何かが起きたら俺が感知できるようにしているんです。覚醒してるか否かもわかります」
「この変態!」
「変質者!いや、犯罪者!」
王妃陛下に至っては、「本当にごめんなさい、ルヴィちゃん」と涙を流していた。
「こんな息子をこの世に産み出してしまった私の罪を償うために、ジークを始末するわ」と稲妻をバチバチさせる。
「あ、あの、王妃陛下、私は大丈夫です」
「大丈夫じゃないわよ!こんな変質者に捕まって、この先どうするの!」
自分の息子を変質者呼ばわりする王妃陛下に賛同するように陛下とサヴィオン様はウンウンと頷いている。おばあ様とカイルセン様は困ったように私たちを見ていた。
「私が、殿下を受け入れると言ってしまったことが原因ですから。…殿下」
「どうしたの、ルヴィ」
殿下はサッと消えたかと思うとベッドの上に現れ、私をまた横抱きにした。
「コラ!ジーク!いい加減にしろ!」
ワーワー騒ぐ3人を無視して、殿下は「ん?」と私を覗き込んだ。
「殿下、前回の人生に縛られる必要はないんですよ」
「…どういうこと?」
「私を死なせてしまったことを気にやんで、償いのために私と結婚しようとしてるなら…」
「ヴィーちゃん、ダメ!」
おばあ様が叫ぶのと同時に殿下から「へえ…」と低い声が漏れる。
びっくりして殿下を見ると、前回の時のような冷たい瞳で私を見ていた。
「ルヴィには、俺の気持ちがまったく伝わってないんだね。どうしてくれようかな?」
冷たい声で呟く殿下は、私をギュウッと抱き締めた。物凄い力で息ができない。
「で、」
「どうすれば、俺がルヴィを愛してることをわかってくれる?ねぇ、ルヴィ。ルヴィを殺して、俺も死ねばいい?」
そう言うと殿下は、私の首に噛みついた。
「…っ!」
あまりの痛みに声が出ない。
殿下は、噛みついた跡をザラリと舐め上げた。殿下の舌の感触に、カラダがビクリと反応する。
「前回は出来なかったけど…」
そう言って私を見て、殿下はうっすらと冷酷な笑みを見せた。
赤い瞳が爛々と光り、恐ろしいのに目が離せない。
「誰にも会わせないで、ベッドに縛り付けて。毎日可愛い声で啼かせて、ルヴィの中が俺の形になるまで、」
「カイルセンがいる前でなんてこと言ってんだ、おまえは!」
サヴィオン様が殿下をベッドから引きずりおろして羽交い締めにした。
「叔父上!離してください!」
「おまえ、重すぎるんだよ、愛情が!ルヴィア嬢に急に受け入れろったって、無理に決まってんだろ!!」
殿下はそれを聞くと、またボロボロ泣き出した。
「じゃあ、どうすればいいんですか!俺は、ルヴィを諦められない、俺を見てほしいんです!」
「だから、これから時間をかけてわかってもらえばいいだろ!」
私は、ベッドから降りて、殿下に近づいた。
「ルヴィちゃん、ダメよ変質者に近づいたりしたら!」
「そうだぞルヴィア嬢、危険だ!」
王妃陛下と陛下が叫ぶのが聞こえたが、私は殿下の前に立って殿下の頬にそっと触れた。
「殿下」
泣きながら私を見る殿下の瞳は、先ほどの獰猛な光はなくなり切なそうに歪んでいた。
「殿下、これから、殿下の気持ちを教えてください」
私が言うと、殿下の目が見開かれた。サヴィオン様が殿下を離すと、殿下の体が崩れ落ちる。
「大丈夫ですか?」
私もしゃがんで、殿下を抱き起こし、そのまま抱き締めた。
殿下の体が固まっているのを感じて顔を見ると、真っ赤になっていた。
「殿下」
「ルヴィ、…ごめん」
殿下は私の首を見て痛ましそうな顔をする。
「大丈夫ですよ。でも、もうやらないでくださいね、痛いので。
私も、殿下の気持ちを疑うようなことを言ってすみませんでした」
フルフルと首を横にふる殿下は、「ごめん、」と言って私の肩に顔を埋めた。
「殿下、私、前回の人生で本当に自信がない人間だったので…こんなふうになっているのが信じられないのです」
ハッと上げた殿下の顔は傷ついたように歪み、何かを言おうとしたがグッと飲み込み、黙って俯いた。
「私と殿下は婚約者候補といいながら、会話もなく、一緒に出掛けたこともありませんでしたね。
私は、殿下が何が好きなのか、どんなことをしたら楽しいのか、まったく知らないのです。
だから、これから時間をかけてお互いを知っていきませんか?
まずは、お友だちになりましょう」
殿下は、顔を上げると「おともだちはイヤだ」とまた泣きそうな顔になった。
「…どうすればいいのですか」
「ルヴィが、俺だけのものになってほしい」
「殿下、」
私は自分の左手を殿下の前にかざし、銀色の輪を指差した。
「この誓約魔法があるかぎり、殿下と、私と血縁関係のある男性しか私に触れることはできないんですよね?触れることはできても、痛い思いをするなら近寄らなくなるでしょう。
だったら、私は殿下だけのものだと考えることができるのでは?」
そう言うと、殿下は「…うん」と言って私をそっと抱き締め返した。
「ルヴィア嬢、いいのか、本当に」
「変質者なのよ?ここで成敗しても誰も文句言わないわよ」
「止められなかった俺が悪いんだが…ルヴィア嬢、誓約魔法を解除してもいいんだぞ、ジークを亡きものにして」
三人三様に言うのを「あっちに言ってください!」と睨み付ける殿下。
私と殿下を見て、「良かったですね、兄上!」とニコニコするカイルセン様。
おばあ様を見ると…おばあ様もなぜか嬉しそうだった。
「ヴィーちゃん、目が覚めた?良かったわぁ~」
「おばあ様…」
私の身体を起こすと、「どこか痛いところはない?ここは、城内の救護室よ。陛下が、休ませてやってくれと仰って」と言う。
「大丈夫です、どこも痛くありません」
おばあ様は苦笑いで私を見ると「ジークフリート様は、想像してた以上にぶっとんでるわね」と言った。
左手の薬指には先ほどの銀の輪が煌めいている。
「いま、陛下とアンジェリーナ様、サヴィオン様で説教中よ。ロレックスさんは…」
おばあ様は目を反らして言った。
「ジークフリート様を殺しかねないのでリッツに預けたわ」
まぁ、返り討ちにされちゃうでしょうけど、とさらりと恐ろしいことを言う。
そして、椅子を持ってくるとベッドの脇に腰かけて言った。
「ヴィーちゃん、どうする?」
質問の意図がわからずにおばあ様を見ると「さっきサヴィオン様が『どちらかが死なない限り解除できない』と言ってたでしょう?」
コクリと頷くと、「ヴィーちゃんがイヤなら、私が刺し違えてもいいのよ」と言った。
「刺し違える?」
「そう。ジークフリート様を殺して私も死ぬということよ」
そうすれば解除できるでしょう、と言うおばあ様は、明日の天気はどうかしら、というような気軽さだった。
「そ、それは」
「ヴィーちゃんがイヤなら、よ」
私がイヤなら。イヤというよりも、
「殿下は、」
「うん?」
「殿下は、前回の人生で私にしたことに負い目があって、だからこんなに私に執着してるだけなのでは、」
「ヴィーちゃん」
おばあ様は呆れたように私を見た。
「前回の人生の負い目は確かにあるかもしれないけど、それは、ヴィーちゃんを虐げてしまったという負い目でしょ?それだって、貴女のことが好きで好きで、カーディナルに連れてくるにはどうしたらいいか一生懸命考えてした結果でしょ?」
私の頭を撫でると、「ジークフリート様のヴィーちゃんに対する執着は物凄いわよ。本当に、ジークフリート様が死なない限りヴィーちゃん…逃げられないと思うわ」
すると「ルヴィ!」と声がして、殿下が現れた。続けて陛下、王妃陛下、サヴィオン様が「まだ終わってないぞ、ジーク!」と追いかけるように現れた。
「僕も入れてください」と、カイルセン様も現れる。
「よく、ヴィーちゃんが目覚めたのがわかりましたね、ジークフリート様」
とおばあ様が聞くと、
「ルヴィにかけた誓約魔法は、ルヴィに何かが起きたら俺が感知できるようにしているんです。覚醒してるか否かもわかります」
「この変態!」
「変質者!いや、犯罪者!」
王妃陛下に至っては、「本当にごめんなさい、ルヴィちゃん」と涙を流していた。
「こんな息子をこの世に産み出してしまった私の罪を償うために、ジークを始末するわ」と稲妻をバチバチさせる。
「あ、あの、王妃陛下、私は大丈夫です」
「大丈夫じゃないわよ!こんな変質者に捕まって、この先どうするの!」
自分の息子を変質者呼ばわりする王妃陛下に賛同するように陛下とサヴィオン様はウンウンと頷いている。おばあ様とカイルセン様は困ったように私たちを見ていた。
「私が、殿下を受け入れると言ってしまったことが原因ですから。…殿下」
「どうしたの、ルヴィ」
殿下はサッと消えたかと思うとベッドの上に現れ、私をまた横抱きにした。
「コラ!ジーク!いい加減にしろ!」
ワーワー騒ぐ3人を無視して、殿下は「ん?」と私を覗き込んだ。
「殿下、前回の人生に縛られる必要はないんですよ」
「…どういうこと?」
「私を死なせてしまったことを気にやんで、償いのために私と結婚しようとしてるなら…」
「ヴィーちゃん、ダメ!」
おばあ様が叫ぶのと同時に殿下から「へえ…」と低い声が漏れる。
びっくりして殿下を見ると、前回の時のような冷たい瞳で私を見ていた。
「ルヴィには、俺の気持ちがまったく伝わってないんだね。どうしてくれようかな?」
冷たい声で呟く殿下は、私をギュウッと抱き締めた。物凄い力で息ができない。
「で、」
「どうすれば、俺がルヴィを愛してることをわかってくれる?ねぇ、ルヴィ。ルヴィを殺して、俺も死ねばいい?」
そう言うと殿下は、私の首に噛みついた。
「…っ!」
あまりの痛みに声が出ない。
殿下は、噛みついた跡をザラリと舐め上げた。殿下の舌の感触に、カラダがビクリと反応する。
「前回は出来なかったけど…」
そう言って私を見て、殿下はうっすらと冷酷な笑みを見せた。
赤い瞳が爛々と光り、恐ろしいのに目が離せない。
「誰にも会わせないで、ベッドに縛り付けて。毎日可愛い声で啼かせて、ルヴィの中が俺の形になるまで、」
「カイルセンがいる前でなんてこと言ってんだ、おまえは!」
サヴィオン様が殿下をベッドから引きずりおろして羽交い締めにした。
「叔父上!離してください!」
「おまえ、重すぎるんだよ、愛情が!ルヴィア嬢に急に受け入れろったって、無理に決まってんだろ!!」
殿下はそれを聞くと、またボロボロ泣き出した。
「じゃあ、どうすればいいんですか!俺は、ルヴィを諦められない、俺を見てほしいんです!」
「だから、これから時間をかけてわかってもらえばいいだろ!」
私は、ベッドから降りて、殿下に近づいた。
「ルヴィちゃん、ダメよ変質者に近づいたりしたら!」
「そうだぞルヴィア嬢、危険だ!」
王妃陛下と陛下が叫ぶのが聞こえたが、私は殿下の前に立って殿下の頬にそっと触れた。
「殿下」
泣きながら私を見る殿下の瞳は、先ほどの獰猛な光はなくなり切なそうに歪んでいた。
「殿下、これから、殿下の気持ちを教えてください」
私が言うと、殿下の目が見開かれた。サヴィオン様が殿下を離すと、殿下の体が崩れ落ちる。
「大丈夫ですか?」
私もしゃがんで、殿下を抱き起こし、そのまま抱き締めた。
殿下の体が固まっているのを感じて顔を見ると、真っ赤になっていた。
「殿下」
「ルヴィ、…ごめん」
殿下は私の首を見て痛ましそうな顔をする。
「大丈夫ですよ。でも、もうやらないでくださいね、痛いので。
私も、殿下の気持ちを疑うようなことを言ってすみませんでした」
フルフルと首を横にふる殿下は、「ごめん、」と言って私の肩に顔を埋めた。
「殿下、私、前回の人生で本当に自信がない人間だったので…こんなふうになっているのが信じられないのです」
ハッと上げた殿下の顔は傷ついたように歪み、何かを言おうとしたがグッと飲み込み、黙って俯いた。
「私と殿下は婚約者候補といいながら、会話もなく、一緒に出掛けたこともありませんでしたね。
私は、殿下が何が好きなのか、どんなことをしたら楽しいのか、まったく知らないのです。
だから、これから時間をかけてお互いを知っていきませんか?
まずは、お友だちになりましょう」
殿下は、顔を上げると「おともだちはイヤだ」とまた泣きそうな顔になった。
「…どうすればいいのですか」
「ルヴィが、俺だけのものになってほしい」
「殿下、」
私は自分の左手を殿下の前にかざし、銀色の輪を指差した。
「この誓約魔法があるかぎり、殿下と、私と血縁関係のある男性しか私に触れることはできないんですよね?触れることはできても、痛い思いをするなら近寄らなくなるでしょう。
だったら、私は殿下だけのものだと考えることができるのでは?」
そう言うと、殿下は「…うん」と言って私をそっと抱き締め返した。
「ルヴィア嬢、いいのか、本当に」
「変質者なのよ?ここで成敗しても誰も文句言わないわよ」
「止められなかった俺が悪いんだが…ルヴィア嬢、誓約魔法を解除してもいいんだぞ、ジークを亡きものにして」
三人三様に言うのを「あっちに言ってください!」と睨み付ける殿下。
私と殿下を見て、「良かったですね、兄上!」とニコニコするカイルセン様。
おばあ様を見ると…おばあ様もなぜか嬉しそうだった。
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