もう一度、あなたと

蜜柑マル

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ソウリュウくんと、これからのことについて話し…たい…のに…すぐに流されてしまう僕のカラダは、どんどん作り替えられているようです

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「たくさん出たな、ハルチカ、…くぅ、なかの、うねりがすごい…気持ちいいんだな、ハルチカ…もうちょっと、がんばるんだぞ?」

「え…?…ひゃうっ」

またゆさゆさと腰を揺すられて、いま達したばかりのカラダをさらに上書きするように刺激されていく。

「あん、や、あうっ!ソウリュウく、や、むりぃっ」

「だ、いじょぶ、だ、ハルチカ、んっ!…いい子だ、な、がんばれ、ハルチカ、あー、…気持ちいい、ハルチカ、俺のハルチカ…」

ソウリュウくんの動きが激しくなり、なかに埋められたモノの重量がさらに増した。

「あっ、あっ、あっ、」

「ん…っ!出る…っ!ハルチカ、全部出すぞ、おまえのなかに…っ」

「あ、あーっ!」

どくん、と大きく脈打つのを感じ、ぼくのなか、奥の奥までソウリュウくんの体液が流れこんでくる。

挿入ったまま、ソウリュウくんは僕のカラダにあますところなく口づけていく。

「愛してる、ハルチカ。俺の大事な大事なハルチカ」

「ソウリュウくん…僕も、きみが好きだ」

ソウリュウくんを抱き締めると、胸が温かくなる。

「…幸せだ」

ポツリと呟くソウリュウくんに、僕もただただ頷いた。













裸で抱き合っていると、だんだんうつらうつらしてくる。…明日が土曜日でよかった。仕事の日なら間違いなく遅刻だ。

「ハルチカ、大丈夫か?寝よう、このままで、寝たい」

「ん…布団で、寝よう?」

「布団はどこにある?」

「二階…いこ、」

「ハルチカ、寒くないのか」

ソウリュウくんは、僕をバスタオルでくるむと抱き上げた。

「ヒーター、消す…」

「わかった」

廊下に出ると、途端にひんやりして覚醒する。二階まで抱き上げて連れていってくれるソウリュウくんを、下からそっと観察する。本当に、キレイな瞳だ。

「…ハルチカ、照れるからあまり見ないでくれ」

「好きだよ、ソウリュウくん」

「…ハルチカ?寝せないぞ?」

それは困るので口を閉じることにした。

部屋に入り、ソウリュウくんに立たせてもらう。寒いが我慢して布団をひくと、ソウリュウくんは僕をまた抱き締めてあたためるように布団に入ってくれた。

「ハルチカ、寒くないか?」

「さむい、けど、…大丈夫。ソウリュウくんがいるから」

僕の言葉をきいて、ソウリュウくんは嬉しそうに目を細めた。この顔がすごくすきだ。

「あのさ、ソウリュウくん」

「なんだ?」

「僕、さっきも言ったけど教師なんだ」

「うん?」

「いま、一年生の担任なんだ」

「…うん。俺が通った学園みたいなものだな」

「うん、たぶん。それでね。ソウリュウくんと一緒に、裏?のニッポンに行くけど、あと2年、待ってくれないかな」

「2年…」

「うん。あのね、僕の学校は三年間持ち上がりなんだよ。今の生徒たちを送り出すまで、それまではここにいたい」

ソウリュウくんは、僕の言葉を聞いてニコリとした。

「2年なんてあっという間だ。もちろんだ、ハルチカ、そうしよう。…2年経ったら、俺と一緒に裏のニッポンに行ってくれるか?」

「うん。連れて行って」

「…ハルチカ。ありがとう」

ソウリュウくんは、もう一度僕に口づけると、そのままギュウ、と抱き締めた。温かな心地よさに、いつしか僕は眠りについた。
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