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初対面で身元不詳なのにお風呂で不埒なことをされそうになっています
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「ふ…っ」
ソウリュウくんの口から洩れる吐息に、なぜか後孔がキュウッと疼く。なんでだ、僕はゲイじゃない…いや、だからと言って女性を欲することもなかったが、男性に惹かれた経験もない。
「ハルチカ、ハルチカの手、気持ちいい…もっと、もっと強く扱いてくれ、ハルチカ」
悩ましげな声にカラダが震えそうになる。なんで僕、こんな気持ちになってるんだ?相手はどこの誰かもわからない不審者もどきなのに!
でも、止めることができない。むしろ、もっと気持ちよくなってほしい、そんな感情が湧いてくる。
「う、うん、…あっ!」
僕の後孔に入っているソウリュウくんの指がカラダの中の何かに当たって、ビクビクッと背中が跳ねる。
「…ハルチカの気持ちいいところはここだな。たくさん擦ってやる」
中の指の動きが激しくなったと思ったら、圧迫感が増した。
「…ハルチカ、すごい。3本入ったぞ。ふふ、いいな、ハルチカ…いやらしくて、すごくいい。ああ、ハルチカの中、キュウキュウしめつけてくる…熱い…」
「ひ…っ、あ、ああん…っ」
また分身が精を吐き出す。聞いたことのない自分の声の甘さに、顔がカァッと熱くなる。こんな声、どこから!?
「ハルチカ、また達したんだな。可愛い、可愛い、ハルチカ、可愛い…」
ジュウッと舌を吸い上げられ、中も擦られ、苦しいのか気持ちいいのかなんだかわからないままひたすら涙が頬を伝う。
「ハルチカ、俺もイキたい。ね、お願い、イキたい…」
青い瞳が、爛々と僕を見つめている。その瞳に欲情が見え、僕はたまらなくなった。こんな僕を、欲しがってくれる人がいるなんて事実に。自分すら、大事に思っていない僕を。
「あ、いい、いい…っ。出る…っ、出る、ハルチカっ!」
ソウリュウくんの肉棒がぶわっと膨らんで弾けた。ものすごい量が、後から後から止まることなく吐き出される。若いって、すごい…いや、僕はこんなに出たことあっただろうか?
荒い息を整えるようにフーッと長く息を吐いたソウリュウくんは、僕を見てニッコリした。
「ハルチカ、匂いが濃くなってる…俺に発情してるんだな。嬉しい」
ちゅ、と重なる唇に、今更ながら恥ずかしくなった僕は、
「あ、の!お、お湯、汚れちゃったから…っ」
ソウリュウくんから離れようとしたが、とたんにクラリとなった。
「ハルチカ!…危ない、たくさん出したんだから」
「言うなぁ!」
「なぜだ?俺は嘘は言ってない。たくさん精を出したんだからカラダが疲れたんだ。それでなくてもハルチカは細い…」
そう言うと、ソウリュウくんは僕の腹を撫ぜ、不愉快そうに眉をしかめた。
「こんな薄い腹ではこどもを生めない。ハルチカが死んでしまうかもしれない。それはダメだ」
「僕は男なんだからこどもを生めるわけないだろ!」
「ハルチカは俺の番だから生める。心配するな」
心配はそこじゃない。
ソウリュウくんの口から洩れる吐息に、なぜか後孔がキュウッと疼く。なんでだ、僕はゲイじゃない…いや、だからと言って女性を欲することもなかったが、男性に惹かれた経験もない。
「ハルチカ、ハルチカの手、気持ちいい…もっと、もっと強く扱いてくれ、ハルチカ」
悩ましげな声にカラダが震えそうになる。なんで僕、こんな気持ちになってるんだ?相手はどこの誰かもわからない不審者もどきなのに!
でも、止めることができない。むしろ、もっと気持ちよくなってほしい、そんな感情が湧いてくる。
「う、うん、…あっ!」
僕の後孔に入っているソウリュウくんの指がカラダの中の何かに当たって、ビクビクッと背中が跳ねる。
「…ハルチカの気持ちいいところはここだな。たくさん擦ってやる」
中の指の動きが激しくなったと思ったら、圧迫感が増した。
「…ハルチカ、すごい。3本入ったぞ。ふふ、いいな、ハルチカ…いやらしくて、すごくいい。ああ、ハルチカの中、キュウキュウしめつけてくる…熱い…」
「ひ…っ、あ、ああん…っ」
また分身が精を吐き出す。聞いたことのない自分の声の甘さに、顔がカァッと熱くなる。こんな声、どこから!?
「ハルチカ、また達したんだな。可愛い、可愛い、ハルチカ、可愛い…」
ジュウッと舌を吸い上げられ、中も擦られ、苦しいのか気持ちいいのかなんだかわからないままひたすら涙が頬を伝う。
「ハルチカ、俺もイキたい。ね、お願い、イキたい…」
青い瞳が、爛々と僕を見つめている。その瞳に欲情が見え、僕はたまらなくなった。こんな僕を、欲しがってくれる人がいるなんて事実に。自分すら、大事に思っていない僕を。
「あ、いい、いい…っ。出る…っ、出る、ハルチカっ!」
ソウリュウくんの肉棒がぶわっと膨らんで弾けた。ものすごい量が、後から後から止まることなく吐き出される。若いって、すごい…いや、僕はこんなに出たことあっただろうか?
荒い息を整えるようにフーッと長く息を吐いたソウリュウくんは、僕を見てニッコリした。
「ハルチカ、匂いが濃くなってる…俺に発情してるんだな。嬉しい」
ちゅ、と重なる唇に、今更ながら恥ずかしくなった僕は、
「あ、の!お、お湯、汚れちゃったから…っ」
ソウリュウくんから離れようとしたが、とたんにクラリとなった。
「ハルチカ!…危ない、たくさん出したんだから」
「言うなぁ!」
「なぜだ?俺は嘘は言ってない。たくさん精を出したんだからカラダが疲れたんだ。それでなくてもハルチカは細い…」
そう言うと、ソウリュウくんは僕の腹を撫ぜ、不愉快そうに眉をしかめた。
「こんな薄い腹ではこどもを生めない。ハルチカが死んでしまうかもしれない。それはダメだ」
「僕は男なんだからこどもを生めるわけないだろ!」
「ハルチカは俺の番だから生める。心配するな」
心配はそこじゃない。
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