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第二章 光でも闇でもなく

ディランの独り言

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 特殊部屋で俺がひっくり返った時に、アレックスのやつ淡々と痺れの香のこと話していたけど。
 
 あいつ、あの時は落ち込んではいても、体は普通に動いてたよな。つまり、特殊部屋で力を抑制されていたとはいえ、自分に解毒の術をかけることはできていたって事。

 落ち込んでいて自分だけの世界だったからわからなくもないけど、その後見つけた香の火を消しておくとか、もしくは香自体に解毒か無毒を発動させるとかしておいてくれればよかったのに。

 まぁ、俺も自分だけ術にかけて、香の存在忘れてたからやってきたセステオが床に転がった訳だけど。

 しかもその後母上がやってきて
「あー、やっぱりバレたか。うちの息子には。」
とか言い出して、やっぱりお前かーい!と母上に文句を言いたくなったね。

 こういう機会に毎回実験するな!
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