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68.やっと帰ってきたけど街に入るのにも一悶着−1
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進化したからと言って、急に何が変わる訳じゃない。
カイト先輩だって勇者だけどカイト先輩のままだし(ムキムキなのは先輩が自分で身体を鍛えたからだ)、俺も俺のままだ。
でも少なくとも頑丈にはなったみたいで、リッドの馬並みのブツで腹の奥まで犯されたにも関わらずピンピンとしている。
ポーションだって必要ない。
もしかしたら、俺の絶対に無理だという思い込みと恐怖心さえ無くなったら、今の身体はリッドと繋がるのに何の障害もないんだろうか?
(え? それってどんな魔法なの?)
昨日は確かココまできていたよなと自分の腹を押さえる。
途端にキュウゥッと後ろが締まって顔が熱くなった。
(うえぇ、思い出しただけで身体が反応してんの? そんなにヨかったって事?)
いやヨかったけどさ。いつもいいんだけどさ。でもこんなのはなんだか俺じゃないみたいで困る。
半獣化した時の発情ともまた違う感じだ。
「ユウ、辛いのか? やはりポーションを飲んでおくか?」
「いらない。身体は絶好調」
「なら、呪いが解けなくてガッカリしたか?」
「ん? それはガッカリしたけど、あんたが慰めてくれたし……」
「可愛かったぞ」
「脂下がんなよ」
俺はぶっきら棒にそう言って赤くなる顔をリッドから隠した。
散々ヤダヤダ言って怖いって泣いて、リッドを引っ掻きもしたし叩いて噛みつきもした。
途中で淋しくなってリッドの指をしゃぶって、ふて寝してぐずって膝の上で暴れて、落ち着くまでコアラみたいに抱きかかえられもした。
相当な醜態を晒したけどリッドは全て受け止めて俺を包み込んでくれた。
後孔に入ったままのブツは一度も力を失わず、でもいつも温かいものが俺のナカにトロトロと流れ込んでいた。
焼けそうに熱くって激しい中出しも好きだけど、ずっとトロトロとお湯が流れ込んでくるようなアレも好き。
本当はあのまま朝が来てもずっと繋がっていたかった。
(って、バカか俺は。何を考えているんだ。早く次の呪いを解く方法を試さなくちゃいけないってのに)
いかんいかん、休暇も取ったんだから働くんだ。
俺は進化した事は取り敢えず忘れ、次の呪いを解く方法についてリッドに訊ねた。
「大悪魔の真実の名を見破り、効果を無効にする方法を聞いたって言ったな? それが本当なら、今度こそ解けそうな気がするけど……難しいのか?」
「難しいと言うよりも危険だな」
「危険?」
「一度倒した大悪魔を、再び喚び出さなくてはいけない」
「死霊召喚……」
「そうだ。喚び出したら名前を聞くことが出来るが、倒すのは一度目よりも大変だ」
(……マジかよ)
一度目だってあれだけ苦労したのに、更に大変だなんて言われたら喚び出せる訳がないじゃん。
「俺の記憶の為にそこまで出来ない」
「そうだな、普通に考えたら誰も協力してくれないだろう」
「だったら他に――」
「一つ考えがある」
「えっ?」
「お前が大悪魔の名前を突き止めたら、泉の妖精が呪いを解く方法を教えにやってくるよな?」
「そうだけど、あいつは格下の悪魔だって――」
「それでも誓約に縛られた魔物が身を捧げるんだ、上手く使えば役に立つんじゃないか?」
「う……利用? 出来なくは、ないかもしれないけど……」
なんかさぁ、そういうのってきったなくねぇ?
そりゃあ相手は魔物で悪魔で殺したり殺されたりの関係かもしれないけどさぁ。
「リッド、駄目。俺はそういうの嫌い」
「わかった。他の方法を考えよう」
リッドはあっさりと頷いて俺の意見を受け入れてくれた。
なんだかそれでホッとしてしまった。
「あ~、兎に角さぁ、一度、街に帰らねえ? ギルドに顔を出して、向こうの進展も聞きたいしギルマスに預けたカゲボウシがどうなってんのかも知りたいし」
「そうだな。子供の様子が気になるのは親として当然だ」
「いや子供じゃねえって」
俺はげんなりとしながらそう言ったが、もしかしたら今なら本当に子作りも出来るのかもしれない。
こんな状況だし、試そうって気にはならないけど。
「それじゃあちゃちゃっと転移するか」
「いや、歩いて行こう。身体が変わって、魔力以外にもごっそりと増えた気がするからな」
「増えた? 何が?」
「目に見えないもの」
「んんぅ?」
俺にはリッドが何を言っているのかわからない。
そりゃあこの世界で魔力が増えたら必然的に基礎体力とか身体能力も向上するんだけどさ。御守りもあるし。
「それともやはり身体が辛いんじゃ――」
「平気だって」
今なら山一つ分くらい走れそうだよ。
「ならゆっくりと行こう」
リッドに誘われて俺はピクニック気分で未舗装の道を歩き、魔物に襲われる事もなく街まで着いてしまった。
カイト先輩だって勇者だけどカイト先輩のままだし(ムキムキなのは先輩が自分で身体を鍛えたからだ)、俺も俺のままだ。
でも少なくとも頑丈にはなったみたいで、リッドの馬並みのブツで腹の奥まで犯されたにも関わらずピンピンとしている。
ポーションだって必要ない。
もしかしたら、俺の絶対に無理だという思い込みと恐怖心さえ無くなったら、今の身体はリッドと繋がるのに何の障害もないんだろうか?
(え? それってどんな魔法なの?)
昨日は確かココまできていたよなと自分の腹を押さえる。
途端にキュウゥッと後ろが締まって顔が熱くなった。
(うえぇ、思い出しただけで身体が反応してんの? そんなにヨかったって事?)
いやヨかったけどさ。いつもいいんだけどさ。でもこんなのはなんだか俺じゃないみたいで困る。
半獣化した時の発情ともまた違う感じだ。
「ユウ、辛いのか? やはりポーションを飲んでおくか?」
「いらない。身体は絶好調」
「なら、呪いが解けなくてガッカリしたか?」
「ん? それはガッカリしたけど、あんたが慰めてくれたし……」
「可愛かったぞ」
「脂下がんなよ」
俺はぶっきら棒にそう言って赤くなる顔をリッドから隠した。
散々ヤダヤダ言って怖いって泣いて、リッドを引っ掻きもしたし叩いて噛みつきもした。
途中で淋しくなってリッドの指をしゃぶって、ふて寝してぐずって膝の上で暴れて、落ち着くまでコアラみたいに抱きかかえられもした。
相当な醜態を晒したけどリッドは全て受け止めて俺を包み込んでくれた。
後孔に入ったままのブツは一度も力を失わず、でもいつも温かいものが俺のナカにトロトロと流れ込んでいた。
焼けそうに熱くって激しい中出しも好きだけど、ずっとトロトロとお湯が流れ込んでくるようなアレも好き。
本当はあのまま朝が来てもずっと繋がっていたかった。
(って、バカか俺は。何を考えているんだ。早く次の呪いを解く方法を試さなくちゃいけないってのに)
いかんいかん、休暇も取ったんだから働くんだ。
俺は進化した事は取り敢えず忘れ、次の呪いを解く方法についてリッドに訊ねた。
「大悪魔の真実の名を見破り、効果を無効にする方法を聞いたって言ったな? それが本当なら、今度こそ解けそうな気がするけど……難しいのか?」
「難しいと言うよりも危険だな」
「危険?」
「一度倒した大悪魔を、再び喚び出さなくてはいけない」
「死霊召喚……」
「そうだ。喚び出したら名前を聞くことが出来るが、倒すのは一度目よりも大変だ」
(……マジかよ)
一度目だってあれだけ苦労したのに、更に大変だなんて言われたら喚び出せる訳がないじゃん。
「俺の記憶の為にそこまで出来ない」
「そうだな、普通に考えたら誰も協力してくれないだろう」
「だったら他に――」
「一つ考えがある」
「えっ?」
「お前が大悪魔の名前を突き止めたら、泉の妖精が呪いを解く方法を教えにやってくるよな?」
「そうだけど、あいつは格下の悪魔だって――」
「それでも誓約に縛られた魔物が身を捧げるんだ、上手く使えば役に立つんじゃないか?」
「う……利用? 出来なくは、ないかもしれないけど……」
なんかさぁ、そういうのってきったなくねぇ?
そりゃあ相手は魔物で悪魔で殺したり殺されたりの関係かもしれないけどさぁ。
「リッド、駄目。俺はそういうの嫌い」
「わかった。他の方法を考えよう」
リッドはあっさりと頷いて俺の意見を受け入れてくれた。
なんだかそれでホッとしてしまった。
「あ~、兎に角さぁ、一度、街に帰らねえ? ギルドに顔を出して、向こうの進展も聞きたいしギルマスに預けたカゲボウシがどうなってんのかも知りたいし」
「そうだな。子供の様子が気になるのは親として当然だ」
「いや子供じゃねえって」
俺はげんなりとしながらそう言ったが、もしかしたら今なら本当に子作りも出来るのかもしれない。
こんな状況だし、試そうって気にはならないけど。
「それじゃあちゃちゃっと転移するか」
「いや、歩いて行こう。身体が変わって、魔力以外にもごっそりと増えた気がするからな」
「増えた? 何が?」
「目に見えないもの」
「んんぅ?」
俺にはリッドが何を言っているのかわからない。
そりゃあこの世界で魔力が増えたら必然的に基礎体力とか身体能力も向上するんだけどさ。御守りもあるし。
「それともやはり身体が辛いんじゃ――」
「平気だって」
今なら山一つ分くらい走れそうだよ。
「ならゆっくりと行こう」
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