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㉕正体不明の生き物が生まれた(R-18)−3

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 ガランとした部屋に置かれた奴の体格に合うデカいベッドは、俺から見たら運動場くらい広く見えた。

(えっと……ここで好き勝手されちゃうの?)
 いつもなし崩しに自分のベッドでされる事が多かったので、場所が変わると何か恥ずかしいな。

「見るぞ」
 ムードも何も無くいきなり膝頭を掴んできた男に慌ててストップを掛ける。

「待てっ! せめてカーテン! カーテンは閉めろ!」
「……わかった」
 リッドは言われた通りにカーテンを閉めたが、遮光機能なんてついていない布のカーテンを閉めたところで大して明るさが変わる訳でもなく、こんなの無理だと言おうとしたところでベッドに押し倒された。

「服は全部脱がせてもいいのか? それとも下だけ?」
「う……えぇ? 全部って、それは恥ずかしいし、下だけ出すってのもそれはそれで――」
「取り敢えず下だけでいいな」
 リッドは俺の返事も待たずに勝手にサクサクと進めた。
 ツルッと卵の殻のように下着ごと剥かれ、晒された白い下半身が恥ずかしい。

(よく考えたら、魔法陣の誤作動で下の毛も無いんだった……)
 今更だけど、首から下の毛は一度脱毛されてしまったので、生えかけのチョロチョロとした毛しか無くて恥ずかしい。おまけに見られているだけでちょっと勃ち上がり掛けている。

「前は問題なさそうだな」
 そう言うとリッドは固まって動けない俺の身体をくるりと引っ繰り返し、腰を持ち上げて尻朶を両手で掻き分けた。

(ヒーッ! 何度も見られてるけど、舐められもしたけど、それでもやっぱり恥ずかしいよぉ!)
 中心の窄まりを露出させたまま、リッドは親指で穴の縁を押さえて開いた。
 クパッと穴が開いて、ナカが空気に晒されたのがわかってカーッと頭に血が上った。

「よく見えないな」
 更にグイグイと穴を拡げられて俺は悲鳴を上げた。
「リッド! 無理に拡げるなっ!」
「むぅ……なら少し揉み解せばいいか?」
 リッドは俺の尻を両手でわしっと掴み、カイロでも揉むようにグニグニと激しく揉み込んだ。

「ダメッ! 穴が……穴が引き攣れるぅ……」
 グニグニと変形する穴が擦れてムズムズする。
 言いたくはないが、入り口が感じてしまってどうにも切ない。もっとちゃんと触って欲しい。
 けどリッドは直接触る気が無いのか、頻りに周りを揉み解して開いたり閉じたりを繰り返してなんとかナカを覗こうとしている。

「リッド、なんで……」
「お前の身体のナカが見たい」
 ストレートな言葉に俺は泣きそうになる。
 全部暴きたいなんて、本当にたちの悪い男に捕まった。

「リッド、見たいなら道具が無くちゃ駄目だよ」
「道具?」
「えっと……」
 こっちの世界にはそんなもの無いよね? もしかして俺が作らなくちゃいけないの?
 イヤイヤ無理だって。そこはお医者さんに任せるよ。
 俺がどうリッドを説得しようかと考えていたら、自分で何やら解決方法を思い付いたらしいリッドが荷物からあるものを取り出してきた。

(もうヤダ、こいつ。そういう創造力はいらないんだって!)
 リッドが取り出したのはユニコーンの角で、硝子に似たそれは魔法伝導率が高いから槍の穂先などに使われるものだった。

「そんな高いものをくだらない事に使うなっ!」
「くだらなくない。元々お前にやろうと思っていた」
「えっ、なんで?」
「珍しいから」
 ああ、俺が珍しい魔物の素材も使ってみたいって言ってたのを覚えていたのか。それは嬉しいんだけどでもよ。

「だったらちゃんと研究に使わせろよ!」
「こっちが終わったらな」
 そう言うとリッドはネジネジと螺旋状に捻じれた透明な角に舌を這わせた。
 唾液で濡らす様子がやたらといやらしい。

(くそぅ、あんなのを挿れられてナカを覗かれるなんて嫌だ。絶対に逃げてやる)
 俺は身体強化を使ってでも部屋から逃げようとしたんだけど、ベッドを降りて直ぐにリッドに捕まった。
 そしてベッドの中央に引き戻され、高く掲げられた尻の蕾に角の先端を当てられる。

「全部は挿れない」
 そんな事を言いながらリッドは容赦なくズブズブと先の尖った角を挿入した。

「ふぁああああっ!」
 ツルリとした硝子に似た感触が熱い腸内を滑り降りていった。
 滑らかな感触は優しく内壁を擦り、捻れがゴツゴツと俺の腸壁を抉って堪らない快感を与えた。

「イヤッ、アンンッ!」
 なるべく深くまで挿す為か、角を上下に動かされてナカを擦られた俺は膝を付いた格好で為す術もなく翻弄された。
 ゴリュッゴリュッとナカを擦られる事しか頭に無くなってしまう。

「アンッ、イイッ……リッド、もっと……もっとゴシゴシしてぇ!」
 泣いて頼んで自ら押し付けるように尻穴を差し出して、俺はしっかりとナカのナカまで覗かれてしまった。
 気が付いたらちっこいのが心配そうに俺の顔の周りを飛んでいて、何処から入ったんだろう、と思いながら俺は意識を手放した。
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