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回想3
しおりを挟む身を固くして構えるパトリシアの唇に口付け、舌先でその奥を割り開き、口内を蹂躙する。
「ん、ぅ……っ」
ロシュディの舌の動きについていけないパトリシアが苦しげな声を漏らしたので、一度顔を離してパトリシアと目をあわせる。
「鼻で呼吸してごらん」
慌てて酸素を取り込んでいるパトリシアにそう囁き、ロシュディは口付けを再開した。
「は、ふ……ぁ」
まだ慣れないようだが、吐息に甘さが混ざってきたのを聞きロシュディは気を良くした。
音をたてて唇を吸って顔を離すと、先程とは違いとろんとふやけた顔をしているパトリシアと目が合い、ぞくりと欲望が掻き立てられる。
夜着から覗く首筋や鎖骨に舌を滑らせながら夜着をたくしあげて脱がせ、露わになった2つの膨らみをじっくり見下ろす。
訓練で鍛えられた体は引き締まっていて余計な肉はなく腰もくびれているが、そこだけはふっくらとした丸みがあり、大きさもあった。
「み、見ないでください……っ」
顔を真っ赤にして胸を隠すパトリシアだが、その姿が男を煽るのだと知らないらしい。
加虐心を煽られたロシュディは無意識に顔が笑むのを感じた。
「パトリシア、隠さないで」
低く囁けば、困ったように眉を寄せたパトリシアは逡巡するように目を彷徨わせ、観念したのか羞恥に震えながらもその手を避けた。
「よく出来ました。いい子だね、パトリシア」
己の恥よりも上位貴族には逆らわないと叩き込まれている淑女の教えを優先させたパトリシアをひどく可愛く思いながら、ロシュディは甘やかすようにパトリシアの額や頬に軽い口付けを落とした。
再び露わになった胸の膨らみを優しく包み込み、その先端を口に含む。
「あ、んっ」
途端にパトリシアの甘い声が響く。もっと鳴かせたくてロシュディは執拗に桃色の蕾を舌や唇で舐った。
細い肢体をピクピクと反応させ、己の口から勝手に零れる喘ぎを止めようと手で口を覆うパトリシアの様子を伺いながら、ゆっくりと手を下肢に滑らせる。
指先が僅かに湿り気のあるそこに到達した瞬間、パトリシアが驚いたように身を跳ねさせた。
「そ、そこはダメ!」
目を見開いて驚きを露わにするパトリシアにロシュディは目を丸くして首を傾げた。
「でもここを解さないと痛い思いをするのはパトリシアだよ?」
え?と目を丸くするパトリシアだが、すかさずつぷりと指先を埋め込むと目を白黒させた。
「あ、ダメ、ダメっ……!」
胸元まで赤くして首を振るパトリシアにロシュディは身を寄せた。
「大丈夫だよパトリシア、力を抜いて」
「ひ、あっ!」
狭い腟内で指を曲げてざらついた膣壁をこするとパトリシアがびくりと体をしならせた。
「気持ちよくするだけだから」
言いながら体を下げていき、そこに顔を埋める。
「あ、待って!ダメですそんなとこっ……ああ!」
パトリシアが抵抗するよりもはやく肉芽を舌で舐め上げると、またパトリシアが背を反らした。
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