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五十三話

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 ※前回に引き続き鬼畜なキ〇さんがいる上にガチの危ないヤンデレがいるから注意(*´ω`*)


 
 
 時は夕刻に差し掛かり、夕日に照らされ美しい様相を見せるレーゲンスファル王宮。
 戦況は一体どうなっているだろうかと落ち着かない様子で書類仕事を進めるサブノック。
 その隣で控えるイグニスは自らが戦場に向かえない事に少しばかり不満を感じていたが、それを表に出す事なく黙している。

 「ふむ。 ……もうそろそろ報告の第一陣でも来ていいかと思うが。 謁見の間に行って少し待つか」

 「……了解しました」

 待ちきれない様子のサブノックは、結局例の使い魔は結局二人では来なかったのだなと勝手に思っていた。
 もし二人だけならば、これほどまでに時間はかかるまいと思っていた。
 早い段階で報告があれば酔狂な者達が本当に二人で突撃してきたのだろうと思えたのだが、報告がまだないという事はまだ戦いが続いているという事だ。
 いったいどれほどの規模でこちらに攻めてきているのか。
 サブノックにとって今一番気がかりなのはそこだ。事前にリクシアのおおよその兵力は聞いていたが、それでも大軍を率いてこられれば、負ける事は無いにしても相応の被害が出る。

 それでもリクシアを潰せるのであれば、やむを得ぬ被害だと納得する事も出来る。

 そんな事を考えながらサブノックが謁見の間に入ると、本来自分が座るべき玉座に別の者が座っていた。
 それを見た瞬間狭量なサブノックの小さなプライドが刺激され怒声を上げる。

 「痴れ者がぁ! そこは余の玉座だ! 打ち首にしてくれるわ!」

 サブノックの言葉に応えるようにイグニスは大剣を抜き、疾駆する。
 巨体に似合わぬ速度で走るその姿はまさに風のごとき動きだ。

 「あっはっはっは。 今の現状を知れば痴れ者ってのはどっちだろうな」

 玉座に座る黒い影。
 イグニスはその陰に向けて大剣を振り下ろす。
 常人ならざるイグニスの一撃はしかし、届く事はなかった。

 黒い影はいつの間にか剣を抜いていた。
 いや、振り抜き終わっていた。
 玉座に座りながらという力も入りにくい状態でだ。

 それに気付いた瞬間、イグニスの頭部は胴体から離れ床に転がり鮮血を撒き散らす。
 驚く暇も怒る暇も無く一瞬にして殺された事に薄れゆく意識の中でイグニスは思う。

 (まさか……フォーリスたちは負けたのか!? たった数時間だぞ!?)

 剣を納めながら嗤う男の姿を見てイグニスは意識を失った。

 「ひ、ひぃぃぃぃぃ!? ば、バカな!? イグニスを一瞬でだと!?」

 「こんばんは、かな陛下。 ずいぶん愉快な刺客なんぞ仕向けてくれてどうも。 その返礼に来たよ」

 黒い影……ゼクトはゆっくりと立ち上がり、腰を抜かして座り込んでいるサブノックに近づいていく。
 必死に逃げようとするサブノックの体に縛縄符を貼り付け、動けないように自由を奪う。

 「なぁ……陛下。 俺が誰か分かるか?」

 地べたに這いつくばるサブノックの上に座り楽しそうに尋ねるゼクト。
 呼吸すらも苦しくなっているサブノックは必死で思考を回転させる。
 
 「ま、まままままさか!? ……使い魔……なのか!? 我が軍はどうなった!?」

 「正解。 信じられないかもしれないが……陛下の軍はほぼ全て始末した。 数が数だったから思っていたより時間がかかったよ。 と言ってもここまで来る移動時間がほとんどだったけどな」

 「ばかな!? アイグリッツ砦だってあった筈だ!? いったいどうやって!?」

 「あー。 あれなら一発で消し飛ばしたよ。 それより陛下。 現実的な話をしようか」

 サブノックの体を玉座に持っていき無理矢理座らせる。
 縛縄符で動けないため安定しにくい状態でなんとかもがこうと足掻くサブノック。

 「一体……何を話すというのだ……!」

 「陛下の軍は全滅。 ここには誰にも気付かれず入って来たが、正直誰が来ようが全て斬殺できる。 さて、こんな勝ち筋のない状況でお前はどうする?」

 「余は……敗北したのか……。 ……ふん、ならば殺せ! それほどの大虐殺を行ってはこの国の統治など不可能であろうがな! 民は貴様を憎むだろうさ! 他の貴族達には最低限の兵力は残っている! それとも反抗する全て殺しつくすまで貴様は止まらぬか!?」

 「はっはっはっはっは。 選択肢の幅が狭いな陛下。 じゃあお前が死んで終わる選択肢とは別の選択肢を用意してやろう。 どっちを選ぶかはお前次第だ」

 「別の選択肢だと? なんだ余を民に突き出して犯罪者として見せしめるか?」

 「半分近くは無理だろうが……そうだな。 お前がこの国の王として敗北宣言をするなら、俺が殺した兵士達の大半を生き返らせてやろう」

 突如として示された提案にサブノックは驚愕の表情を浮かべる。
 死者の蘇生など神の領域とされる魔法だ。
 そんな奇跡で……しかも数万に及ぶ兵士達を生き返らせると言っているのだ。

 「ばかな……そんな事が……」

 「お前の目の前にいるのはなんだ? 小さな常識の中で測れるような奴か? さぁ選べ、国民の為に敗北を受け入れるか。 小さなプライドを貫いて死に、国民を苦痛のどん底に落とすか」

 「余は……」

 今のまま死ねば楽になれるだろう。だが、八万以上の兵力を失った国はどうなるか。
 国力を低下させた国は荒廃し、人々は飢え更に多くの苦しみが生まれるかもしれない。

 では受け入れた場合はどうか。
 後世に愚王として名を残すだろうが、少なくとも本当に生き返るのであれば国力はそれほど低下せずに済むかもしれない。兵士達の家族の怨恨もそれほど大きくはならないだろう。
 更には属国として従えば、まだフォームランドという国は残せるかもしれない。


 「もし……本当に……生き返らせることが出来るのなら……余は敗北を受け入れよう。 リクシアの属国として永遠の忠誠を誓う」

 絞り出すように苦渋の表情でサブノックは敗北を宣言した。
 それを聞いて満面の笑みを浮かべるゼクト。

 「よし、入ってきていいですよリリア様。 他の方々も」

 ゼクトは入り口の方を振り向き、そう合図を出す。
 するとそこからリリアを始めこの余興に来ていた面々が姿を現す。
 ゴードだけでなく各国の重鎮達がいる事に、そしてベルトラントの王子が来ている事に驚きを隠せない様子のサブノック。

 「一体これは……。 なぜ王子や貴族達が……」

 「まぁ端的に言えば見せしめと警告ですよ」

 「見せしめと……警告……?」

 「我が国に……そして我が主に手を出そうものならこうなるぞ……という警告です。 一応貴方にも言っておきますが……私は身内を傷つけられるのが嫌いなんですよ。 ましてやリリアを狙うなんて事をした相手には殺意すら湧きます。 今後は注意してくださいね?」

 「ああ。 ……余は恐れるあまりに自ら竜の尾を踏んだのか……」

 サブノックは力尽きたように項垂れ、自分の敗北を悟る。
 ゼクトはその場から離れ、後方に待機していたリリアの元へと戻る。
 リリアはゼクトが近づくと少し困ったような嬉しそうな表情でゼクトを出迎える。

 「おつかれさまですゼクトさん」

 小声でそう囁くリリアにゼクトも少し表情を崩し、笑顔を向ける。
 今までのあざ笑うようなものではなく優しさを感じる微笑みを。

 「まだ演技中なので、気をつけてくださいね」

 口に指をあてておどけるゼクト。
 リリアはそうだったと思い出し、改めて表情を引き締める。

 ゴードがサブノックと何事かを話し、それに各国の貴族達が同席している。
 今後の保証や補填、そして各国との会談まで予定しているのかもしれないが、その場から少し離れているゼクト達には聞き取れない内容だった。

 「あれ? そういえばアカネさ……じゃなくてアカネは?」

 「アカネでしたら最後のゴミ掃除に向かわせております。 すぐに終わるでしょうから、今頃はミソラに蘇生を始めるように促しているころでしょう」

 「ゴミ掃除? えっ、というかサブノック陛下が降参するって分かってたんですか? ……分かってたの?」

 「まぁここで敗北宣言をしないなら殺して吊るして、この国の民に降伏するなら死んだ連中のいくらかは生き返らせてやるって脅そうかとは思ってました」

 「え、えげつない交渉ですね……」

 ゼクトの過激な発言にも慣れてきたのか苦笑で済むあたりリリアもかなり毒されてきている。
 そんな雑談をしていると、陛下達の輪の中からベルトラントの王子であるライノルトが二人に近づいてきた。

 「……いやはや英雄殿の使い魔は恐ろしいな。 まさかたった二匹でこの国を落とすとは。 ところで先ほど言っていた死者の蘇生……あれは本当か?」

 またしても目の前でゼクト達を匹、と数えた事に苛立ちを覚えるリリア。
 何度も繰り返されたら手が出るかもしれないとリリアは思いつつも何とか我慢していた。

 「ええ。 リリア様のもう一人の使い魔で貴方方の護衛を務めていたミソラが可能です」

 「そうか。 神の領域に至りし使い魔を三匹も従えるとは恐ろしい限りだ」

 「そ、うですね。 でもみんないいヒトですよ」

 「ははははは。 面白い女だ。 近いうちにまた会うだろうが、その時を楽しみにしている」

 意味深な発言をしながらライノルトはゴード達の輪の中に再び戻っていった。
 そんなライノルトを見て、リリアは魔杖キンゾ・クバットを取り出し握りしめる。
 
 「ゼクトさん。 ……私今ならアレで最高の音を出せると思うんですよね」

 「止めはしないけど、ここでやると肉片が飛び散って掃除が大変ですよ?」
 
 「お掃除さんに迷惑がかかりますね。 すー……はー……。 よし、妄想の中でやってやりました」

 「リクシアに戻る途中に何か出てきたら、お譲りしますね」

 「お願いします!」

 ふんすと鼻息も荒いリリアを見て、自分達の為に怒っているのだと思うとゼクトはその優しさについつい笑ってしまう。
 
 (うぅむ。 リリアをしっかりと支えるつもりでいたけど……。 こういう所は本当にリリアが主で良かったと思うな)

 ゼクトはそんな事を考えながらリリアの頭を撫でて宥めていた。







 時は少し遡り、ゼクトが玉座で遊んでいたころ。
 
 レーゲンスファルから少し離れた郊外に位置するとある屋敷。
 そこには現在指名手配されているリーグ・ゲッテンシュタインが身を隠していた。

 「……今日が例の日だったが……いったいどうなったんだかな」

 リーグはその能力を使用してうまく追手の兵達を撒いていた。
 本来なら国を出る事も容易であったが、今回の件の結果を確認してからと考えていた。
 ソファに身を沈めながら酒を飲み、ゆったりとそう呟く。


 「軍は壊滅。 首都ももう陥落しますわ」

 誰もいないはずの背後から突然返事があった事にリーグは驚き、立てかけてあった剣を抜き構える。
 剣を向けた先にはリーグが会った事のない女が立っていた。
 しかし、その容姿から情報を得ていた使い魔を思い出す。

 「その赤い角に珍しい服……。 あんたが使い魔の三匹目か。 ……たしかアカネとか言ったと思うが……まさか気配もなく、心も読めないとは……」

 「一応確認しておきますわ。 貴方がリーグとやら? マーキングはついているから間違いはないでしょうけど」

 「マーキング? ……ちっ、やっぱりあの男の使い魔は俺を逃がす気は無かったのか……」

 ゼクトの顔を思い出し、舌打ちするリーグ。
 そんな様子が不快だったのか常人の目では影すら映らない程の速度でアカネはリーグの両足を斬り落とす。

 「……誰に対して舌打ちをしたのかしら?」

 「がっぁぁぁぁぁ!? あ、足が!? 俺の足がぁぁぁぁぁぁぁ!」

 突然足を切断され、床の上で自らの大腿部付近を抑えるリーグ。その苦痛たるや腹部に大穴を開けられた時をも超えるように感じていた。

 「なんでだよ!? 俺はもう関係ないだろ!?」

 「貴方はリリア様を狙った……。 お分かり? そんな重罪を働いてなぜ許されると思ったのかしら?」

 「……っくくくくくく! はぁ……はぁ…! こいつぁ傑作だな!」

 アカネの言葉を聞き、そして表情を伺っていたリーグは突然笑い声を上げる。
 それを不快に思ったアカネは両腕を斬り落とす。
 苦悶の顔を浮かべながらもなおリーグは笑う。

 「……何が可笑しいのかしら?」

 「ぐっ……ははははは! 笑わずにはいられるか! こういう能力を持っているとな、能力を使わなくてもなんとなく考えている事はわかる! まさか自分の主に嫉妬しているなんてな! なんだあの男がそんなに好きか!? ならあの女を殺して、あの男の心の隙間に入り込めばいいだろ!」

 「……」

 「なんなら俺が手伝ってやってもいいぜ? 俺はあの男の心は読めるからなぁ。 あの男が何を望むかなんて手に取るようにわかるぜ? どうだ? あの男に褒められたいだろ? 好かれたいだろ? 愛されたいだろ?」

 人によってはまさに悪魔の誘惑ともとれる言葉を紡ぐリーグ。
 愛する人に振り向かれたいという思いは、時として人を惑わす。
 リーグは必ずアカネが落ちると確信していた。
 恋や愛といったものはいわゆる独占欲にも似ている。
 それを刺激すれば女はたいがい言う通りになっていた。


 「……小さい男。 妾も美空もご主人様に愛されているなんて分かりきっていますわ。 今更そんな言葉で惑わされたりなんてしませんわ」

 ため息と共にそう言い放つ朱音。
 
 「妾はご主人様のモノ。 愛して愛して愛して愛して愛してやまないあの御方に使われるだけでも極上の幸福。 名前を呼ばれれば妾の心は満たされ、触られようものならここが疼くほどに愛しているの。 分かるかしら?」

 ゼクトに触れられた事を思い出し、それだけで下腹部に手が伸びそうになる程に狂喜するアカネ。
 普段はなるべく漏らさないようにしているその言葉を吐露し、両目に狂愛ともいうべき危険な色が浮かんでいる。

 「こいつ……狂ってるのか?」

 「あはははははははははあはははははは! そうね妾は狂っているのよ! ご主人様を愛して愛して愛して愛して愛してアイして愛してアイシて愛してアイして愛しすぎてあの人に狂っているの! …………だから、あの人を微塵にでも不快にした貴方は……惨たらしく殺す必要があるの……」

 「や……やめろ……近づくな! やめろぉぉぉぉぉぉ!」

 美しいその顔に狂笑を浮かべながらアカネは生きたままリーグの解体を始めていった。

 








 火月の十日。
 この世界の歴史に震撼すべき一つの出来事が記される。
 たった二人の使い魔がフォームランドを文字通り滅ぼした。
 それだけでなく、広範囲蘇生という奇跡をさらに超越した神の魔法ともいうべき蘇生を使い魔の一人が使用し戦場で死したフォームランドの兵士の約四万にも及ぶ数を蘇生させた。

 ここで三人の使い魔の名前も知られる事となる。
 
 いずれも単騎で世界を相手どる事の出来る使い魔として周知され、手を出す事は禁忌とさえ伝えられるようになる。

 この出来事を目にした各国はリクシアとの友好関係を築くために国の指針を変える事になる。
 一気に最強の国へと成りあがったリクシアはフォームランドを属国として更にその国力を増大させ、友好国を増やす事でさらに成長していった。

 そして英雄リリアは大英雄として称えられ、そして他国からは国堕としとして恐れられその名を世界に広げていく事になる。





 ※ゼクトさんは虐殺を行う前に経験値四倍のブーストをしっかりと使用していまっす(*´ω`*)w



 アリア「ねぇルリア。 私達最近出番がないわね」
 ルリア「そうだねぇ。 いっそリリアお姉ちゃんの所に突撃しちゃう?」
 アリア「あら、いい考えね」
 ルリア「そしたらアリアお姉ちゃんはゼクトお兄ちゃんにも会えるもんね!」
 アリア「うふふふふ。 そうね。 ゼクトさんにも会いたいわね」
 ルリア「この前作った眠り薬とか惚れ薬ってゼクトお兄ちゃんに使うの?」
 アリア「そうねー。 以前元気にするお薬をナイルさんに使ったら効果覿面だったからゼクトさんにも使いたいわねー」
 ルリア「ねぇねぇアリアお姉ちゃん! これって私が飲んでも元気になるの?」
 アリア「良い質問ねルリア。 これは大人になって飲まないと内臓が腐っちゃうのよ」
 ルリア「えぇぇぇぇぇぇ!? そうなの!?」
 アリア「そう。 だいたい十六歳以上でないとおなかが耐えられないの。 だから飲んじゃダメよ?」
 ルリア「わ、わわわわわ分かった! すごく怖いお薬なんだね!」
 アリア「うふふふふふ。 そうよ、絶対飲んじゃダメだし、他の人に渡してもダメよ?」
 ルリア「はーい。 リリアお姉ちゃんに会うのもゼクトお兄ちゃんに会うのも楽しみだねぇ!」
 アリア「そうね。 いろんな意味でお姉ちゃんも楽しみよ。 うふふふふふふふ」

 

 ゼクト「!?」
 リリア「どうしたんですかゼクトさん!? すごく気持ち悪い動きでしたよ!?」
 ゼクト「いや……なんか妙な悪寒が……。 気のせいかな?」
 リリア「風邪ですかね? 風邪だったら私がしっかり看病しますよ!」
 ミソラ「それはわたしのやくめー。 ほーむであんせいがいちばーん」
 アカネ「ご主人様。 風邪は人に移すのが一番早く治るらしいですわよ? 直接口移しで頂きますわよ? むしろくださいな」
 ミソラ「ぶー、ずるーい。 わたしがもらうー。 むしろくちびるをもらうー」
 リリア「なら私だって貰いたいです!」
 ミソラ「りりあ様。 すでにうばっているりりあ様はさいご。 むしろなしで」
 アカネ「……くっ! すでに奪っているなんて……! さぁご主人様! くちびるを妾に!」
 
 ゼクト「……風邪には注意しないとな……貞操面で大変な事になりそうだ」


 健康管理の大切さを学んだゼクトだった。
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