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まずは一人目「笹島ナオキ」
おれが犯人?!
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おれの声を聞きつけたみんながやって来ると、みんなナオキ君を見て、あっけにとられた。
女子達は、揃って大きな悲鳴をあげた。
うるさすぎて、思わず耳をふさいでしまった程だ。
それにしても……
「誰が、こんな事をしたんだ!」
おれが叫ぶと、みんなこちらを向いて、冷たい視線を向けてきた。
すると、富谷(とみたに)レン君がこう言ってきた。
「お前が殺ったんじゃねぇのかよ」
「は?!」
何を言うんだ。
おれが気づいた時にはもう、
「そーだよ」
「ナオキを返せ!」
「そーよそーよ」
「最低!」
「こんな事するなんて……」
「うわ、見損なったよ」
「殺ったのお前だろ!」
!
な、何でそんな事言うんだよ!
「違うって!おれじゃないっつーの!」
そう言うと、平塚(ひらつか)ゲンヤ君が、言い返して来た。
「ナオキ殺れるのは、タロウ、お前だけだろーが!」
そういえば、ゲンヤ君はナオキ君と仲良かったんだっけ。
「で、でも違うんだよ!信じてくれよ!」
おれは、助けを求めるように、友達のリクとハジメの顔を見た。
でも、そいつらはおれを見下したかのような目で見やがったんだ。
なんだよ!
何で誰も助けてくれないんだッ!
「違うのに……。おれ達は、逃げようとしたのに……」
呟いていると、宮野さんがおれに言った。
「何ブツブツ呟いてるの、殺人犯」
おれは生きる希望を失った。
「そーだよねぇ、宮野さん!」
「よし、こいつを拘束しとかないと」
「はい、これロープ」
「ありがとう、宮野さん」
こいつら、宮野さんに良い所を見せようとしておれを殺人犯にしようとしてないか?
こうして、おれは椅子に縛り上げられて、しばらくは大人しくするしかなかった。
こうなったら、みんなの行動を監視して、誰が犯人か突き止めてやる!
おれは、静かに闘志を燃やした。
女子達は、揃って大きな悲鳴をあげた。
うるさすぎて、思わず耳をふさいでしまった程だ。
それにしても……
「誰が、こんな事をしたんだ!」
おれが叫ぶと、みんなこちらを向いて、冷たい視線を向けてきた。
すると、富谷(とみたに)レン君がこう言ってきた。
「お前が殺ったんじゃねぇのかよ」
「は?!」
何を言うんだ。
おれが気づいた時にはもう、
「そーだよ」
「ナオキを返せ!」
「そーよそーよ」
「最低!」
「こんな事するなんて……」
「うわ、見損なったよ」
「殺ったのお前だろ!」
!
な、何でそんな事言うんだよ!
「違うって!おれじゃないっつーの!」
そう言うと、平塚(ひらつか)ゲンヤ君が、言い返して来た。
「ナオキ殺れるのは、タロウ、お前だけだろーが!」
そういえば、ゲンヤ君はナオキ君と仲良かったんだっけ。
「で、でも違うんだよ!信じてくれよ!」
おれは、助けを求めるように、友達のリクとハジメの顔を見た。
でも、そいつらはおれを見下したかのような目で見やがったんだ。
なんだよ!
何で誰も助けてくれないんだッ!
「違うのに……。おれ達は、逃げようとしたのに……」
呟いていると、宮野さんがおれに言った。
「何ブツブツ呟いてるの、殺人犯」
おれは生きる希望を失った。
「そーだよねぇ、宮野さん!」
「よし、こいつを拘束しとかないと」
「はい、これロープ」
「ありがとう、宮野さん」
こいつら、宮野さんに良い所を見せようとしておれを殺人犯にしようとしてないか?
こうして、おれは椅子に縛り上げられて、しばらくは大人しくするしかなかった。
こうなったら、みんなの行動を監視して、誰が犯人か突き止めてやる!
おれは、静かに闘志を燃やした。
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