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ここは…?
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目を開けると、病院…?ぽい。
腕には点滴が繋げられていた。
熱い。体が熱い。
どうしたんだっけ…?
そうだ。部屋で吐き気が襲ってきて……
そう思い出した瞬間に吐き気が戻ってきたような感じがした。
「ウッ、」
気持ち悪い…
「結弦」
ロキ
「吐くか?」
そう言ってロキは僕の背中を撫でてきた。
吐かせる気か?でも、吐くほどではない。僕の様子を見計らいながら、ロキの手が頭に移動した。
「結弦」
ん?
「無理すんなって毎回言ってんだろ。俺を置いてくとか自殺行為だからな」
言い返そうかと思ったけれど、そんな元気もないから取り敢えず頷いておく。
「分かりゃいいんだ、分かりゃあな。」
心配かな、?
そのままロキに、しばらく優しく頭を撫でられていた。
何だか眠くなってきた。気持ち悪さも治った。
「眠って大丈夫だ」
けれど、ロキ、僕は……
「ロキ」
「ん?」
「ありがとう」
そう言ったら、ロキは嬉しそうに笑った。
「いいんだよ、ほら寝ろ」
ロキの手がさっきよりも温かくなった感じがした。
僕の瞼が重くなってきて、眠りそうになっていた。
その瞬間
「ゆづ様ー!天才少女ゆまちゃん参上!ですっ!」
扉が開いた。ゆまだ。久しぶりだ
「お加減はどうですかー?あれ?ロキさん?なんで?」
ロキが舌打ちをした。
「少女って歳でもないだろうに」
ロキ、それをゆまに大きな声で言っちゃいけないよ。色々めんどくさいことになるから。
ゆまは、研究所で薬を作ったりしてる自称天才。失礼、天才だ。多分そうだ。
「ゆま!!結弦様は寝てるから、…」
「ゆーちゃん足早すぎだよー!」
葉月とひかりが息を切らしながら来た。
葉月は顔に、ヤバい って書いてある
「ゆづ様!天才少女ゆまちゃんが義兄弟の記憶を消し去ってやりました!!」
ん?
腕には点滴が繋げられていた。
熱い。体が熱い。
どうしたんだっけ…?
そうだ。部屋で吐き気が襲ってきて……
そう思い出した瞬間に吐き気が戻ってきたような感じがした。
「ウッ、」
気持ち悪い…
「結弦」
ロキ
「吐くか?」
そう言ってロキは僕の背中を撫でてきた。
吐かせる気か?でも、吐くほどではない。僕の様子を見計らいながら、ロキの手が頭に移動した。
「結弦」
ん?
「無理すんなって毎回言ってんだろ。俺を置いてくとか自殺行為だからな」
言い返そうかと思ったけれど、そんな元気もないから取り敢えず頷いておく。
「分かりゃいいんだ、分かりゃあな。」
心配かな、?
そのままロキに、しばらく優しく頭を撫でられていた。
何だか眠くなってきた。気持ち悪さも治った。
「眠って大丈夫だ」
けれど、ロキ、僕は……
「ロキ」
「ん?」
「ありがとう」
そう言ったら、ロキは嬉しそうに笑った。
「いいんだよ、ほら寝ろ」
ロキの手がさっきよりも温かくなった感じがした。
僕の瞼が重くなってきて、眠りそうになっていた。
その瞬間
「ゆづ様ー!天才少女ゆまちゃん参上!ですっ!」
扉が開いた。ゆまだ。久しぶりだ
「お加減はどうですかー?あれ?ロキさん?なんで?」
ロキが舌打ちをした。
「少女って歳でもないだろうに」
ロキ、それをゆまに大きな声で言っちゃいけないよ。色々めんどくさいことになるから。
ゆまは、研究所で薬を作ったりしてる自称天才。失礼、天才だ。多分そうだ。
「ゆま!!結弦様は寝てるから、…」
「ゆーちゃん足早すぎだよー!」
葉月とひかりが息を切らしながら来た。
葉月は顔に、ヤバい って書いてある
「ゆづ様!天才少女ゆまちゃんが義兄弟の記憶を消し去ってやりました!!」
ん?
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