息をするように

番外編

ロキと結弦 3

話をしているうちに俺は自分のことを少し話してしまった


命を救ってもらっても帰る場所がないこと
名前がないこと

仕事に失敗した手前、帰れないからな...
そしたらそいつは

「じゃあ、僕の家族に...あ、違う。えっと、僕の秘書やってくれない？」

そうして俺に仕事をくれた
名前もくれた


「僕の名前は結弦！お兄さんはロキ！思い付きの名前なんだけど、なんかカッコいいなって思って...嫌？」


「結弦...お前は...はぁぁぁぁ。」
「ゆづくん...外国人みたいな名前つけるんだね...」



こうして俺はロキになった

俺は結弦に助けられた
だからこれから結弦を支えて守ると決心した


￣￣￣￣￣￣
遥&真の会話

「ねぇ、遥ちゃん。あの、ロキって名前つけられた人、自分の仕事のことかなり濁してたけどヤバそうな感じしたの僕の気のせい？」

「いや...。俺も思った」

「でも、さっきの様子見てたら...えっと、ロキくんゆづくん害そうとしてる感じではなかったから、信用してもいい感じかな？」

「まぁ、俺等が様子見てけばいいんじゃねぇか？」

「ん～、そうだね～」


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