息をするように

天音の柊

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番外編

ロキと結弦 1

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あれはどしゃ降りの夜だった
あいつは急に現れて俺を救ってくれた
だから俺も‘結弦’を助けようと決めた

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
俺は暗殺者だった...だから名前はない
あの日、俺は仕事に失敗して逆に深手をおっていた
もう助からないだろうからこのまま死のうかと思っていた

そんな時だった

「お兄さん、大丈夫?」

急に話しかけてきた女の子?がいた
その子は傘をさして一人でそこにいた

だけど俺はもう答えを返す気力もなかった
目を閉じた...





どれくらいたったのか...俺は死んだのか?
だが、死んだにしては周りがうるさい
ゆっくり目を開けた
目を開けて見えた景色は真っ白な天井だった

そして寝かされていた
ベットの上のようだった

「ん?起きたか?結弦に感謝しろよ?結弦にお願いされたから助けたんだから」

結弦?誰だ?
そうしてしばらくしてあの子がやってきた

「お兄さん、これで大丈夫だよ!」

そうして笑った、笑顔が眩しかった


なんで、なんでこの子は見ず知らずの俺なんかを助けたのだろうか...
全然分からなかった....


☆ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
続きます

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