上 下
14 / 50
2

時の精霊王

しおりを挟む
俺とカナフ以外...全員止まっている

えっと、何となくカナフはヒューゴさんと同じ雰囲気がするから精霊なんだろうな...
聞いてみよ!

「カナフはなにぞくせいのせーれなの?」
「私か?私は時属性の精霊王だ」

時!?の精霊王!!?ヒューゴさんと同じ雰囲気だから精霊だとは思ったけど...王かよ!?

「人間たちは時間わたしという概念を考えたことなかったんだ。だから私たちは存在はしていても認識をされることがなかった。だけど、レイが考えてくれたから姿を現すことができたんだ。ありがとう。」

えぇと、考えたって、あれか?
時間が止まればいいのに!って考えたこと?

えぇ...俺は助かったけどこれ、絶対不味いことしちゃったよな??今までの概念覆しちゃったってことだろ??

マジかー...

「カナフ、これどうするの?」

俺たち以外を指して言った

「レイには魔物の声が聞こえてしまうだろう?取り敢えず魔物を転移させる。転移マァタァスタァシィス

おお!ゴブリンが全員消えた!
どこやったんだ??
まぁ、いっか...

「ありあと!カナフ!」
「御安いご用だ、そうだ!レイのことは主と呼ぶからな!」

あ、そろそろ騎士団の時間も進めてあげないといけないのでは??
主?なんか、かっこいいな!

「カナフ...きしだん...」
「あぁ、忘れてた!」

お!騎士団の人たちが動き出した!

「じゃあ、主!私は認識されない前に帰るな」

えぇ...帰っちゃうの?

「心配するな、今姿を見られたらレンが大変になるだけだから...。あー、じゃあ、透明化しとく!主にだけ見えるように!あと、念話で喋るからな!」

すご!そんなことできんの!??流石精霊王!


俺にはカナフがここにいるようにしか見えないけどどうなんだろう...?ヒューゴさんにも見えないのかな?



「あ、あれ?ゴブリンは?」
「だんちょ~♡ゴブリンがいませーん♡」


「....。」

あれ?なんかレオンハルトさん、俺に近づいてきてね?
え?

「いっっっちゃ!!」


えぇー、なんか急に殴られました~
レオンハルトさんに...
殴られたとゆーてもげんこつですけども

「ふぇぇぇ?」
【な!!あいつ!急にレイになんてことを!!シバく!】

ちょ、ちょっと待ってカナフ!
俺は大丈夫だから!レオンハルトさんに何もしないで!!

【....。主がそういうなら我慢する...】

「れおんはるとしゃん...?」

「バカ野郎!お前は!何をしてんだ!!!」

え?何って、なに...?

「下手したら死んでたかもしれないんだぞ!」

あ...。レオンハルトさんは心配してくれてるんだな...。多分

そう考えると俺...やらかしたな!!!
どどどどどどうすればいいんだ!?
えええええと

「ふぇ、ふぇぇぇ、ごめんなしゃ~い」

動揺したのと、レオンハルトさんに怒られたのもあって俺は泣きながら謝った



しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

主人公の兄になったなんて知らない

さつき
BL
レインは知らない弟があるゲームの主人公だったという事を レインは知らないゲームでは自分が登場しなかった事を レインは知らない自分が神に愛されている事を 表紙イラストは マサキさんの「キミの世界メーカー」で作成してお借りしています⬇ https://picrew.me/image_maker/54346

ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?

音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。 役に立たないから出ていけ? わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます! さようなら! 5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!

ちっちゃくなった俺の異世界攻略

鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた! 精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!

悪役令息に転生したけど…俺…嫌われすぎ?

「ARIA」
BL
階段から落ちた衝撃であっけなく死んでしまった主人公はとある乙女ゲームの悪役令息に転生したが...主人公は乙女ゲームの家族から甘やかされて育ったというのを無視して存在を抹消されていた。 王道じゃないですけど王道です(何言ってんだ?)どちらかと言うとファンタジー寄り 更新頻度=適当

王道BL学園~モブに転生したボクは見ていたい!巻き込まれたくないのに!~

星崎 杏
BL
腐女子の私が死んで気がついたら、お気に入りのゲームのモブに転生した!? ボクは見ていたいだけなのに、巻き込まれるのはノーサンキューです! 念のため、R15にしています。過激なシーンは少なめにしたいです。

自己評価下の下のオレは、血筋がチートだった!?

トール
BL
一般家庭に生まれ、ごく普通の人生を歩んで16年。凡庸な容姿に特出した才もない平凡な少年ディークは、その容姿に負けない平凡な毎日を送っている。と思っていたのに、周りから見れば全然平凡じゃなかった!? 実はこの世界の創造主(神王)を母に持ち、騎士団の師団長(鬼神)を父に持つ尊い血筋!? 両親の素性を知らされていない世間知らずな少年が巻き起こすドタバタBLコメディー。 ※「異世界で神様になってたらしい私のズボラライフ」の主人公の息子の話になります。 こちらを読んでいなくても楽しめるように作っておりますが、親の話に興味がある方はぜひズボラライフも読んでいただければ、より楽しめる作品です。

悪役無双

四季
BL
 主人公は、神様の不注意によって命を落とし、異世界に転生する。  3歳の誕生日を迎えた時、前世のBLゲームの悪役令息であることに気づく。  しかし、ゲームをプレイしたこともなければ、当然のごとく悪役になるつもりもない主人公は、シナリオなど一切無視、異世界を精一杯楽しんでいく。  本人はただ楽しく生きてるだけなのに、周りはどんどん翻弄されていく。  兄も王子も、冒険者や従者まで、無自覚に愛されていきます。 いつかR-18が出てくるかもしれませんが、まだ未定なので、R指定はつけないでおきます。 ご意見ご要望お待ちしております。 最後に、第9回BL小説大賞に応募しております。応援よろしくお願いします。

無自覚美少年のチート劇~ぼくってそんなにスゴいんですか??~

白ねこ
BL
ぼくはクラスメイトにも、先生にも、親にも嫌われていて、暴言や暴力は当たり前、ご飯もろくに与えられない日々を過ごしていた。 そんなぼくは気づいたら神さま(仮)の部屋にいて、呆気なく死んでしまったことを告げられる。そして、どういうわけかその神さま(仮)から異世界転生をしないかと提案をされて―――!? 前世は嫌われもの。今世は愛されもの。 自己評価が低すぎる無自覚チート美少年、爆誕!!! **************** というようなものを書こうと思っています。 初めて書くので誤字脱字はもちろんのこと、文章構成ミスや設定崩壊など、至らぬ点がありすぎると思いますがその都度指摘していただけると幸いです。 暇なときにちょっと書く程度の不定期更新となりますので、更新速度は物凄く遅いと思います。予めご了承ください。 なんの予告もなしに突然連載休止になってしまうかもしれません。 この物語はBL作品となっておりますので、そういうことが苦手な方は本作はおすすめいたしません。 R15は保険です。

処理中です...