狼の憂鬱

うしお

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愛され狼は甘く啼く

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「ぁ……あ、ぁ……は、ぁ……ぁうぅ……っ」

ズボンにあいた穴からクラウスの極太陰茎が、オリバーの尻穴をゆっくりと拡げながら入ってくる。
大きく膨らんだ先端がオリバーのしこりを押し潰すと、ぐっしょりと濡れた肉襞がびくびくと震えながら陰茎をきつく締め付けた。

「あうぅ……っ、くらぅ、くらぅううぅっ」

「わかってるよ、オリバー。いまいっぱいぐちゅぐちゅしてやるからな」

「はぁ、ううっ、まっ、くらっ、あ、あ、ああっ、ひぁ、ぁああぁっっ」

クラウスは、切なく啼いたオリバーのしこりを、硬く張りつめた陰茎の先で丁寧に丁寧に突き崩していく。
長く生きてきたクラウスも、ズボンを穿いたままの尻に陰茎を差し込むのは、さすがに初めてだった。
だが、いっそ全裸で交わるよりも、どこかいけないことをしているような気分にさせられ、かなり興奮している。
自分にこんな性癖があったとは、と自嘲したクラウスが背徳感をじっくり味わっていると、オリバーがぶるぶると尻を震わせながら下に敷いた布を必死にかき集めはじめた。

「はぁ、んっ、ンンッ、あっ、くらっ、おっき、いぃっ、なん、なんれっ、あっ、ああっ、ひぁっ、ああっ」

クラウスの繰り出す一突きごとに小さく絶頂を繰り返しているらしく、オリバーの尻穴はぎゅぎゅぎゅぎゅっとクラウスの陰茎を激しく締め上げてくる。
もしかしたら、服を着たまま犯されているという状況に、オリバーも何か背徳感のようなものを感じているのかもしれない。

「なんで、だって? それは、オリバーが可愛いからだ。オリバーが、可愛くて可愛くて仕方がないから、私のペニスは大きくなってしまうんだ。オリバーのことを、大好きって証拠だ。わかるだろう?」

クラウスはぐりぐりぐりっと思いきりしこりを押し潰しながら、オリバーの頭から背中にかけてゆっくりと撫でおろす。
背中を快楽に震わせるオリバーは、クラウスの陰茎を締め付け、かき集めた布にしがみつきながら可愛らしく啼いている。

「あぅ、うう……っ、お、おれ、も……っ、おれも、くらぅ、すきぃ……っ」

「ああ。可愛いよ、オリバー」

「あっ、ああっ、くらっ、くらぅ、ぁンンッ、ひ、ぁうぅっ」

オリバーの甘く蕩けるような啼き声に、クラウスは陰茎を硬くすることで応えた。
穴に通されなかった尻尾が、オリバーの引き締まった腰の上で、ゆらゆらとゆれているのをクラウスは舌なめずりしながら見下ろす。
オリバーのしこりを突きながら、誘うようにゆれる尻尾の根元を優しく揉みこんだ。

「あっ、くらっ、くらうっ、それっ、あっ、ひぁっ、ああっ、らめぇっ、くらうっ、くらぅううぅっっ」

「オリバーは、尻尾まで可愛いいからな。ついつい、たくさん撫でてあげたくなる。オリバーは、尻尾をこんな風になでなでされるのは嫌いか? 気持ち悪いか?」

まるでクラウスの質問に答えるように、肉襞が激しく蠢くのを陰茎の先だけで楽しむ。
本当は早く根元まで押し入れ、陰茎全体でこの締め付けを味わいたいのだが、クラウスはこのまま焦らし続けるつもりだ。
クラウスの陰茎をたっぷりと味わったオリバーから、もっと奥まで欲しいとねだられたい。

「あっ、ひぁっ、ああっ、なでなで、しゅきぃっ、ンンッ、きもひぃよぉっ、しっぽ、なでなでしゅるの、きもひぃいいッ、くらうの、ちんこっ、ちんこも、しゅごい、きもひぃいいよぉ」

「オリバーが、悦んでくれてよかった。もっといっぱいなでなでしてあげるからな」

両手で尻尾の根元を優しく掴み、陰茎の先をしこりに向かって強く打ち付ける。
オリバーの尻は絶頂を繰り返してびくびくと跳ね上がり、まるでクラウスの陰茎を自分から飲み込もうとしているようだった。
先端の膨らみでオリバーの尻穴をぐぽぐぽと拡げ、クラウスは深く入りすぎないよう制御しながら腰を振る。
オリバーは、甘やかな声で啼きながら、敷布をぐしゃぐしゃとかき乱し続けている。
気持ち良さそうなその声に、クラウスは満足して腰を振り続ける。

「ああ、あっ、ひ、ぁうぅっ、ンンッ、くらぅ、おく、は……ぁンンッ、おくまれ、ひなっ、あひぃッッ、ぐりぐりくりゅぅっ、しゅごいっ、やぁンンッ、きもひぃっ、きもひぃいいっ、くらぅ、とけちゃうっ、おひり、とけちゃうよぉっ」

「奥はもう少し後で入れてあげるから、いまはここで我慢しようか。おまんこが、蕩けそうなくらい気持ちいいんだろう?」

「あっ、くらぅ、おまんこっ、きもひぃっ、おりばー、おまんこきもひぃのっ、くらぅのちんこれ、ぐりぐりされて、とけちゃうくらいきもひぃのぉっ」

「オリバーは、ちゃんと教えてくれて偉いな。いっぱいなでなでしてあげるから、たくさん気持ちよくなっていいからな?」

クラウスの新しい陰茎は、人であった時のものとは違う。
まるで人狼族のように、根元に近いところに先端よりも大きく膨らんだ部分がある。
人狼のオリバーの精気をたっぷり取り込んだからなのか、その特性が引き継がれているようだった。
興奮していないうちに、奥まで挿入してしまえば問題なかったのだろうが、すっかり興奮しきったクラウスの陰茎は、いまやすっかり凶器のような様相を呈している。
偶然とはいえ、オリバーから見えない体位を選んでよかったと思う。
尻穴よりも柔軟な女の膣に入れるのさえ躊躇われるような膨らみ具合に、クラウスですら戸惑っているが、オリバーの中に入りたくてたまらないというのも本音である。
そんな人外そのものの陰茎を、オリバーに少しでも痛みを与えることなく挿入を果たすためには、この慎ましやかで愛らしいオリバーの尻穴をもっともっとほぐしてやらなければならないだろう。
爽やかな朝陽の降り注ぐ中、クラウスはオリバーの尻穴を拡げることだけを考え、腰を振り続けていた。

クラウスがしこりを突き崩している間、ゆるく持ち上がっていたオリバーの尻が、突然べしゃりと崩れ落ちた。

「オリバー?」

クラウスが振り続けていた腰を止めるが、オリバーからは返事がなく、びくびくと痙攣を繰り返すだけだった。
そういえば、いつの間にかオリバーの声が聞こえなくなっていたことに、いまさらながらに気がついてしまう。
ゆっくりとオリバーの体をひっくり返してみれば、オリバーはどこか遠くを見つめたまま、だらだらとよだれを垂らしていた。
どうやらオリバーは絶頂しすぎて、失神してしまったようだった。

「やりすぎてしまったか」

やれやれと溜め息をついたクラウスは、ぐったりとしたオリバーの体を抱え上げ、そのまま陰茎の上に座らせた。
失神したことで弛緩した尻穴に、クラウスの陰茎が深く突き刺さる。
あの大きな根元の膨らみも、一気に押し込んだので、簡単に中まで入ってしまった。
びくびくと震えるオリバーの尻穴は、クラウスの陰茎にぎゅうっとしがみついてくる。
こんな風に隙間なくぴっちりと咥えこまれると、クラウスの陰茎がどれだけオリバーの中に馴染んでいるかが、よくわかった。
先端は尻穴の突き当たりに軽くめり込んで、いつでも奥を突き抜けられそうだし、根元の膨らみはしこりにしっかりとくい込んでいる。
この異形の陰茎は、オリバーを気持ちよくさせるためだけのものなのだと嬉しくなる。

「ああ、すごいな。私の体は、オリバーにぴったりじゃないか」

クラウスは、陰茎を挿入されただけで、漏らすように吐精したオリバーを抱き締め、嬉しそうに微笑んだ。
オリバーのズボンは、一目でわかるほど、ぐっしょりと濡れていた。
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