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二日目リノ、妻役
5、胸当ての秘密
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「可愛らしい君を、俺にもっとよく見せて」
ベッドの上で向き合ったまま、リノは彼の手が自分の着ている透けたガウンに向かって、ゆっくり近付いてきているのをどきどきしながら見守った。
ゆるく合わせただけのガウンは、彼の手で簡単に開かれ、胸当てに包まれたリノの胸を彼の前にさらけ出す。
「可愛らしいのに、ずいぶんといやらしい下着だね。可愛い乳首が、こんなところから顔を出しているよ」
彼の指が胸当てに開いたスリットをかき分け、そこに隠されていたリノの乳首を優しく暴いた。
この下着のことは、彼も知っているはずだが、こうしてあらためて言葉にされると自分がとても恥ずかしい格好をしているということが強調され、リノの気持ちを落ち着かなくさせる。
リノは自分の鼓動が、さらに加速していくの感じた。
先端に触れるか、触れないかのすれすれを撫でられ、少しずつリノの乳首は硬くなっていく。
不意に、彼の指が隠してあったリボンに触れた。
胸当ての中からするりと取り出されたリボンと、それにつながる小さな輪がリノの胸元からこぼれ落ちる。
思わず黙ってしまったふたりの視線の先で、リボンと輪がゆらりとゆれた。
「これは……?」
「それ、は……その、着けてみたんだけど、使い方が、わからなくて」
「……そう、使い方がわからないんだ。それなら、あとで俺が使い方を教えてあげるよ。楽しみにしていてね」
リボンからぶら下がる小さな輪を手のひらの上にのせた彼は、なるほどと頷いて、嬉しそうに笑うとリノの体をゆっくりとベッドに押し倒した。
「そろそろ、ここを可愛がってあげないとね。君も、気に入ってくれるといいな」
「……あの、それは、どうやって使うんですか……?」
「それは、もう少しあとで教えてあげる」
胸当てからのびるリボンを手に持ったまま、彼はリノの乳首に吸いついた。
リノが思わず体を仰け反らせると、ちゅうっと吸い上げられた乳首の先端に彼の舌が押し当てられ、ちろちろとくすぐるように舐めはじめる。
「あ……っ、んっ、ふ……ぁっ」
右と左を優しく交互に舌でくすぐられ、リノの乳首は少しずつ硬くなっていった。
快感というには微かな感覚を、少しずつではあるもののリノは、乳首で味わえるようになっていく。
自分で胸を揉んでみたときには、何も感じられなかったというのに、彼にされているというだけでこんなにも違うものなのか。
自分の体が少しずつ変化させられていくのが、リノにもわかった。
女性が快感を感じられるかどうかは、男性がきちんと技術を身につけているかどうかにかかっているのだとはっきりわかる。
リノは、閨授業の大切さを改めて思い知ることになった。
ちゅぱちゅぱと可愛らしい音を立てながら乳首を吸われ続けて、どのくらいたったのだろうか。
びくびくと震えるリノの乳首に、冷たい感触がひたりと触れた。
「ちょうどいい大きさだね」
硬くしこった乳首に、リボンに結びつけられた輪が重ねられる。
しっかりと硬くなっているからなのか、輪に押し潰されてしまうこともない。
「約束通り、つけてあげるね」
彼の指が、リノの乳首を挟んでおさえると、乗せられていた輪の中から、少し尖った先端がちょこりと頭を出した。
ひんやりとしていた輪は、リノの体温を吸ってしまったのか、ほんのりと熱くて触れているところから乳首が蕩けてしまいそうになる。
「ぁ……あぁ……っ」
「嫌いじゃなさそうでよかった」
彼は、リノの乳首をつまんだまま、とても楽しそうに微笑んだ。
それから、乳首をつまんでいない方の手でゆっくりと胸を撫で、硬くなった乳首のすぐそばを爪の先で優しく引っ掻く。
乳首になんて当たりもしなかったのに、体がぞわんと震えて胸が突き出た。
「とても、敏感なんだね。それなら、いまのうちにつけてしまおうか」
ベッドの上で向き合ったまま、リノは彼の手が自分の着ている透けたガウンに向かって、ゆっくり近付いてきているのをどきどきしながら見守った。
ゆるく合わせただけのガウンは、彼の手で簡単に開かれ、胸当てに包まれたリノの胸を彼の前にさらけ出す。
「可愛らしいのに、ずいぶんといやらしい下着だね。可愛い乳首が、こんなところから顔を出しているよ」
彼の指が胸当てに開いたスリットをかき分け、そこに隠されていたリノの乳首を優しく暴いた。
この下着のことは、彼も知っているはずだが、こうしてあらためて言葉にされると自分がとても恥ずかしい格好をしているということが強調され、リノの気持ちを落ち着かなくさせる。
リノは自分の鼓動が、さらに加速していくの感じた。
先端に触れるか、触れないかのすれすれを撫でられ、少しずつリノの乳首は硬くなっていく。
不意に、彼の指が隠してあったリボンに触れた。
胸当ての中からするりと取り出されたリボンと、それにつながる小さな輪がリノの胸元からこぼれ落ちる。
思わず黙ってしまったふたりの視線の先で、リボンと輪がゆらりとゆれた。
「これは……?」
「それ、は……その、着けてみたんだけど、使い方が、わからなくて」
「……そう、使い方がわからないんだ。それなら、あとで俺が使い方を教えてあげるよ。楽しみにしていてね」
リボンからぶら下がる小さな輪を手のひらの上にのせた彼は、なるほどと頷いて、嬉しそうに笑うとリノの体をゆっくりとベッドに押し倒した。
「そろそろ、ここを可愛がってあげないとね。君も、気に入ってくれるといいな」
「……あの、それは、どうやって使うんですか……?」
「それは、もう少しあとで教えてあげる」
胸当てからのびるリボンを手に持ったまま、彼はリノの乳首に吸いついた。
リノが思わず体を仰け反らせると、ちゅうっと吸い上げられた乳首の先端に彼の舌が押し当てられ、ちろちろとくすぐるように舐めはじめる。
「あ……っ、んっ、ふ……ぁっ」
右と左を優しく交互に舌でくすぐられ、リノの乳首は少しずつ硬くなっていった。
快感というには微かな感覚を、少しずつではあるもののリノは、乳首で味わえるようになっていく。
自分で胸を揉んでみたときには、何も感じられなかったというのに、彼にされているというだけでこんなにも違うものなのか。
自分の体が少しずつ変化させられていくのが、リノにもわかった。
女性が快感を感じられるかどうかは、男性がきちんと技術を身につけているかどうかにかかっているのだとはっきりわかる。
リノは、閨授業の大切さを改めて思い知ることになった。
ちゅぱちゅぱと可愛らしい音を立てながら乳首を吸われ続けて、どのくらいたったのだろうか。
びくびくと震えるリノの乳首に、冷たい感触がひたりと触れた。
「ちょうどいい大きさだね」
硬くしこった乳首に、リボンに結びつけられた輪が重ねられる。
しっかりと硬くなっているからなのか、輪に押し潰されてしまうこともない。
「約束通り、つけてあげるね」
彼の指が、リノの乳首を挟んでおさえると、乗せられていた輪の中から、少し尖った先端がちょこりと頭を出した。
ひんやりとしていた輪は、リノの体温を吸ってしまったのか、ほんのりと熱くて触れているところから乳首が蕩けてしまいそうになる。
「ぁ……あぁ……っ」
「嫌いじゃなさそうでよかった」
彼は、リノの乳首をつまんだまま、とても楽しそうに微笑んだ。
それから、乳首をつまんでいない方の手でゆっくりと胸を撫で、硬くなった乳首のすぐそばを爪の先で優しく引っ掻く。
乳首になんて当たりもしなかったのに、体がぞわんと震えて胸が突き出た。
「とても、敏感なんだね。それなら、いまのうちにつけてしまおうか」
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