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15-(11)※※
しおりを挟む耳もとで低い声が響くなり、そそり立つ蛇の陰茎にルトの身体が落とされる。自力で閉じられなくなった穴は、反り返るもう一本の逸物までずぶずぶと飲みこんでいった。
「ィあっぎッ――あふッ、ぁふッ、あうっぅぅ、はッ……はひ、む……ぃッ」
拡がりきっていたといえただでさえ体格差が激しい。そのうえ獣人のペニスは人間より優るのだ。怒張の硬さも太さも長さも。それを二本も一つの穴に挿入するなんて。できるはずない。
「さ、裂け、裂ける……ッんぎぁ、あッ、ぁああぁッ」
やめて、やめてとひしゃげた声で泣き叫んだ。だが半狂乱で身を捩るルトの身体は、背後から太い腕にがっちり抱えこまれる。
小さな身に、巨大な陰茎が突き刺さる姿に興奮するのか。狭い肉壁を割り裂く二本の熱杭が、ルトを貫きながらさらに雄々しくなった。
「ひぎぃッあ、ぅあ……ィ、が……ッッ」
ルトの重みと胎児の重みと。だらだら零れる大量の精液と排尿でじわり、じわりと、二本のペニスがルトの尻の間に消えてゆく。だが根元までは入らなかったのだろう、半分以上沈んだところで、二本の男根を呑みこむルトの身体が止まった。
「きひッ、ひッ、ふ、ゥッ……、も、ぁ、ゃ……っ」
「これからだろ」
二本の陰茎が突き刺るルトに、蛇が背後から耳元で告げる。ルトの薄い胸から肩にかけて手のひらを回し、がつんッと硬直したルトをずり下ろした。
「ひっぃ――あッ、ぁあぁぁあッがはッ、あッ、いぁッいッ!」
「おー、キチクー」
「いいぞいいぞ、もっとやれー!」
ルトの身体が数回にわたって痙攣する。張り出た腹がさらに出っ張り、ルトの中にいる胎児までもが突き上げられた。
力強い陰茎は臍の上まで滑りこみ、胃の底まで到達しそうだ。せりあがる胃液に嘔吐いた。熱い身体の中を冷たいものが駆け上り、全身からだらだらと冷や汗が吹き出た。
どうにかして楽になろうと、無意識にルトの両足が限界以上に開脚する。成熟した二本の男性器が、白い尻から出入りする丸見えの格好に、目の前の獣人たちが歓声を上げた。
内部をぼこぼこ這いずる二本の異物で、狭い肉道を掻きわけられる。ひどい圧迫感に押し上げられて、ルトの小さな陰茎から、ちょろちょろと淡い黄色の小便が放物線を描いた。
後ろから抱っこされて小便をして、幼児みたいだと獣人たちが笑いたてる。けれど小便を漏らそうが尻から排尿を垂れ流そうが、もはや限界だった。
ルトの小さな身体は完全に蛇の股間に乗っかっていた。根元まで、体内に埋められたのだ。ガタガタ身震いするルトの呼吸が短くなった。耐え忍ぶしかないルトを嘗め回すように、獣人たちが口笛を鳴らすのを、どこか遠くで聞いた。
蛇の獣人は持ち上げたルトに腕を回して抑えこむと、二本の杭で、下からごつと突き上げてきた。
「ひぁあッあくッ、ひゅ、ひゅ――、がッッぅご……ッ」
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