けだものどもの孕み腹

ソウ

文字の大きさ
上 下
17 / 367

2-(9)※

しおりを挟む

 がん、がつっ、ごっ、と激しい音が聞こえ、瞬間、ルトの曲がった狭い腸がドンと突き破られた気がした。そして、ついに小さな薄い尻に獣人の硬い皮膚があたった、隙間なく。獣人のものがすべて埋まり、根元まで挿入されたのだ。

「――はっ、やっとかよ。手間とらせやがって……っ」
「うぅ、うぅぅッ……うぇッえっ……っ」

 吐き気がする。根太い杭で無理やり位置を変えさせられた腹の奥から、内臓が押し上げられて口から飛び出してきてしまいそう。がくがく慄く腕で口元を覆った。

 だが獣人は、深く突き刺した杭を抜かぬままルトの身体を起こし上げた。せっかく最後まで挿入した感触を、さらに堪能するために。

「ひあっあぁ、あぁっ――ぃっ、ッ、ひッ!」

 腹に埋まる熱杭で繋がって、細い身を揺すられるたびにゆらゆらと揺れ動く。無理やりまっすぐ引き延ばされた腸が、身体の中でうにうに泳ぐ。

 容赦ない突き上げにあわせ、軽い身体が空中に浮いては重力でずるりと沈んだ。けれど、宙に浮かぶ身体は腰を掴む獣人の腕で倒れなかった。

 ルトは、風よりも軽い風船になった気がした。自分の命の手綱を握る、目の前の獣人を楽しませるだけの玩具だ。人ではない。

 滾る熱杭を受け入れる穴がいつ破裂するか、どこまで丸い腹を膨らませられるか、どんなふうにはじけるか。意志どころか命すらない、遊ぶためだけの生きた玩具だ。

 獣人と向かい合ったまま、獣人が満足するまで揺すられ続けた。





しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

保育士だっておしっこするもん!

こじらせた処女
BL
 男性保育士さんが漏らしている話。ただただ頭悪い小説です。 保育士の道に進み、とある保育園に勤めている尾北和樹は、新人で戸惑いながらも、やりがいを感じながら仕事をこなしていた。  しかし、男性保育士というものはまだまだ珍しく浸透していない。それでも和樹が通う園にはもう一人、男性保育士がいた。名前は多田木遼、2つ年上。  園児と一緒に用を足すな。ある日の朝礼で受けた注意は、尾北和樹に向けられたものだった。他の女性職員の前で言われて顔を真っ赤にする和樹に、気にしないように、と多田木はいうが、保護者からのクレームだ。信用問題に関わり、同性職員の多田木にも迷惑をかけてしまう、そう思い、その日から3階の隅にある職員トイレを使うようになった。  しかし、尾北は一日中トイレに行かなくても平気な多田木とは違い、3時間に一回行かないと限界を迎えてしまう体質。加えて激務だ。園児と一緒に済ませるから、今までなんとかやってこれたのだ。それからというものの、限界ギリギリで間に合う、なんて危ない状況が何度か見受けられた。    ある日の紅葉が色づく頃、事件は起こる。その日は何かとタイミングが掴めなくて、いつもよりさらに忙しかった。やっとトイレにいける、そう思ったところで、前を押さえた幼児に捕まってしまい…?

【BL:R18】旦那さまに愛育調教されるオトコ妻

時枝蓮夜
BL
この世界には完全な男性1:完全な女性0.4:不完全男性0.5の割合で生まれてくる。 ぼくは不完全な男、12歳から15歳で肉体的な成長が止まり、生殖能力もない不完全男性として生まれた。 不完全男性は数の足りない女性の代用として、完全な男性の内縁のオトコ妻になる事ができる。 ○ ぼくは14歳になる直前に旦那さまに見初められた。 そして15歳の春、スクールの卒業と同時に旦那さまに娶られ、オトコ妻となりました。 ○ 旦那さまに娶られ、オトコ妻となりましたので旦那さま好みのオトコ妻となるべく愛育調教が始まりました。 ○ 旦那さまのお気に召すまま、ぼくを旦那さま好みに調教して下さいませ。

調教済み騎士団長さまのご帰還

ミツミチ
BL
敵国に囚われている間に、肉体の隅に至るまで躾けられた騎士団長を救出したあとの話です

皇帝陛下の精子検査

雲丹はち
BL
弱冠25歳にして帝国全土の統一を果たした若き皇帝マクシミリアン。 しかし彼は政務に追われ、いまだ妃すら迎えられていなかった。 このままでは世継ぎが産まれるかどうかも分からない。 焦れた官僚たちに迫られ、マクシミリアンは世にも屈辱的な『検査』を受けさせられることに――!?

膀胱を虐められる男の子の話

煬帝
BL
常におしがま膀胱プレイ 男に監禁されアブノーマルなプレイにどんどんハマっていってしまうノーマルゲイの男の子の話 膀胱責め.尿道責め.おしっこ我慢.調教.SM.拘束.お仕置き.主従.首輪.軟禁(監禁含む)

私の彼氏は義兄に犯され、奪われました。

天災
BL
 私の彼氏は、義兄に奪われました。いや、犯されもしました。

壁穴奴隷No.19 麻袋の男

猫丸
BL
壁穴奴隷シリーズ・第二弾、壁穴奴隷No.19の男の話。 麻袋で顔を隠して働いていた壁穴奴隷19番、レオが誘拐されてしまった。彼の正体は、実は新王国の第二王子。変態的な性癖を持つ王子を連れ去った犯人の目的は? シンプルにドS(攻)✕ドM(受※ちょっとビッチ気味)の組合せ。 前編・後編+後日談の全3話 SM系で鞭多めです。ハッピーエンド。 ※壁穴奴隷シリーズのNo.18で使えなかった特殊性癖を含む内容です。地雷のある方はキーワードを確認してからお読みください。 ※No.18の話と世界観(設定)は一緒で、一部にNo.18の登場人物がでてきますが、No.19からお読みいただいても問題ありません。

僕が玩具になった理由

Me-ya
BL
🈲R指定🈯 「俺のペットにしてやるよ」 眞司は僕を見下ろしながらそう言った。 🈲R指定🔞 ※この作品はフィクションです。 実在の人物、団体等とは一切関係ありません。 ※この小説は他の場所で書いていましたが、携帯が壊れてスマホに替えた時、小説を書いていた場所が分からなくなってしまいました😨 ので、ここで新しく書き直します…。 (他の場所でも、1カ所書いていますが…)

処理中です...