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部屋への招待
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俺は騎士から茶の葉が入った缶を受け取り、おんぶからお姫様抱っこに変わり俺とジル王子は王様が待っている部屋へと向かった。
その頃王様の部屋では、慌ただしく騒がしかった。
「お茶菓子には何がいいのだ?」
「ケーキに焼き菓子が御座います…他に、ゼリーなども御座いますが今からお作りしますにはお時間がかかります」
「今からでは遅すぎる。今すぐ出せる菓子を持て!」
「はい、王様」
五人のメイドに身支度を任せている王様は、臣下に用意出来るお菓子を頼み笑みが止まらなかった。
「王様、終わりました」
「うむ」
鏡の前で身支度を終えた服を念入りに見渡し、髪型に顔等を見ては「ふむ…」と声を出す王様に数名のメイド達はヒソヒソと話していた。
「何方かとお会いになるのかしら…」
「お菓子を気にしているみたいだったわ…王妃様かしら?それともジャンヌ様?エリーゼ様?!」
「側室の方かもよ、私も王様の側室になりたいわ」
「あらっ、側室で無く王子様と結婚が早いわよ。まだ王子様に婚約者がいないでしょう」
「悪いが君達この髪型を変えたいのだが」
「「「「!!はい、今すぐに」」」」
ヒソヒソと話しをしていたメイド達は王様に声をかけられ、慌てて王様の髪を整えていた。
髪の毛を気にする王様にメイド達は、余程のお相手だと緊張する手が震え髪の毛を整えていた。
「王様、此方の髪型は如何でしょう」
「ふむ、そうだなこの髪でいいだろうご苦労だった。」
「有り難う御座います。お会いになります方も王様のお姿に見惚れてしまわれるでしょう」
年長の王様付きのメイドが褒める言葉をかけると王様は鏡を見て笑みを見せていた。
「…そうか…そうだと嬉しいものだな…」
まるで初恋の相手に会うような、頬を染めて喜ぶ王様にメイド達は声が出ないほど驚いていた。
「…ち、ちょっと見た?王様の笑顔…」
「み、見たわ…何方がお見えになるのかしら…」
ヒソヒソと話しをするメイド達は鏡の前で笑顔を見せ年長のメイドと会話を交わし、テーブルの上には色んな菓子が並んでいた。
「まだ、来ないのか?すまないが近衛を呼んでくれ」
「分かりました」
年長のメイドが廊下で護衛をしている近衛に声をかけ部屋に通した。
「王様お呼びでしょうか」
「まだ、ジル王子からの連絡は無いのか?」
「はい」
「そうか…すまないが迎えに…いや、私が行こう」
「!王様自らで御座いますか?!」
「何を今更のように驚いている、子を迎えに行くだけだが」
「も、申し訳御座いません」
王様と近衛騎士の会話が聞こえたメイド達は、ジル王子が部屋に来る事を聞き驚きと不安な顔をするメイドもいた。
メイド嫌いなジル王子の噂は、メイド達に広まり知らない者はいなかった…
王様が身なりを気にしていたのは、ジル王子を部屋に呼ぶ為だったのだと…今までヒソヒソと話しをしていたメイド達に笑顔が消えていた。
その頃王様の部屋では、慌ただしく騒がしかった。
「お茶菓子には何がいいのだ?」
「ケーキに焼き菓子が御座います…他に、ゼリーなども御座いますが今からお作りしますにはお時間がかかります」
「今からでは遅すぎる。今すぐ出せる菓子を持て!」
「はい、王様」
五人のメイドに身支度を任せている王様は、臣下に用意出来るお菓子を頼み笑みが止まらなかった。
「王様、終わりました」
「うむ」
鏡の前で身支度を終えた服を念入りに見渡し、髪型に顔等を見ては「ふむ…」と声を出す王様に数名のメイド達はヒソヒソと話していた。
「何方かとお会いになるのかしら…」
「お菓子を気にしているみたいだったわ…王妃様かしら?それともジャンヌ様?エリーゼ様?!」
「側室の方かもよ、私も王様の側室になりたいわ」
「あらっ、側室で無く王子様と結婚が早いわよ。まだ王子様に婚約者がいないでしょう」
「悪いが君達この髪型を変えたいのだが」
「「「「!!はい、今すぐに」」」」
ヒソヒソと話しをしていたメイド達は王様に声をかけられ、慌てて王様の髪を整えていた。
髪の毛を気にする王様にメイド達は、余程のお相手だと緊張する手が震え髪の毛を整えていた。
「王様、此方の髪型は如何でしょう」
「ふむ、そうだなこの髪でいいだろうご苦労だった。」
「有り難う御座います。お会いになります方も王様のお姿に見惚れてしまわれるでしょう」
年長の王様付きのメイドが褒める言葉をかけると王様は鏡を見て笑みを見せていた。
「…そうか…そうだと嬉しいものだな…」
まるで初恋の相手に会うような、頬を染めて喜ぶ王様にメイド達は声が出ないほど驚いていた。
「…ち、ちょっと見た?王様の笑顔…」
「み、見たわ…何方がお見えになるのかしら…」
ヒソヒソと話しをするメイド達は鏡の前で笑顔を見せ年長のメイドと会話を交わし、テーブルの上には色んな菓子が並んでいた。
「まだ、来ないのか?すまないが近衛を呼んでくれ」
「分かりました」
年長のメイドが廊下で護衛をしている近衛に声をかけ部屋に通した。
「王様お呼びでしょうか」
「まだ、ジル王子からの連絡は無いのか?」
「はい」
「そうか…すまないが迎えに…いや、私が行こう」
「!王様自らで御座いますか?!」
「何を今更のように驚いている、子を迎えに行くだけだが」
「も、申し訳御座いません」
王様と近衛騎士の会話が聞こえたメイド達は、ジル王子が部屋に来る事を聞き驚きと不安な顔をするメイドもいた。
メイド嫌いなジル王子の噂は、メイド達に広まり知らない者はいなかった…
王様が身なりを気にしていたのは、ジル王子を部屋に呼ぶ為だったのだと…今までヒソヒソと話しをしていたメイド達に笑顔が消えていた。
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