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シェル王子の部屋⑨
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「シモンさん、ウィル王子とそんな出会いがあったんすね…って言うか…外から部屋の中に入るのはさすがにやばいっしょ」
「その事は私も反省はしているが悲鳴のような叫び声を聞けばその場に行くだろう!?その時はメイド達も一緒だったから証拠があるんだ」
「シモンさん、彼女が居るのにまたメイドと遊びに行ったんすか?彼女が泣くっすよ」
「だから何度も言っているだろう彼女は居ないと!それにメイド達は偶然会ったんだ…」
「…あの…」
シェル王子の部屋の前で今夜護衛を任された、シモン騎士とディオン騎士の前にウィル王子のメイドのマリアが籠を持ち、二人の騎士に声をかけていた。
「お話しの所申し訳ありません、シェル様から頼まれていましたのでお持ち致しました」
「はい、マリアさんっすね。」
「…私の名前を知っているのですか?」
「この前、シェル様の部屋の前でロベールさんにわざとぶっかつたっしょ!?それで覚えていたんすよ」
「……」
「…君に少し尋ねたいが良いかな?」
「えっ、私にですか?」
シモン騎士が少し困った顔でメイドのマリアに声をかけた。
「…その…ウィル王子から…いや、すまないなんでも無いんだ…部屋へお通ししょう」
「?…はぃ…」
メイドのマリアは、途中で会話が止まったシモン騎士を見て首を傾げていた。
コンコン!
「シェル様、ウィル様のメイドがお待ちです」
「部屋へ通して下さい」
「失礼しますシェル様」
部屋の扉を開けたシモン騎士は、メイドのマリアを部屋に通し、シェル王子がウィル王子と一緒のソファーに座る姿を見た後、部屋の扉を閉めた。
「…なぁ、ディオン」
「なんすか?」
「何故シェル様は、ウィル王子と同じソファーに座っていたんだ?」
「は?変な事を聞くっすね」
「いや…さっき部屋を見てシェル様がウィル王子と座る姿を見たから…」
「兄弟だから一緒に座るっしょ、シェル様はウィル王子を可愛がっているみたいっすから」
「…そうか……」
「シモンさん、ウィル王子が帰る頃に声をかけたらどうっすか?」
「え!?何故ウィル王子に声をかける話しに…」
「シモンさん、さっきからウィル王子の話ししかしていないっすから、気になるのも分かるっすけど」
「…はぁ…悪いディオン…」
「ハハハ、今のシオンさんシェル様からウィル王子を取られたって顔をしてるっすよ」
「は?と…」
笑うディオン騎士を見ていたシモン騎士は、シェル王子からウィル王子を取られたと聞き、モヤッとした分からない気持ちで護衛を続けた。
部屋の中に入ったメイドのマリアは、周りにメイド長と三人のメイドが居ない事を知り、一つのソファーに座るウィル王子とシェル王子の方へ顔を向けた。
「有り難う御座いますマリア、お菓子はありましたか?」
「お菓子?!」
俺はシェル王子からお菓子と聞きマリアさんの方へ顔を向けた。
「はい、シェル様焼き菓子に成りますが宜しいですか?」
「ええっ、テーブルの上に置いて下さい」
「分かりました」
マリアさんが籠をテーブルの上に置き、被せていた布巾を取るとクッキーが入っていた。
「うわっ、美味しそう」
「マリアにお菓子を頼んだのです」
「ありがとうマリアさん」
「いいえ、料理長から頂きましたから」
「あっ、マリアさん良かったら一緒にお茶を飲みませんか?」
俺はマリアさんも一緒にお茶を誘った
「その事は私も反省はしているが悲鳴のような叫び声を聞けばその場に行くだろう!?その時はメイド達も一緒だったから証拠があるんだ」
「シモンさん、彼女が居るのにまたメイドと遊びに行ったんすか?彼女が泣くっすよ」
「だから何度も言っているだろう彼女は居ないと!それにメイド達は偶然会ったんだ…」
「…あの…」
シェル王子の部屋の前で今夜護衛を任された、シモン騎士とディオン騎士の前にウィル王子のメイドのマリアが籠を持ち、二人の騎士に声をかけていた。
「お話しの所申し訳ありません、シェル様から頼まれていましたのでお持ち致しました」
「はい、マリアさんっすね。」
「…私の名前を知っているのですか?」
「この前、シェル様の部屋の前でロベールさんにわざとぶっかつたっしょ!?それで覚えていたんすよ」
「……」
「…君に少し尋ねたいが良いかな?」
「えっ、私にですか?」
シモン騎士が少し困った顔でメイドのマリアに声をかけた。
「…その…ウィル王子から…いや、すまないなんでも無いんだ…部屋へお通ししょう」
「?…はぃ…」
メイドのマリアは、途中で会話が止まったシモン騎士を見て首を傾げていた。
コンコン!
「シェル様、ウィル様のメイドがお待ちです」
「部屋へ通して下さい」
「失礼しますシェル様」
部屋の扉を開けたシモン騎士は、メイドのマリアを部屋に通し、シェル王子がウィル王子と一緒のソファーに座る姿を見た後、部屋の扉を閉めた。
「…なぁ、ディオン」
「なんすか?」
「何故シェル様は、ウィル王子と同じソファーに座っていたんだ?」
「は?変な事を聞くっすね」
「いや…さっき部屋を見てシェル様がウィル王子と座る姿を見たから…」
「兄弟だから一緒に座るっしょ、シェル様はウィル王子を可愛がっているみたいっすから」
「…そうか……」
「シモンさん、ウィル王子が帰る頃に声をかけたらどうっすか?」
「え!?何故ウィル王子に声をかける話しに…」
「シモンさん、さっきからウィル王子の話ししかしていないっすから、気になるのも分かるっすけど」
「…はぁ…悪いディオン…」
「ハハハ、今のシオンさんシェル様からウィル王子を取られたって顔をしてるっすよ」
「は?と…」
笑うディオン騎士を見ていたシモン騎士は、シェル王子からウィル王子を取られたと聞き、モヤッとした分からない気持ちで護衛を続けた。
部屋の中に入ったメイドのマリアは、周りにメイド長と三人のメイドが居ない事を知り、一つのソファーに座るウィル王子とシェル王子の方へ顔を向けた。
「有り難う御座いますマリア、お菓子はありましたか?」
「お菓子?!」
俺はシェル王子からお菓子と聞きマリアさんの方へ顔を向けた。
「はい、シェル様焼き菓子に成りますが宜しいですか?」
「ええっ、テーブルの上に置いて下さい」
「分かりました」
マリアさんが籠をテーブルの上に置き、被せていた布巾を取るとクッキーが入っていた。
「うわっ、美味しそう」
「マリアにお菓子を頼んだのです」
「ありがとうマリアさん」
「いいえ、料理長から頂きましたから」
「あっ、マリアさん良かったら一緒にお茶を飲みませんか?」
俺はマリアさんも一緒にお茶を誘った
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