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久しぶりの入浴時間②
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「は?今なんと申されたのですか?」
ロベール騎士が驚き目の前に居るメイド長に声をかけた。
「シェル様が、メイド達に身体を洗います許可をなさいましたので、騎士のお一人をお願い致しますとお話し致しました。わたくしも、メイド達と同じようにシェル様のお手伝いを致します」
メイド長の話しを聞いた護衛騎士達は驚いていたようだ。
「…分かりました。私が部屋へ参ります」
エリック騎士が監視役として部屋の中に入ることになった。
「どうしたっすかねシェル様、今まで一人で入浴していたっすけど今夜はメイドに任せるんすね」
「それにメイド長が一緒だと聞いたのには驚いた」
「…メイドに入浴を頼まれた事を喜ぶべきだろうか…」
三人の騎士達は今夜のシェル王子はいつもと様子が違うと話していた。
シェル王子がメイド長とメイド達に入浴を頼み、その離れにはエリック騎士が待機していた。
「エリックが監視役に成ったのですね」
「皆驚いていましたのでわたくしが志願致しました」
「入浴をするだけですが、何を驚くのです?」
シェル王子は着ていた服を脱ぎ、メイドは頬を赤く染めシェル王子の入浴着の着替えを被せていた。
「…シェル様がメイドに入浴を任されました事に…」
「ふふっ、今夜は気分が良いものですからメイド達に仕事を与えたまでです。宜しくお願いします」
「え!あ、は、はい…シェル様…」
メイドに笑顔を見せるシェル王子に、顔が真っ赤になるメイドも笑顔をシェル王子に向けていた。
カイザック王子から、『女性に優しい』と言われた事など忘れ、いつもの優しい言葉と笑顔をシェル王子はメイドに向けていた。
「シェル様、入浴の準備が出来ました」
「有り難う、また君達に私の身体を任せて良いですか?」
「は、はい、シェル様光栄で御座います」
「わたくし達にお任せ下さいシェル様」
「ふふふふ」
「……」
メイドと一緒に歩く姿を見ていたエリック騎士は心の中で思った
(ウィル王子が側に居ましたらどうなっていたのだろう…)
シェル王子が入浴中、一人のメイドがシェル王子の部屋へ歩いていた。
「あれ?こっちに向かっているメイドは、ウィル王子付きのメイドじゃないっすか?」
「…確かに…もうウィル王子が来たのか?」
「一緒では無いようです…」
メイドのマリアは、ポットとカップを持ちシェル王子の部屋へと歩き、部屋の前には三人の護衛騎士が立っていた。
「お疲れ様です。シェル様はお部屋に居ますでしょうか?」
「あ、ああ、お疲れ様…シェル様は居るが部屋の中に入るのは待って欲しいのだが…」
「何か不都合でもあるのですか?」
「い、いや、何も無いのだが…」
「では、シェル様をお呼び下さい。今夜の事はシェル様からお聞きしたと思いますが?」
「そうなのだが…」
ロベール騎士は、マリアに戸惑い部屋に入るのを待つようにと会話をする二人を見ていたシモン騎士とディオン騎士は、コソッと声に出していた。
「…ロベールさん、珍しく戸惑っているように見えるな…」
「まぁ、この前ウィル王子の話しをして聞かれたんで戸惑うのも無理もないっしょ…最強のメイドっすね」
「…最強…」
「仕方ないっすね、ロベールさんを助けますか」
ディオン騎士がロベール騎士とメイドのマリアの側へ行きカチャと扉を開けた。
「な!?何を勝手に開けるのだディオン、まだシェル様は入浴中だぞ」
「エリックさんが居るんで大丈夫っしょ、それにメイド長も居ますし」
「メイド長がシェル様の部屋に居るのですか?」
メイドのマリアは少し驚いた顔をしてディオン騎士を見ていた。
「そうっす、シェル様がメイド長を呼んだみたいっすから」
「そうですか」
「シェル様は入浴中すけど、騎士が居ますんで何かあったら聞いて下さい」
「…有り難う御座います」
「いえいえ」
「おい、ディオン何を勝手に部屋へ通すのだ!シェル様から叱りを受けるぞ」
「ポットとカップを運んでいるんで何も言われないっしょ」
「しかし、シェル様は今は入浴中だぞ」
「彼女もメイドなんで問題ないっしょ、じゃあ俺達は廊下に居ますんで、ほらっ行くっすよロベールさん」
「おい、ディオン」
メイドのマリアは二人の騎士に頭を下げ、ディオン騎士は手を振りロベール騎士はディオン騎士から背中を押されシェル王子の部屋を出た。
「…相変わらず騒がしい人達ね、シェル様はどうしてあの方達を護衛に迎えたのかしら…」
メイドのマリアは、二つのソファーがあるテーブルに持って来たポットとカップを乗せた台を置き、周りを見渡した。
「メイド長の姿が見えないけど…たしかシェル様は入浴中だと言っていたわね」
ポスッとソファーに腰を下ろしたマリアは、静かな部屋で聞こえる水の音と複数の女性の声が聞こえ、その中にシェル王子の笑い声と会話を楽しむ声が聞こえた。
「…シェル様、確か今はご自分で入浴をしてメイドには声をかけていないと聞いたけど…メイド長も一緒に入浴の手伝いをしているのかしら?もし、シェル様にお付き合いしている女性がいましたら嫌でしょうね~」
マリアは静かな部屋で聞こえる、シェル王子とメイド長そしてメイド達の声を聞きながら静かに待っていた。
ロベール騎士が驚き目の前に居るメイド長に声をかけた。
「シェル様が、メイド達に身体を洗います許可をなさいましたので、騎士のお一人をお願い致しますとお話し致しました。わたくしも、メイド達と同じようにシェル様のお手伝いを致します」
メイド長の話しを聞いた護衛騎士達は驚いていたようだ。
「…分かりました。私が部屋へ参ります」
エリック騎士が監視役として部屋の中に入ることになった。
「どうしたっすかねシェル様、今まで一人で入浴していたっすけど今夜はメイドに任せるんすね」
「それにメイド長が一緒だと聞いたのには驚いた」
「…メイドに入浴を頼まれた事を喜ぶべきだろうか…」
三人の騎士達は今夜のシェル王子はいつもと様子が違うと話していた。
シェル王子がメイド長とメイド達に入浴を頼み、その離れにはエリック騎士が待機していた。
「エリックが監視役に成ったのですね」
「皆驚いていましたのでわたくしが志願致しました」
「入浴をするだけですが、何を驚くのです?」
シェル王子は着ていた服を脱ぎ、メイドは頬を赤く染めシェル王子の入浴着の着替えを被せていた。
「…シェル様がメイドに入浴を任されました事に…」
「ふふっ、今夜は気分が良いものですからメイド達に仕事を与えたまでです。宜しくお願いします」
「え!あ、は、はい…シェル様…」
メイドに笑顔を見せるシェル王子に、顔が真っ赤になるメイドも笑顔をシェル王子に向けていた。
カイザック王子から、『女性に優しい』と言われた事など忘れ、いつもの優しい言葉と笑顔をシェル王子はメイドに向けていた。
「シェル様、入浴の準備が出来ました」
「有り難う、また君達に私の身体を任せて良いですか?」
「は、はい、シェル様光栄で御座います」
「わたくし達にお任せ下さいシェル様」
「ふふふふ」
「……」
メイドと一緒に歩く姿を見ていたエリック騎士は心の中で思った
(ウィル王子が側に居ましたらどうなっていたのだろう…)
シェル王子が入浴中、一人のメイドがシェル王子の部屋へ歩いていた。
「あれ?こっちに向かっているメイドは、ウィル王子付きのメイドじゃないっすか?」
「…確かに…もうウィル王子が来たのか?」
「一緒では無いようです…」
メイドのマリアは、ポットとカップを持ちシェル王子の部屋へと歩き、部屋の前には三人の護衛騎士が立っていた。
「お疲れ様です。シェル様はお部屋に居ますでしょうか?」
「あ、ああ、お疲れ様…シェル様は居るが部屋の中に入るのは待って欲しいのだが…」
「何か不都合でもあるのですか?」
「い、いや、何も無いのだが…」
「では、シェル様をお呼び下さい。今夜の事はシェル様からお聞きしたと思いますが?」
「そうなのだが…」
ロベール騎士は、マリアに戸惑い部屋に入るのを待つようにと会話をする二人を見ていたシモン騎士とディオン騎士は、コソッと声に出していた。
「…ロベールさん、珍しく戸惑っているように見えるな…」
「まぁ、この前ウィル王子の話しをして聞かれたんで戸惑うのも無理もないっしょ…最強のメイドっすね」
「…最強…」
「仕方ないっすね、ロベールさんを助けますか」
ディオン騎士がロベール騎士とメイドのマリアの側へ行きカチャと扉を開けた。
「な!?何を勝手に開けるのだディオン、まだシェル様は入浴中だぞ」
「エリックさんが居るんで大丈夫っしょ、それにメイド長も居ますし」
「メイド長がシェル様の部屋に居るのですか?」
メイドのマリアは少し驚いた顔をしてディオン騎士を見ていた。
「そうっす、シェル様がメイド長を呼んだみたいっすから」
「そうですか」
「シェル様は入浴中すけど、騎士が居ますんで何かあったら聞いて下さい」
「…有り難う御座います」
「いえいえ」
「おい、ディオン何を勝手に部屋へ通すのだ!シェル様から叱りを受けるぞ」
「ポットとカップを運んでいるんで何も言われないっしょ」
「しかし、シェル様は今は入浴中だぞ」
「彼女もメイドなんで問題ないっしょ、じゃあ俺達は廊下に居ますんで、ほらっ行くっすよロベールさん」
「おい、ディオン」
メイドのマリアは二人の騎士に頭を下げ、ディオン騎士は手を振りロベール騎士はディオン騎士から背中を押されシェル王子の部屋を出た。
「…相変わらず騒がしい人達ね、シェル様はどうしてあの方達を護衛に迎えたのかしら…」
メイドのマリアは、二つのソファーがあるテーブルに持って来たポットとカップを乗せた台を置き、周りを見渡した。
「メイド長の姿が見えないけど…たしかシェル様は入浴中だと言っていたわね」
ポスッとソファーに腰を下ろしたマリアは、静かな部屋で聞こえる水の音と複数の女性の声が聞こえ、その中にシェル王子の笑い声と会話を楽しむ声が聞こえた。
「…シェル様、確か今はご自分で入浴をしてメイドには声をかけていないと聞いたけど…メイド長も一緒に入浴の手伝いをしているのかしら?もし、シェル様にお付き合いしている女性がいましたら嫌でしょうね~」
マリアは静かな部屋で聞こえる、シェル王子とメイド長そしてメイド達の声を聞きながら静かに待っていた。
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