280 / 484
朝の挨拶と思い
しおりを挟む
懐かしい俺の春人の家族の夢を見た後、現実に戻り眠っていた俺は目を覚ましその俺の前に見える光景が男性だと分かる堅い胸に肌が寝服の間から見え背中に腕を回し、まるで逃げ出さないような感じで俺の身体を抱き締めている大きな身体があった。
真正面に向いて眠っていた身体が横向きに変えられ、何故か思い出すのは春人の父さんの事だった。
小学生の頃、父さんが仕事が休みでその日は俺とキャッチボールして遊んでくれた夏の日で、汗を流す為一緒にシャワーで流し俺は遊び疲れそのまま畳の上で寝転がり、目を覚ましたとき大きな身体が俺の身体を抱き締めて隣で眠る父さんの姿を思い出した。
『父ちゃん暑い!』
『ん?!目が覚めたか春人』
『暑い、どいて父ちゃん』
『ああっ、父さんも暑い!お前の身体は湯たんぽみたいだぞ』
『父ちゃんも湯たんぽだ』
『何を~~っ、こら~っ』
こちょこちょと俺の身体を擽り俺は大笑いして畳の上でバタバタと騒ぎ、父さんも俺を見て面白がり俺と父さんは大笑いの身体バタバタでまた汗をかき一緒にまたシャワーを浴びた記憶があった
『またシャワー浴びてるの?あんた達、水道料が高く成るじゃないの!』
『ごめん……母さん』
父さんは母さんに謝り俺はそんな謝る姿を見て笑い、また父さんは俺を抱き上げ遊んだ記憶が思い出された。
「……父さん……母さん……」
俺は声を出し会う事も出来ない父さんと母さんを思い出し、誰なのか分からない胸の中で寝服を握り締め声を殺し俺は泣いた。
ぐすっ、ぐすっ、と鼻を啜り泣く俺に気が付いたのかその声に聞き覚えがあった。
「……ウィル?泣いて居るのか?」
俺は目を見開き俺の側に居るのはウィルの父親だった。
(……そうかだからあの夢を見たんだ…父さんと母さんと過ごした日々を……)
「……」
俺はウィルの父さんに何も言えずただ涙が出る目を拭き取る事が精一杯で顔を見上げる事も出来なかった。
(何で王様が一緒に寝ているんだ?)と思ったが家族がウィルの事を好きなのだとその事が嬉しかった。
俺は泣いて落ち着き、涙目を拭い続けていた時王様の手が俺の涙で濡れた手を掴み「余り目を擦ると赤く成るぞ」と王様の声が聞こえ握り締めている手が剣ダコだろうかゴッゴッと固い手の平に(俺の父さんの手とは違う鍛え方だ)と思わず心の中で笑ってしまった。
「……落ち着いたのか?ウィル」
俺は王様の顔を見ずコクンと頷き王様は俺の手を放し顎を指で持ちあげ上を向かせた。
俺はえっ?と声に出す事が出来ず涙で目の回りがくっ付いている感じで薄く開けた目の前に王様の顔が見えた。
五人の妃に側室までいる事に納得するような顔付きを見せ、王様は瞼にキスをしてきた…「ええっ!?」と声に出したいが目の回りをキスする王様に、まるで犬から舐められている感じを受け(王様は犬と思えば良い)と本人を目の前にして言えない事を考え、未だに慣れない顔にしてくるキスに戸惑いはあった。
「ウィルの顔はしょっぱいな」
「……」
(顔を舐めたらしょっぱいだろう!?)と言いたいが俺は違う事を王様に言った。
「……と、父様放してくれますか?」
「おおっ、ウィルの声が聞けたな」
「は?…いえ……えっ?」
王様は俺の頬にもキスを始め(顔がしょっぱいと言ったのは誰だ)と、もう俺は王様が犬に見え近所の犬が顔をベロベロと舐めて来たのを思い出した。
それに今の俺の体制は王様と俺が横向きでくっ付いている為変な汗が出て来る感じだった。
顔を上に向かせていた指が離れ、王様は俺の髪の毛を触り涙が流れた跡にキスをする王様に(慣れているなこの人)と思った時だった、チュッと唇に柔らかいものが触れた気がして閉じていた目を開き俺は王様の顔を見上げて見ていた。
「……そんなに見られるとまたしてしまう…駄目だと思っても…ウィル朝の挨拶だと……」
「え…」
俺は王様の顔が近付く事に今から俺にする事は何なのか分かった王子達と騎士がした事を王様は息子であるウィルに始めた。
ウィル本人から聞いた事も無いから王様は初めてだったと思った
こんな事は女性に不自由しないのに、俺が泣いていたからその流れに成ってしまったのか、俺はベッドの上で横に成り俺の身体を抱き締め、口付けを交わす王様に俺は抵抗する事なく受け入れていた。
真正面に向いて眠っていた身体が横向きに変えられ、何故か思い出すのは春人の父さんの事だった。
小学生の頃、父さんが仕事が休みでその日は俺とキャッチボールして遊んでくれた夏の日で、汗を流す為一緒にシャワーで流し俺は遊び疲れそのまま畳の上で寝転がり、目を覚ましたとき大きな身体が俺の身体を抱き締めて隣で眠る父さんの姿を思い出した。
『父ちゃん暑い!』
『ん?!目が覚めたか春人』
『暑い、どいて父ちゃん』
『ああっ、父さんも暑い!お前の身体は湯たんぽみたいだぞ』
『父ちゃんも湯たんぽだ』
『何を~~っ、こら~っ』
こちょこちょと俺の身体を擽り俺は大笑いして畳の上でバタバタと騒ぎ、父さんも俺を見て面白がり俺と父さんは大笑いの身体バタバタでまた汗をかき一緒にまたシャワーを浴びた記憶があった
『またシャワー浴びてるの?あんた達、水道料が高く成るじゃないの!』
『ごめん……母さん』
父さんは母さんに謝り俺はそんな謝る姿を見て笑い、また父さんは俺を抱き上げ遊んだ記憶が思い出された。
「……父さん……母さん……」
俺は声を出し会う事も出来ない父さんと母さんを思い出し、誰なのか分からない胸の中で寝服を握り締め声を殺し俺は泣いた。
ぐすっ、ぐすっ、と鼻を啜り泣く俺に気が付いたのかその声に聞き覚えがあった。
「……ウィル?泣いて居るのか?」
俺は目を見開き俺の側に居るのはウィルの父親だった。
(……そうかだからあの夢を見たんだ…父さんと母さんと過ごした日々を……)
「……」
俺はウィルの父さんに何も言えずただ涙が出る目を拭き取る事が精一杯で顔を見上げる事も出来なかった。
(何で王様が一緒に寝ているんだ?)と思ったが家族がウィルの事を好きなのだとその事が嬉しかった。
俺は泣いて落ち着き、涙目を拭い続けていた時王様の手が俺の涙で濡れた手を掴み「余り目を擦ると赤く成るぞ」と王様の声が聞こえ握り締めている手が剣ダコだろうかゴッゴッと固い手の平に(俺の父さんの手とは違う鍛え方だ)と思わず心の中で笑ってしまった。
「……落ち着いたのか?ウィル」
俺は王様の顔を見ずコクンと頷き王様は俺の手を放し顎を指で持ちあげ上を向かせた。
俺はえっ?と声に出す事が出来ず涙で目の回りがくっ付いている感じで薄く開けた目の前に王様の顔が見えた。
五人の妃に側室までいる事に納得するような顔付きを見せ、王様は瞼にキスをしてきた…「ええっ!?」と声に出したいが目の回りをキスする王様に、まるで犬から舐められている感じを受け(王様は犬と思えば良い)と本人を目の前にして言えない事を考え、未だに慣れない顔にしてくるキスに戸惑いはあった。
「ウィルの顔はしょっぱいな」
「……」
(顔を舐めたらしょっぱいだろう!?)と言いたいが俺は違う事を王様に言った。
「……と、父様放してくれますか?」
「おおっ、ウィルの声が聞けたな」
「は?…いえ……えっ?」
王様は俺の頬にもキスを始め(顔がしょっぱいと言ったのは誰だ)と、もう俺は王様が犬に見え近所の犬が顔をベロベロと舐めて来たのを思い出した。
それに今の俺の体制は王様と俺が横向きでくっ付いている為変な汗が出て来る感じだった。
顔を上に向かせていた指が離れ、王様は俺の髪の毛を触り涙が流れた跡にキスをする王様に(慣れているなこの人)と思った時だった、チュッと唇に柔らかいものが触れた気がして閉じていた目を開き俺は王様の顔を見上げて見ていた。
「……そんなに見られるとまたしてしまう…駄目だと思っても…ウィル朝の挨拶だと……」
「え…」
俺は王様の顔が近付く事に今から俺にする事は何なのか分かった王子達と騎士がした事を王様は息子であるウィルに始めた。
ウィル本人から聞いた事も無いから王様は初めてだったと思った
こんな事は女性に不自由しないのに、俺が泣いていたからその流れに成ってしまったのか、俺はベッドの上で横に成り俺の身体を抱き締め、口付けを交わす王様に俺は抵抗する事なく受け入れていた。
20
お気に入りに追加
1,144
あなたにおすすめの小説

普通の学生だった僕に男しかいない世界は無理です。帰らせて。
かーにゅ
BL
「君は死にました」
「…はい?」
「死にました。テンプレのトラックばーんで死にました」
「…てんぷれ」
「てことで転生させます」
「どこも『てことで』じゃないと思います。…誰ですか」
BLは軽い…と思います。というかあんまりわかんないので年齢制限のどこまで攻めるか…。

無自覚な
ネオン
BL
小さい頃に母が再婚した相手には連れ子がいた。
1つ上の義兄と1つ下の義弟、どちらも幼いながらに
イケメンで運動もでき勉強もできる完璧な義兄弟だった。
それに比べて僕は周りの同級生や1つ下の義弟よりも小さくて
いじめられやすく、母に教えられた料理や裁縫以外
何をやっても平凡だった。
そんな僕も花の高校2年生、1年生の頃と変わらず平和に過ごしてる
それに比べて義兄弟達は学校で知らない人はいない
そんな存在にまで上り積めていた。
こんな僕でも優しくしてくれる義兄と
僕のことを嫌ってる義弟。
でも最近みんなの様子が変で困ってます
無自覚美少年主人公が義兄弟や周りに愛される話です。

主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。
小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。
そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。
先輩×後輩
攻略キャラ×当て馬キャラ
総受けではありません。
嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。
ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。
だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。
え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。
でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!!
……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。
本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。
こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。

ヒロイン不在の異世界ハーレム
藤雪たすく
BL
男にからまれていた女の子を助けに入っただけなのに……手違いで異世界へ飛ばされてしまった。
神様からの謝罪のスキルは別の勇者へ授けた後の残り物。
飛ばされたのは神がいなくなった混沌の世界。
ハーレムもチート無双も期待薄な世界で俺は幸せを掴めるのか?

なんでも諦めてきた俺だけどヤンデレな彼が貴族の男娼になるなんて黙っていられない
迷路を跳ぶ狐
BL
自己中な無表情と言われて、恋人と別れたクレッジは冒険者としてぼんやりした毎日を送っていた。
恋愛なんて辛いこと、もうしたくなかった。大体のことはなんでも諦めてのんびりした毎日を送っていたのに、また好きな人ができてしまう。
しかし、告白しようと思っていた大事な日に、知り合いの貴族から、その人が男娼になることを聞いたクレッジは、そんなの黙って見ていられないと止めに急ぐが、好きな人はなんだか様子がおかしくて……。
その男、有能につき……
大和撫子
BL
俺はその日最高に落ち込んでいた。このまま死んで異世界に転生。チート能力を手に入れて最高にリア充な人生を……なんてことが現実に起こる筈もなく。奇しくもその日は俺の二十歳の誕生日だった。初めて飲む酒はヤケ酒で。簡単に酒に呑まれちまった俺はフラフラと渋谷の繁華街を彷徨い歩いた。ふと気づいたら、全く知らない路地(?)に立っていたんだ。そうだな、辺りの建物や雰囲気でいったら……ビクトリア調時代風? て、まさかなぁ。俺、さっきいつもの道を歩いていた筈だよな? どこだよ、ここ。酔いつぶれて寝ちまったのか?
「君、どうかしたのかい?」
その時、背後にフルートみたいに澄んだ柔らかい声が響いた。突然、そう話しかけてくる声に振り向いた。そこにいたのは……。
黄金の髪、真珠の肌、ピンクサファイアの唇、そして光の加減によって深紅からロイヤルブルーに変化する瞳を持った、まるで全身が宝石で出来ているような超絶美形男子だった。えーと、確か電気の光と太陽光で色が変わって見える宝石、あったような……。後で聞いたら、そんな風に光によって赤から青に変化する宝石は『ベキリーブルーガーネット』と言うらしい。何でも、翠から赤に変化するアレキサンドライトよりも非常に希少な代物だそうだ。
彼は|Radius《ラディウス》~ラテン語で「光源」の意味を持つ、|Eternal《エターナル》王家の次男らしい。何だか分からない内に彼に気に入られた俺は、エターナル王家第二王子の専属侍従として仕える事になっちまったんだ! しかもゆくゆくは執事になって欲しいんだとか。
だけど彼は第二王子。専属についている秘書を始め護衛役や美容師、マッサージ師などなど。数多く王子と密に接する男たちは沢山いる。そんな訳で、まずは見習いから、と彼らの指導のもと、仕事を覚えていく訳だけど……。皆、王子の寵愛を独占しようと日々蹴落としあって熾烈な争いは日常茶飯事だった。そんな中、得体の知れない俺が王子直々で専属侍従にする、なんていうもんだから、そいつらから様々な嫌がらせを受けたりするようになっちまって。それは日増しにエスカレートしていく。
大丈夫か? こんな「ムササビの五能」な俺……果たしてこのまま皇子の寵愛を受け続ける事が出来るんだろうか?
更には、第一王子も登場。まるで第二王子に対抗するかのように俺を引き抜こうとしてみたり、波乱の予感しかしない。どうなる? 俺?!
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である

笑わない風紀委員長
馬酔木ビシア
BL
風紀委員長の龍神は、容姿端麗で才色兼備だが周囲からは『笑わない風紀委員長』と呼ばれているほど表情の変化が少ない。
が、それは風紀委員として真面目に職務に当たらねばという強い使命感のもと表情含め笑うことが少ないだけであった。
そんなある日、時期外れの転校生がやってきて次々に人気者を手玉に取った事で学園内を混乱に陥れる。 仕事が多くなった龍神が学園内を奔走する内に 彼の表情に接する者が増え始め──
※作者は知識なし・文才なしの一般人ですのでご了承ください。何言っちゃってんのこいつ状態になる可能性大。
※この作品は私が単純にクールでちょっと可愛い男子が書きたかっただけの自己満作品ですので読む際はその点をご了承ください。
※文や誤字脱字へのご指摘はウエルカムです!アンチコメントと荒らしだけはやめて頂きたく……。
※オチ未定。いつかアンケートで決めようかな、なんて思っております。見切り発車ですすみません……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる