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王様と妃達②
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夜の廊下を二人の足音が聞こえ時々立ち止まっては窓の外を眺め「はあ~~っ」と大きなため息の声が聞こえ王様は自室から出て何回目のため息を吐いただろうか……その様子を見ていた王様の近衛護衛騎士は廊下を歩いてはトボトボと歩く王様に声を掛ける事にした。
「……王様今夜は大人しく御部屋に戻られてはどうですか?」
「部屋に直ぐ戻れる訳が無いだろう、熟年のメイド達から何を言われるか…「あら、もうお戻りですか?お早いですわね」とか何とか言われそうでこのまま帰る事が出来ぬ」
「……ですから、王妃様方の御部屋へ行かれては?と申しましたが……王様今夜は王妃様とお話しでもどうですか?今度はいつ頃王妃様の元へ行かれますのか分からないのでは……今夜王妃様に御会いに成りますと明日の食卓では王妃様の御気分も宜しいかと思いますが…」
近衛騎士はこのままグルグルと廊下を歩くよりはと思い、王様に王妃様と会う事を進めていた。
王様は窓に背を向け近衛騎士の話しを聞き「そうだな…」と考えた末「よし!」と声を上げ王様は覚悟を決め近衛騎士に話しをした。
「王妃の部屋へ行くとしょう……」
「はい、王様」
やっと行く気になったか…と近衛騎士は小さくホッと声を出し王様は再び廊下を歩き出した。
側室達の部屋から離れ暫く廊下を歩くと渡り廊下に繋がり途中に草花や木が見える庭を通り過ぎた場所に王妃様とジャンヌ妃とエリーゼ妃の部屋がある。
イリス嬢のメイドが王様とロラ嬢が良く通う庭がこの場所だったイリス嬢も部屋の中に居るより歩いてはとメイド達に言われ庭に続く廊下を歩いた時に王様とロラ嬢が一緒にいる姿を見掛けイリス嬢は庭に行くのを止め部屋に戻る事があった。
そのまま帰らず王様とロラ嬢に挨拶をすれば良かったが、近寄りがたい雰囲気でイリス嬢は見たくない光景を見てしまった為帰る事に成った。
イリス嬢は王様とロラ嬢が庭の木の側にあるテーブルの椅子に王様はロラ嬢を膝の上に座らせ抱き締め合い、何度も口付けを交わしている姿を見てイリス嬢は見たくも無く、王様がロラ嬢を見つめる顔が嫌で思わずその場を去った。
その数日後、王様に用があったイリス嬢がメイドのアンヌと一緒に歩き庭の側まで来ると庭の方から笑い声が聞こえイリス嬢は歩いていた足を止め、庭の方へ声が聞こえる方を見ると草花の上に足を伸ばし座る王様に王様の上に乗りクスクスと笑い王様は女性の胸に顔を埋め抱き締める姿を見たイリス嬢は王様の側に居るのはロラ嬢では無く側室の一人ヤスミン嬢と王様はまるで見せ付けるかのように身体を合わせる姿をイリス嬢は見た後「気分が悪いわ」とメイドのアンヌに話し王様に会わず部屋に戻り、メイドのアンヌに王様に言伝てを頼んだイリス嬢は庭に足を運ぶ事をしなくなっていた。
王様の女性好きの事を知ってイリス嬢は王様の側室の一人にはなったが、側室になり初夜で子を授かり王様はイリス嬢の身体に気遣い大事にしてはくれるが、イリス嬢の部屋には顔を見せ御腹の様子を伺うだけで一緒に庭を歩く事も無く、側に居てくれる事も無い為イリス嬢は涙を流すのを耐え御腹の子に影響を与えないように我慢をしていた。
側室のイリス嬢にとってこの渡り廊下にある庭は見たくも無い庭となり、その事を知らない王様は王妃様の元へ向かう渡り廊下にある庭を見て「今度は二人とも一緒に連れて来るか!」と笑顔で声に出し近衛騎士が「何か言いましたか?」と訪ね「何でもない」と応えた後ロラ嬢とヤスミン嬢と庭に行く事を考え王様は王妃様の部屋へと辿り着いた。
「……王様今夜は大人しく御部屋に戻られてはどうですか?」
「部屋に直ぐ戻れる訳が無いだろう、熟年のメイド達から何を言われるか…「あら、もうお戻りですか?お早いですわね」とか何とか言われそうでこのまま帰る事が出来ぬ」
「……ですから、王妃様方の御部屋へ行かれては?と申しましたが……王様今夜は王妃様とお話しでもどうですか?今度はいつ頃王妃様の元へ行かれますのか分からないのでは……今夜王妃様に御会いに成りますと明日の食卓では王妃様の御気分も宜しいかと思いますが…」
近衛騎士はこのままグルグルと廊下を歩くよりはと思い、王様に王妃様と会う事を進めていた。
王様は窓に背を向け近衛騎士の話しを聞き「そうだな…」と考えた末「よし!」と声を上げ王様は覚悟を決め近衛騎士に話しをした。
「王妃の部屋へ行くとしょう……」
「はい、王様」
やっと行く気になったか…と近衛騎士は小さくホッと声を出し王様は再び廊下を歩き出した。
側室達の部屋から離れ暫く廊下を歩くと渡り廊下に繋がり途中に草花や木が見える庭を通り過ぎた場所に王妃様とジャンヌ妃とエリーゼ妃の部屋がある。
イリス嬢のメイドが王様とロラ嬢が良く通う庭がこの場所だったイリス嬢も部屋の中に居るより歩いてはとメイド達に言われ庭に続く廊下を歩いた時に王様とロラ嬢が一緒にいる姿を見掛けイリス嬢は庭に行くのを止め部屋に戻る事があった。
そのまま帰らず王様とロラ嬢に挨拶をすれば良かったが、近寄りがたい雰囲気でイリス嬢は見たくない光景を見てしまった為帰る事に成った。
イリス嬢は王様とロラ嬢が庭の木の側にあるテーブルの椅子に王様はロラ嬢を膝の上に座らせ抱き締め合い、何度も口付けを交わしている姿を見てイリス嬢は見たくも無く、王様がロラ嬢を見つめる顔が嫌で思わずその場を去った。
その数日後、王様に用があったイリス嬢がメイドのアンヌと一緒に歩き庭の側まで来ると庭の方から笑い声が聞こえイリス嬢は歩いていた足を止め、庭の方へ声が聞こえる方を見ると草花の上に足を伸ばし座る王様に王様の上に乗りクスクスと笑い王様は女性の胸に顔を埋め抱き締める姿を見たイリス嬢は王様の側に居るのはロラ嬢では無く側室の一人ヤスミン嬢と王様はまるで見せ付けるかのように身体を合わせる姿をイリス嬢は見た後「気分が悪いわ」とメイドのアンヌに話し王様に会わず部屋に戻り、メイドのアンヌに王様に言伝てを頼んだイリス嬢は庭に足を運ぶ事をしなくなっていた。
王様の女性好きの事を知ってイリス嬢は王様の側室の一人にはなったが、側室になり初夜で子を授かり王様はイリス嬢の身体に気遣い大事にしてはくれるが、イリス嬢の部屋には顔を見せ御腹の様子を伺うだけで一緒に庭を歩く事も無く、側に居てくれる事も無い為イリス嬢は涙を流すのを耐え御腹の子に影響を与えないように我慢をしていた。
側室のイリス嬢にとってこの渡り廊下にある庭は見たくも無い庭となり、その事を知らない王様は王妃様の元へ向かう渡り廊下にある庭を見て「今度は二人とも一緒に連れて来るか!」と笑顔で声に出し近衛騎士が「何か言いましたか?」と訪ね「何でもない」と応えた後ロラ嬢とヤスミン嬢と庭に行く事を考え王様は王妃様の部屋へと辿り着いた。
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