兄たちが弟を可愛がりすぎです

大声の護衛騎士

今ウィルの部屋の廊下でニック護衛騎士が休憩に行っている間の護衛担当の二人が立っていたそのうちの一人の担当がシェル王子がウィルの部屋に来ている事に気付き大声で挨拶をした
「お疲れ様です、シェル騎士団長！」
ビシッ！と背筋を伸ばし右手を顔の右側の眉毛の所で手が揃えて敬礼の姿勢で騎士がシェル王子の前で構えていた
もう一人の騎士は隣で大声出してシェル王子にビシッと敬礼する姿に驚いて慌ててもう一人の騎士も挨拶をした
「お、お疲れ様ですシェル騎士団長」
シェル王子は最初に大声を出して挨拶をした騎士に驚きため息をはき大声の騎士の前で止まった
「この部屋はウィル王子の部屋です。その要に大声で挨拶をしましたらウィル王子が驚きます其れに夜に成りかけていますので静かにお願いします」
シェル王子が大声の騎士に注意をするとその騎士は話し出した
「申し訳御座いませんシェル騎士団長自分は普段声が大きいものですから今日が始めての護衛任務となりましたトーマス・パクサスと申します」
「始めての護衛担当でしたら仕方がありませんが、以後気をつけるようにしてください、ニック護衛騎士が戻る迄の間です彼が戻りましたら貴殿方どちらか今夜の護衛をお願いします。二人で決めておいてください私からの話しは以上ですウィル王子の護衛宜しくお願いします」
シェル王子が騎士二人に話を終えて今夜の護衛をお願いしていた
「は！分かりましたシェル騎士団長」ビシッ！
と、トーマス騎士はまた大声を出しシェル王子に挨拶をしていた
もう一人の騎士は（シェル王子がさっき注意しただろう）と、眉間に皺寄せてトーマス騎士を見ていた
シェル王子はまた大声を出して挨拶をしたトーマス騎士を見てため息をはき、ウィルの部屋に入って行った