56 / 484
王族専属護衛騎士の誕生
しおりを挟む
「結局の所カイザック副団長が勝ったて事だよな、剣技試験の相手はカイザック副団長がすると言う事になったのか…」
「何が起こったのか分からんけどさ、今から副団長と護衛見習いの奴が試合するんだよなー、結果わかってんじゃねえのか?」
試合をする前から結果が解ったように話す騎士がいる
「さぁてと、そろそろ剣技試験試合始めるか、準備はいいか?
騎士ニック!」
「はい、宜しく御願い致します」
「シェル兄悪いが試合開始の合図をお願いしても良いか」
「分かりました、両者整列してください…此れよりニック・ライナス護衛騎士見習いの剣技試験を行います」
「試合開始!」
試合開始の合図がなった、お互い剣を構え緊迫感が増していくなか、両者同時に飛び出し先手必勝とばかり剣を合わせると、突っ込む様に正面から受け止め、激しくぶつかり合う剣と剣連続で攻撃を仕掛けてくる、カイザック副団長に対しニック騎士は相手の力を上乗せし、流れるような流儀を放ち剣を弾き返し後方に飛び交う様に
体制を整え構えた瞬間ニック騎士が攻撃を仕掛けた。
地を蹴り疾風のように速く猛烈な勢いでほさきがカイザック副団長目掛け迫ってきた。
ぎりぎりの所で剣のほさきを裂け弾き飛ばした
「……チッ」
振るわれた剣を紙一重で交わし続けて放たれた斬撃に咄嗟にいなした。
型をかえ、体制を変え、両者の剣が交わって音を立てていた
「ガハハハ凄い、凄いぞ、騎士ニックこんなにワクワクしたのはシェル兄以来だ!」
「わたくしも強者と闘えて光栄です。」
「……カイとの打ち合いがこれ程とは思いませんでした」
その時シェル騎士団長が腕を上げ試合終了の合図をした。
「剣技試験試合終了です。」
「「!?」」
二人の騎士の試合を見守っていた騎士団達も驚き騒ぎ始めた
お互い剣を交わせ攻撃の体制に入った処で、試合終了を言われカイザック副団長とニック騎士護衛見習いは二人共「は?」と口を開け驚きの顔をしていた。
「ちょっ…シェル兄いきなりの試合終了は無いだろう!?」
「彼の実力が分かっただけでもこの試合これ以上しても結果はわかっています」
「……」
「……なら、試合結果は?」
「合格です!彼の腕前でしたらウィルの護衛騎士としてお任せ出来るでしょう」
「おおおおおおおーーーーー‼️」
騎士団達の歓声が場内に広がった!
まだ驚きの顔をしているニック騎士の前に、シェル騎士団長が近づいて来た。
「貴方の剣裁きには驚かされました…貴方にウィルを託します」
「シェル騎士団長……」
ニック騎士護衛見習いに話し終えたシェル騎士団長が、腰から剣を鞘から取り出した。
それを見たニック騎士が膝まづき頭を下げ騎士礼を始めた。
シェル騎士団長はニック騎士の肩に剣をあて語り出した
「ニック・ライナス騎士、本日より貴方を第五王子ウィル・テラ・セルディ・ベルスタの専属護衛騎士に任命致します」
「ニック・ライナス命にかけ御守り致します事を此処に誓います」
「……ウィルの事を頼みます」
「有り難う御座いますシェル騎士団長…」
ベルスタ王国第五王子ウィルにニック・ライナス王族専属護衛騎士が誕生した。
「何が起こったのか分からんけどさ、今から副団長と護衛見習いの奴が試合するんだよなー、結果わかってんじゃねえのか?」
試合をする前から結果が解ったように話す騎士がいる
「さぁてと、そろそろ剣技試験試合始めるか、準備はいいか?
騎士ニック!」
「はい、宜しく御願い致します」
「シェル兄悪いが試合開始の合図をお願いしても良いか」
「分かりました、両者整列してください…此れよりニック・ライナス護衛騎士見習いの剣技試験を行います」
「試合開始!」
試合開始の合図がなった、お互い剣を構え緊迫感が増していくなか、両者同時に飛び出し先手必勝とばかり剣を合わせると、突っ込む様に正面から受け止め、激しくぶつかり合う剣と剣連続で攻撃を仕掛けてくる、カイザック副団長に対しニック騎士は相手の力を上乗せし、流れるような流儀を放ち剣を弾き返し後方に飛び交う様に
体制を整え構えた瞬間ニック騎士が攻撃を仕掛けた。
地を蹴り疾風のように速く猛烈な勢いでほさきがカイザック副団長目掛け迫ってきた。
ぎりぎりの所で剣のほさきを裂け弾き飛ばした
「……チッ」
振るわれた剣を紙一重で交わし続けて放たれた斬撃に咄嗟にいなした。
型をかえ、体制を変え、両者の剣が交わって音を立てていた
「ガハハハ凄い、凄いぞ、騎士ニックこんなにワクワクしたのはシェル兄以来だ!」
「わたくしも強者と闘えて光栄です。」
「……カイとの打ち合いがこれ程とは思いませんでした」
その時シェル騎士団長が腕を上げ試合終了の合図をした。
「剣技試験試合終了です。」
「「!?」」
二人の騎士の試合を見守っていた騎士団達も驚き騒ぎ始めた
お互い剣を交わせ攻撃の体制に入った処で、試合終了を言われカイザック副団長とニック騎士護衛見習いは二人共「は?」と口を開け驚きの顔をしていた。
「ちょっ…シェル兄いきなりの試合終了は無いだろう!?」
「彼の実力が分かっただけでもこの試合これ以上しても結果はわかっています」
「……」
「……なら、試合結果は?」
「合格です!彼の腕前でしたらウィルの護衛騎士としてお任せ出来るでしょう」
「おおおおおおおーーーーー‼️」
騎士団達の歓声が場内に広がった!
まだ驚きの顔をしているニック騎士の前に、シェル騎士団長が近づいて来た。
「貴方の剣裁きには驚かされました…貴方にウィルを託します」
「シェル騎士団長……」
ニック騎士護衛見習いに話し終えたシェル騎士団長が、腰から剣を鞘から取り出した。
それを見たニック騎士が膝まづき頭を下げ騎士礼を始めた。
シェル騎士団長はニック騎士の肩に剣をあて語り出した
「ニック・ライナス騎士、本日より貴方を第五王子ウィル・テラ・セルディ・ベルスタの専属護衛騎士に任命致します」
「ニック・ライナス命にかけ御守り致します事を此処に誓います」
「……ウィルの事を頼みます」
「有り難う御座いますシェル騎士団長…」
ベルスタ王国第五王子ウィルにニック・ライナス王族専属護衛騎士が誕生した。
44
お気に入りに追加
1,013
あなたにおすすめの小説
無自覚な
ネオン
BL
小さい頃に母が再婚した相手には連れ子がいた。
1つ上の義兄と1つ下の義弟、どちらも幼いながらに
イケメンで運動もでき勉強もできる完璧な義兄弟だった。
それに比べて僕は周りの同級生や1つ下の義弟よりも小さくて
いじめられやすく、母に教えられた料理や裁縫以外
何をやっても平凡だった。
そんな僕も花の高校2年生、1年生の頃と変わらず平和に過ごしてる
それに比べて義兄弟達は学校で知らない人はいない
そんな存在にまで上り積めていた。
こんな僕でも優しくしてくれる義兄と
僕のことを嫌ってる義弟。
でも最近みんなの様子が変で困ってます
無自覚美少年主人公が義兄弟や周りに愛される話です。
社畜だけど異世界では推し騎士の伴侶になってます⁈
めがねあざらし
BL
気がつくと、そこはゲーム『クレセント・ナイツ』の世界だった。
しかも俺は、推しキャラ・レイ=エヴァンスの“伴侶”になっていて……⁈
記憶喪失の俺に課されたのは、彼と共に“世界を救う鍵”として戦う使命。
しかし、レイとの誓いに隠された真実や、迫りくる敵の陰謀が俺たちを追い詰める――。
異世界で見つけた愛〜推し騎士との奇跡の絆!
推しとの距離が近すぎる、命懸けの異世界ラブファンタジー、ここに開幕!
普通の学生だった僕に男しかいない世界は無理です。帰らせて。
かーにゅ
BL
「君は死にました」
「…はい?」
「死にました。テンプレのトラックばーんで死にました」
「…てんぷれ」
「てことで転生させます」
「どこも『てことで』じゃないと思います。…誰ですか」
BLは軽い…と思います。というかあんまりわかんないので年齢制限のどこまで攻めるか…。
秘匿された第十王子は悪態をつく
なこ
BL
ユーリアス帝国には十人の王子が存在する。
第一、第二、第三と王子が産まれるたびに国は湧いたが、第五、六と続くにつれ存在感は薄れ、第十までくるとその興味関心を得られることはほとんどなくなっていた。
第十王子の姿を知る者はほとんどいない。
後宮の奥深く、ひっそりと囲われていることを知る者はほんの一握り。
秘匿された第十王子のノア。黒髪、薄紫色の瞳、いわゆる綺麗可愛(きれかわ)。
ノアの護衛ユリウス。黒みかがった茶色の短髪、寡黙で堅物。塩顔。
少しずつユリウスへ想いを募らせるノアと、頑なにそれを否定するユリウス。
ノアが秘匿される理由。
十人の妃。
ユリウスを知る渡り人のマホ。
二人が想いを通じ合わせるまでの、長い話しです。
転生したけど赤ちゃんの頃から運命に囲われてて鬱陶しい
翡翠飾
BL
普通に高校生として学校に通っていたはずだが、気が付いたら雨の中道端で動けなくなっていた。寒くて死にかけていたら、通りかかった馬車から降りてきた12歳くらいの美少年に拾われ、何やら大きい屋敷に連れていかれる。
それから温かいご飯食べさせてもらったり、お風呂に入れてもらったり、柔らかいベッドで寝かせてもらったり、撫でてもらったり、ボールとかもらったり、それを投げてもらったり───ん?
「え、俺何か、犬になってない?」
豹獣人の番大好き大公子(12)×ポメラニアン獣人転生者(1)の話。
※どんどん年齢は上がっていきます。
※設定が多く感じたのでオメガバースを無くしました。
その男、有能につき……
大和撫子
BL
俺はその日最高に落ち込んでいた。このまま死んで異世界に転生。チート能力を手に入れて最高にリア充な人生を……なんてことが現実に起こる筈もなく。奇しくもその日は俺の二十歳の誕生日だった。初めて飲む酒はヤケ酒で。簡単に酒に呑まれちまった俺はフラフラと渋谷の繁華街を彷徨い歩いた。ふと気づいたら、全く知らない路地(?)に立っていたんだ。そうだな、辺りの建物や雰囲気でいったら……ビクトリア調時代風? て、まさかなぁ。俺、さっきいつもの道を歩いていた筈だよな? どこだよ、ここ。酔いつぶれて寝ちまったのか?
「君、どうかしたのかい?」
その時、背後にフルートみたいに澄んだ柔らかい声が響いた。突然、そう話しかけてくる声に振り向いた。そこにいたのは……。
黄金の髪、真珠の肌、ピンクサファイアの唇、そして光の加減によって深紅からロイヤルブルーに変化する瞳を持った、まるで全身が宝石で出来ているような超絶美形男子だった。えーと、確か電気の光と太陽光で色が変わって見える宝石、あったような……。後で聞いたら、そんな風に光によって赤から青に変化する宝石は『ベキリーブルーガーネット』と言うらしい。何でも、翠から赤に変化するアレキサンドライトよりも非常に希少な代物だそうだ。
彼は|Radius《ラディウス》~ラテン語で「光源」の意味を持つ、|Eternal《エターナル》王家の次男らしい。何だか分からない内に彼に気に入られた俺は、エターナル王家第二王子の専属侍従として仕える事になっちまったんだ! しかもゆくゆくは執事になって欲しいんだとか。
だけど彼は第二王子。専属についている秘書を始め護衛役や美容師、マッサージ師などなど。数多く王子と密に接する男たちは沢山いる。そんな訳で、まずは見習いから、と彼らの指導のもと、仕事を覚えていく訳だけど……。皆、王子の寵愛を独占しようと日々蹴落としあって熾烈な争いは日常茶飯事だった。そんな中、得体の知れない俺が王子直々で専属侍従にする、なんていうもんだから、そいつらから様々な嫌がらせを受けたりするようになっちまって。それは日増しにエスカレートしていく。
大丈夫か? こんな「ムササビの五能」な俺……果たしてこのまま皇子の寵愛を受け続ける事が出来るんだろうか?
更には、第一王子も登場。まるで第二王子に対抗するかのように俺を引き抜こうとしてみたり、波乱の予感しかしない。どうなる? 俺?!
BL世界に転生したけど主人公の弟で悪役だったのでほっといてください
わさび
BL
前世、妹から聞いていたBL世界に転生してしまった主人公。
まだ転生したのはいいとして、何故よりにもよって悪役である弟に転生してしまったのか…!?
悪役の弟が抱えていたであろう嫉妬に抗いつつ転生生活を過ごす物語。
BLゲームの世界でモブになったが、主人公とキャラのイベントがおきないバグに見舞われている
青緑三月
BL
主人公は、BLが好きな腐男子
ただ自分は、関わらずに見ているのが好きなだけ
そんな主人公が、BLゲームの世界で
モブになり主人公とキャラのイベントが起こるのを
楽しみにしていた。
だが攻略キャラはいるのに、かんじんの主人公があらわれない……
そんな中、主人公があらわれるのを、まちながら日々を送っているはなし
BL要素は、軽めです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる