呪いの王子ですが何故か構われすぎです…？！

荷馬車に揺られ

トロン村を後にして、荷馬車のなかで俺の前に座っている王族護衛騎士名前は、テリー・ミッセン金色の髪の毛に癖毛がある青い目をしている。俺より二歳年上で、体格は、がっしりしている。
村の挨拶のとき、始めに声をかけてきた騎士だ
彼テリーが話しかけてきた。
「アルベルト元気にしていたな、暫く見ないうちに、顔立ちが変わったな…背も伸びたのか？しかしお前の村の娘達の多さには驚いたな……いっもあんな感じなのか？」
俺は、苦笑いをしていた。
そんな俺達の会話を聞いていた、もう一人の、王族護衛騎士名前は、ロバート・スカルト焦げ茶色の髪の毛に後ろに髪を結んでいて、金色の目をして、体格は、痩せているが腕の筋肉が見える。俺より三歳年上だ
ロバートが荷馬車の手綱を持ちながら、俺達の会話に加わった
「彼女欲しい時は、アルベルトの村に行けば良いんじゃね？」
「ロバートお前、彼女いるんだろう？」
「いるけどさー、女友達の一人や二人ぐらい欲しいよ」
「お前……その内彼女逃げられるぞ」
そんな二人の会話を聞きながら、俺は、一枚の折り畳んでいる紙を取り出して、見ていた
俺の前に座っているテリーが、聞いてきた。
「何を見ているんだアルベルト？」
「アベルが俺の似顔絵を描いてくれた絵です。」
数日前、甥のマックと一緒に絵を描いていたのを、俺は持ってきていた……。
「……はは、アルベルトにソックリだな、本当の兄弟みたいだな……お前とアベル様は…」
「兄弟ですよ俺と、アベルは…もし、王様にアベルを返して欲しいと言われても、俺は、アベルを手放すつもりはありません」
俺は、自分の本心を話した。
俺の話しを聞いていたテリーとロバートは、黙っていた。
「それにしても、アベル様が元気で良かった素直な優しい性格のようで、アルベルトのお陰かな……」
テリーが話して、ロバートが話しかけた。
「俺もアベル様を見た時、ドキッとしたな…容姿が可愛らしく、黒髪に紅赤目思わずゾクッとした…先が楽しみだなアルベルト」
俺は、二人の話しを聞き考えていた…

「アベル……兄ちゃんお前の成長した姿、誰にも見せたくないな…ぁ…」
荷馬車に揺られながら、王都へ向かった