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第2章
警告Ⅱ
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聞きたくない…
自分を信じてくれた人が、
笑ってくれた人が、
目の前で自分と同じような目にあっている。
いや、そうじゃない。
自分とリンクした瞬間 それは爆発した。
「お前…」
夏が君は少し驚いた様子で咲恵を見た。
「あーら?今2人で大事なお話中だったのに…だぁれ?邪魔をしたやつは??」
艶鐘はパッと掴んでいた胸ぐらを離した。
ずっと叫んでいたからか息を切らしている。
「やめてって言ってんの」
咲恵は艶鐘を睨みつける。
「あんたに言われる筋合いはないと思うけど?」
艶鐘も冷笑しながら噛み付く。
「ある。友達だから。」
はっきりと答えた。
「友達…?」
そのワードを聞くとタガが外れたように笑った。
「あっはっはっはっ!!!友達…?ばっかみたいね!!!友愛とあんたが??」
「咲恵…」
「私を信じてくれた…大切な友達を傷つける奴は許さないから!!」
もう失いたくない。
大切な存在を。
「はっ…人間の分際で…ナマ言ってんじゃないわよ…そろそろ殺すわよ…?」
改めて咲恵に向き直る。
伝轟や炎心もその殺気に身構えた。
傷つける側ではなくて守る側になりたい。
『 要は私はいつでも君の味方だってこと 』
温かくて心地よい光。
私も。
「私も…誰かの味方になれるかな…?」
光。
小さな光。
「なんだ?」
「光…?」
どこからともなく小さな光はゆっくりと漂う。
そして、咲恵の目の前までやってきて止まった。
よく見ればそれは何かの欠片だった。
温かな光。
微かに香る草花の香り。
咲恵は泣きそうになった。
忘れることのない草花の香り。
「本当に…本当?」
そんな状態なのに。
光はまるで咲恵の背中を押すように輝き続けている。
もう泣かないと決めていたのに、そんな決意もすぐ揺らいだ。
「力を貸してほしい。友愛を守りたいの…私にもできるかな…?」
光は一層強さを増した。
あぁ、
どこまでも【彼】は【彼】のままだ。
「ありがとう」
光は形を変え、黄金の桜の花を咲かせた。
先程とは打ってかわって眩しいほどに輝き出す。
その眩しさに礼々もようやく目を覚ましたが、今起きている事に驚き混乱した。
「な、…何が」
「何なのよ!!!!眩しい!!!」
皆が眩しさのあまり目を細めた。
しかし咲恵は光を放つ桜の花をじっと見る。
桜の花は一定時間咲恵が差し出した両手の平で咲くとフッと散っていった。
そして、現れたのは。
「ハリ…セン…?」
どこをどう見てもハリセン。
「ちょっ…何故…!?」
まさかの武器に驚きと焦りが隠せない。
「なんだその妙な武器は…!!!」
「咲恵が…武器を…」
礼々が指をさしながら叫び、友愛が武器を手にした事に驚いた。
「やっぱり武器なんだよね…うん」
戸惑いながらも改めて利き手に持ち、感触や使い心地を確認する。
「あんた…どこまで私をおちょくってるの…いい加減に…」
「つうちゃんやめて!!」
友愛は止めようとしたが既にそこに姿はなかった。
「してちょうだい!!!!!!」
言い終わる頃に艶鐘は咲恵の目の前にいて鞭を振るった。
「んなぁっ!!!!」
しかし咲恵は屈みながらハリセンを盾にする。
細かい粒子のような結晶が舞う。
やはり鞭はハリセンから離れ艶鐘の元へ戻っていた。
そうしてまた氷の花を咲かせていた。
「凍って凍えて死んでしまいなさいな」
咲恵の目の前に立ちその光景をほくそ笑みながら見ていた。
「くそっ…!」
「おのれ…!!!」
伝轟と礼々がそれぞれの武器を持つ。
「無駄よぉ、あんた達が私を倒したところでこの女の死は免れないわよ??」
「咲恵!!!!!」
友愛も立ち上がり2人の元へ走り出す。
徐々に咲恵を飲み込んでいく。
手、胴体からじわじわと。
「(冷たい…い、痛い…寒い…)死ぬっ!!!っ…っくしんっ!!!!」
くしゃみ。
くしゃみをした途端、花が音を立てて崩れていった。
「「「「「!?!?!?!?」」」」」
その場にいた誰もが固まった。
「…あれ…?」
咲恵も固まった。
が、ハリセンが生きた魚の様にブルブルと動くことにより誰よりも早く我に返る。
「ハッ…!ええい隙ありっっっっ!!!!!!」
パァァァァァァァァァン
大きく振りかぶり艶鐘の頭上に振り下ろす。
乾いた音が大きく響き、艶鐘は顔面から地面に叩きつけられた。
さらに固まる他の者達だったが次第に
「おいおい人間が随分と度胸あるじゃねぇか!」
「すっっっげえええええええええ!!!!!」
「咲恵…!!」
「何なんだ…あの武器は…」
感心するもの、驚くものなど様々な反応が飛び交った。
友愛は咲恵の元にたどり着きもう一度咲恵の名を呼んだ。
「友愛、ごめん…やりすぎちゃった…」
青ざめながら友愛に謝った。
自分でも予想以上の威力だった。
制御したつもりだったのだが。
「…つうちゃん…?」
友愛が恐る恐る呼びかける。
「おのれ…」
微かに声がした。
「生きてる…!!!」
咲恵は一安心したように胸をなでおろした。
それは友愛も一緒だった。
そして艶鐘は両手を軸にしてゆっくりと顔を地面から抜く。
「おのれ…人間の分際で…おのれぇ…」
咲恵にも分かる殺気。
今度はそう簡単にはいかないと、そう告げられているようにも思えた。
よろめきながらも立ち上がる艶鐘。
「(始まる…)」
咲恵はハリセンを両手に持ち身構えた。
「何をしておる艶鐘!!!!!」
聞いたことのない声。
「あ"あ"~~…来ちゃった………」
艶鐘から殺気が消えた。
「早く帰るぞ。冬が君がお呼びだ。」
気がつけば咲恵と艶鐘の間に1人の男が立っていた。
眼鏡を掛けた知性的な印象を持つ男。
「今良いところだったのにぃぃ!!!んもう!!!」
「黙れ!!勝手に抜け出して他の季節の連中と接触しおって!!!!!何考えてるんだ…!!!ほらさっさと帰るぞ!!あいつに知られたら面倒臭い!!」
カンカンに怒っている様子。
しかし一息ついた男は向きを変え、咲恵に見向きもせず友愛を見た。
「突然艶鐘がすまなかったな。」
「威敬(いっけい)君…」
「どうしようもない。状況は変わらんだろう…今回は見逃す…が、次会う時は私もおぬしらを消しにかかるであろう。」
淡々と話しながら夏組や礼々達も順番に見た。
「そんな……」
「全ての季節を消し去るわよ?!」
艶鐘は面白そうに告げたかと思うと友愛に掴みかかった。
「友愛!!」
「あっ!おい!!」
威敬と咲恵が止めに入る。
「つうちゃ…」
「次はちゃあんと武器用意してきなさいよ!?一方的にわたくしがあんたを滅茶苦茶にするなんて面白くないもの!!!武器出すのなんてこの人間見てたらあんたにとっちゃぁ簡単でしょ!?!?」
「いい加減にしろ!!!!勝手なことをしたらそれこそ冬が君が…!!!」
何とか威敬は友愛から艶鐘を引き剥がし抑え込む。
「わーーーーーーーーってるわよ!!!!!帰るわよ!!!離してちょうだい!!!!!」
そう言って無理やり威敬を自分から引き剥がすとプリプリしながら鞭に空を斬らせた。
すると何もなかったそこに亀裂が入った。
「おうちに帰るってか」
伝轟が呟いた。
「んふふ♡武器を持てば面倒臭い場所移動も簡単よね♡」
「では失礼する」
「夏が君ぃぃ~~あんまり相手してあげられなくてごめんなさいね~今度はちゃあんと、じっくり殺り合いましょうね♡じゃあねぇ~~~」
亀裂の中へ2人は消えていき、亀裂はいつの間にか消えていた。
自分を信じてくれた人が、
笑ってくれた人が、
目の前で自分と同じような目にあっている。
いや、そうじゃない。
自分とリンクした瞬間 それは爆発した。
「お前…」
夏が君は少し驚いた様子で咲恵を見た。
「あーら?今2人で大事なお話中だったのに…だぁれ?邪魔をしたやつは??」
艶鐘はパッと掴んでいた胸ぐらを離した。
ずっと叫んでいたからか息を切らしている。
「やめてって言ってんの」
咲恵は艶鐘を睨みつける。
「あんたに言われる筋合いはないと思うけど?」
艶鐘も冷笑しながら噛み付く。
「ある。友達だから。」
はっきりと答えた。
「友達…?」
そのワードを聞くとタガが外れたように笑った。
「あっはっはっはっ!!!友達…?ばっかみたいね!!!友愛とあんたが??」
「咲恵…」
「私を信じてくれた…大切な友達を傷つける奴は許さないから!!」
もう失いたくない。
大切な存在を。
「はっ…人間の分際で…ナマ言ってんじゃないわよ…そろそろ殺すわよ…?」
改めて咲恵に向き直る。
伝轟や炎心もその殺気に身構えた。
傷つける側ではなくて守る側になりたい。
『 要は私はいつでも君の味方だってこと 』
温かくて心地よい光。
私も。
「私も…誰かの味方になれるかな…?」
光。
小さな光。
「なんだ?」
「光…?」
どこからともなく小さな光はゆっくりと漂う。
そして、咲恵の目の前までやってきて止まった。
よく見ればそれは何かの欠片だった。
温かな光。
微かに香る草花の香り。
咲恵は泣きそうになった。
忘れることのない草花の香り。
「本当に…本当?」
そんな状態なのに。
光はまるで咲恵の背中を押すように輝き続けている。
もう泣かないと決めていたのに、そんな決意もすぐ揺らいだ。
「力を貸してほしい。友愛を守りたいの…私にもできるかな…?」
光は一層強さを増した。
あぁ、
どこまでも【彼】は【彼】のままだ。
「ありがとう」
光は形を変え、黄金の桜の花を咲かせた。
先程とは打ってかわって眩しいほどに輝き出す。
その眩しさに礼々もようやく目を覚ましたが、今起きている事に驚き混乱した。
「な、…何が」
「何なのよ!!!!眩しい!!!」
皆が眩しさのあまり目を細めた。
しかし咲恵は光を放つ桜の花をじっと見る。
桜の花は一定時間咲恵が差し出した両手の平で咲くとフッと散っていった。
そして、現れたのは。
「ハリ…セン…?」
どこをどう見てもハリセン。
「ちょっ…何故…!?」
まさかの武器に驚きと焦りが隠せない。
「なんだその妙な武器は…!!!」
「咲恵が…武器を…」
礼々が指をさしながら叫び、友愛が武器を手にした事に驚いた。
「やっぱり武器なんだよね…うん」
戸惑いながらも改めて利き手に持ち、感触や使い心地を確認する。
「あんた…どこまで私をおちょくってるの…いい加減に…」
「つうちゃんやめて!!」
友愛は止めようとしたが既にそこに姿はなかった。
「してちょうだい!!!!!!」
言い終わる頃に艶鐘は咲恵の目の前にいて鞭を振るった。
「んなぁっ!!!!」
しかし咲恵は屈みながらハリセンを盾にする。
細かい粒子のような結晶が舞う。
やはり鞭はハリセンから離れ艶鐘の元へ戻っていた。
そうしてまた氷の花を咲かせていた。
「凍って凍えて死んでしまいなさいな」
咲恵の目の前に立ちその光景をほくそ笑みながら見ていた。
「くそっ…!」
「おのれ…!!!」
伝轟と礼々がそれぞれの武器を持つ。
「無駄よぉ、あんた達が私を倒したところでこの女の死は免れないわよ??」
「咲恵!!!!!」
友愛も立ち上がり2人の元へ走り出す。
徐々に咲恵を飲み込んでいく。
手、胴体からじわじわと。
「(冷たい…い、痛い…寒い…)死ぬっ!!!っ…っくしんっ!!!!」
くしゃみ。
くしゃみをした途端、花が音を立てて崩れていった。
「「「「「!?!?!?!?」」」」」
その場にいた誰もが固まった。
「…あれ…?」
咲恵も固まった。
が、ハリセンが生きた魚の様にブルブルと動くことにより誰よりも早く我に返る。
「ハッ…!ええい隙ありっっっっ!!!!!!」
パァァァァァァァァァン
大きく振りかぶり艶鐘の頭上に振り下ろす。
乾いた音が大きく響き、艶鐘は顔面から地面に叩きつけられた。
さらに固まる他の者達だったが次第に
「おいおい人間が随分と度胸あるじゃねぇか!」
「すっっっげえええええええええ!!!!!」
「咲恵…!!」
「何なんだ…あの武器は…」
感心するもの、驚くものなど様々な反応が飛び交った。
友愛は咲恵の元にたどり着きもう一度咲恵の名を呼んだ。
「友愛、ごめん…やりすぎちゃった…」
青ざめながら友愛に謝った。
自分でも予想以上の威力だった。
制御したつもりだったのだが。
「…つうちゃん…?」
友愛が恐る恐る呼びかける。
「おのれ…」
微かに声がした。
「生きてる…!!!」
咲恵は一安心したように胸をなでおろした。
それは友愛も一緒だった。
そして艶鐘は両手を軸にしてゆっくりと顔を地面から抜く。
「おのれ…人間の分際で…おのれぇ…」
咲恵にも分かる殺気。
今度はそう簡単にはいかないと、そう告げられているようにも思えた。
よろめきながらも立ち上がる艶鐘。
「(始まる…)」
咲恵はハリセンを両手に持ち身構えた。
「何をしておる艶鐘!!!!!」
聞いたことのない声。
「あ"あ"~~…来ちゃった………」
艶鐘から殺気が消えた。
「早く帰るぞ。冬が君がお呼びだ。」
気がつけば咲恵と艶鐘の間に1人の男が立っていた。
眼鏡を掛けた知性的な印象を持つ男。
「今良いところだったのにぃぃ!!!んもう!!!」
「黙れ!!勝手に抜け出して他の季節の連中と接触しおって!!!!!何考えてるんだ…!!!ほらさっさと帰るぞ!!あいつに知られたら面倒臭い!!」
カンカンに怒っている様子。
しかし一息ついた男は向きを変え、咲恵に見向きもせず友愛を見た。
「突然艶鐘がすまなかったな。」
「威敬(いっけい)君…」
「どうしようもない。状況は変わらんだろう…今回は見逃す…が、次会う時は私もおぬしらを消しにかかるであろう。」
淡々と話しながら夏組や礼々達も順番に見た。
「そんな……」
「全ての季節を消し去るわよ?!」
艶鐘は面白そうに告げたかと思うと友愛に掴みかかった。
「友愛!!」
「あっ!おい!!」
威敬と咲恵が止めに入る。
「つうちゃ…」
「次はちゃあんと武器用意してきなさいよ!?一方的にわたくしがあんたを滅茶苦茶にするなんて面白くないもの!!!武器出すのなんてこの人間見てたらあんたにとっちゃぁ簡単でしょ!?!?」
「いい加減にしろ!!!!勝手なことをしたらそれこそ冬が君が…!!!」
何とか威敬は友愛から艶鐘を引き剥がし抑え込む。
「わーーーーーーーーってるわよ!!!!!帰るわよ!!!離してちょうだい!!!!!」
そう言って無理やり威敬を自分から引き剥がすとプリプリしながら鞭に空を斬らせた。
すると何もなかったそこに亀裂が入った。
「おうちに帰るってか」
伝轟が呟いた。
「んふふ♡武器を持てば面倒臭い場所移動も簡単よね♡」
「では失礼する」
「夏が君ぃぃ~~あんまり相手してあげられなくてごめんなさいね~今度はちゃあんと、じっくり殺り合いましょうね♡じゃあねぇ~~~」
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