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第七部
とってかわられた主役
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「なんか恥ずかしいわね。俳優でもないのに」
真紀子が頬に両手を当てて、自分の姿を見た。
『剣は彼女を選んだ』
その字幕の後、
真紀子は剣を手に、
魔王が眠るとされる土地にそれを突き刺した。
すると剣は吸い込まれ、
辺り一面が輝き始め、空に青空が広がった。
「真紀子さんばぁみたい………カッコイイ………」
安達と弥生が顔を輝かせて画面に見入っていた。
光に照らされた真紀子の背後には、
牧野が天に向かって剣を向けるシーンが入り、
『勇者はこの国に平和をもたらした』
の字幕とともに物語は幕を閉じた。
「凄くいい出来ですよ~
セイは撮影技術が上がりましたね」
冥王が手を叩きながら褒めた。
「へへへ」
セイが照れる横で、
「なんだよこれ~
俺が手柄を横取りした勇者みたいじゃん」
牧野の文句に映像を見ていた者たちが、
ケラケラと笑った。
「仕方がないよ。本当の事だもん」
セーズが笑いながら牧野を見た。
「真紀子さんはクールでイケてますよ」
新田の誉め言葉に、
「嫌だわ。プロにお褒めの言葉をもらっちゃった」
そういって牧野を見ながらフフッと笑った。
「牧野は三枚目がいいのではないか?
そうだ、お笑い芸人か? 」
クロが言い、それに対しても、
みんなが大笑いした。
「………む~リベンジだ!! 次に何か封じる時は、
俺のカッコいい姿を撮影してよ」
そんな話で盛り上がっている所へ、
アートンとディッセが入ってきた。
「賑やかだね~みんな戻ってきたんだ」
ディッセが言い、
「余程疲れてるんだね。騒いでるのに起きないもんな」
キッズルームで、
大の字になって寝ているチビの姿に笑った。
「そうだ。黒谷君から仕事の依頼があって、
エハとヴァンと一緒に幽霊退治してきたよ」
「あら、ホント? 」
フェムトンがアートンを見た。
「死神課にカトルセとシェデムがいたから、
謝礼金渡しておいたから確認してね」
「わかった。じゃあ、私もそろそろ仕事に戻ろう。
そうそう、あなた達も出演してるんだから、
勇者牧野を見るといいわよ。面白いから」
フェムトンはそれだけ言うと、
部屋を出て行った。
「なに? この前セイが撮影した動画が出来たの?
見たいな~見せてよ」
アートンが言ったところで、
エハとヴァンもやってきた。
「これ、倉田さんがどうぞって。
今、死神連れてったから、またスタッフ数減るからね」
ヴァンが箱に入ったおにぎりを持ってきた。
「話題のお店のだよ~
牧野君が騒いでたやつね」
エハの言葉に牧野が立ちあがってやってきた。
「おっ、人気店のだ。
これ、美味しいんだよ~
お米もふわっとしててさ」
箱を受け取って楽しそうにテーブルに戻る。
真紀子が頬に両手を当てて、自分の姿を見た。
『剣は彼女を選んだ』
その字幕の後、
真紀子は剣を手に、
魔王が眠るとされる土地にそれを突き刺した。
すると剣は吸い込まれ、
辺り一面が輝き始め、空に青空が広がった。
「真紀子さんばぁみたい………カッコイイ………」
安達と弥生が顔を輝かせて画面に見入っていた。
光に照らされた真紀子の背後には、
牧野が天に向かって剣を向けるシーンが入り、
『勇者はこの国に平和をもたらした』
の字幕とともに物語は幕を閉じた。
「凄くいい出来ですよ~
セイは撮影技術が上がりましたね」
冥王が手を叩きながら褒めた。
「へへへ」
セイが照れる横で、
「なんだよこれ~
俺が手柄を横取りした勇者みたいじゃん」
牧野の文句に映像を見ていた者たちが、
ケラケラと笑った。
「仕方がないよ。本当の事だもん」
セーズが笑いながら牧野を見た。
「真紀子さんはクールでイケてますよ」
新田の誉め言葉に、
「嫌だわ。プロにお褒めの言葉をもらっちゃった」
そういって牧野を見ながらフフッと笑った。
「牧野は三枚目がいいのではないか?
そうだ、お笑い芸人か? 」
クロが言い、それに対しても、
みんなが大笑いした。
「………む~リベンジだ!! 次に何か封じる時は、
俺のカッコいい姿を撮影してよ」
そんな話で盛り上がっている所へ、
アートンとディッセが入ってきた。
「賑やかだね~みんな戻ってきたんだ」
ディッセが言い、
「余程疲れてるんだね。騒いでるのに起きないもんな」
キッズルームで、
大の字になって寝ているチビの姿に笑った。
「そうだ。黒谷君から仕事の依頼があって、
エハとヴァンと一緒に幽霊退治してきたよ」
「あら、ホント? 」
フェムトンがアートンを見た。
「死神課にカトルセとシェデムがいたから、
謝礼金渡しておいたから確認してね」
「わかった。じゃあ、私もそろそろ仕事に戻ろう。
そうそう、あなた達も出演してるんだから、
勇者牧野を見るといいわよ。面白いから」
フェムトンはそれだけ言うと、
部屋を出て行った。
「なに? この前セイが撮影した動画が出来たの?
見たいな~見せてよ」
アートンが言ったところで、
エハとヴァンもやってきた。
「これ、倉田さんがどうぞって。
今、死神連れてったから、またスタッフ数減るからね」
ヴァンが箱に入ったおにぎりを持ってきた。
「話題のお店のだよ~
牧野君が騒いでたやつね」
エハの言葉に牧野が立ちあがってやってきた。
「おっ、人気店のだ。
これ、美味しいんだよ~
お米もふわっとしててさ」
箱を受け取って楽しそうにテーブルに戻る。
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