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第六部
冥王の指輪
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左には安達からのプレゼントの指輪が嵌められている。
「ラピスはミドルフィンガーなんですね」
向井が言うと、
「カッコいいでしょ」
とニコニコ顔になった。
「でも知ってますか? 」
「なにを? 」
「左のミドルフィンガーは、
協調性を高めたい人が付けるんですよ」
「なんですと!? 」
ビックリした顔の冥王に向井は笑うと、
真紀子と一緒に休憩室に向かった。
「向井君は意地悪です~!! 」
背後で文句を言う冥王に、
真紀子と二人で顔を近づけて笑った。
向井はサロンに顔を出し弥生に声をかける。
「弥生ちゃん、今戻ってきたんだけど、
休憩しませんか? 」
「しま~す」
弥生は笑顔で言うと、道具を片付けた。
休憩室では安達と牧野が、
三鬼と滑り台で遊んでいた。
よく見るといつの間にできたのか、
天井からブランコも下がっていて、
呉葉とこんが二人で漕いでいる姿があった。
なんだかどんどんと、
遊具が増えていっている気がするな。
向井は笑いながら見ていた。
「あのブランコいいでしょう~」
妖鬼が隣に立つと腕組みした。
「図書室のハンモックの小さいヴァージョンを、
ブランコにしてみたんだ。
気持ちよくて眠くなるよ」
妖鬼が笑っていると、
真紀子がおやつを運んできた。
「今日は帰りにたこ焼き買ってきたから、
冷めないうちに頂きましょうか」
「おっ、いい時にきたな」
妖鬼も嬉しそうにテーブルに向かった。
「ちびちゃんたちはおてて洗ってください」
「は~い」
牧野達と手を洗いにキッチンに走って行った。
死神課の前では、
「オクト………聞きましたか?
私は向井君にいじめられました」
冥王がぶつぶつ文句を言っていた。
「向井さんはこの所、
冥王の雑用までさせられて疲れてるんですよ。
文句の一つも言いたいでしょう」
オクトはあきれたように冥王に言った。
「あれ? 今日は珍しいトリオですね」
下界から戻ってきた新田とティンとエナトが、
死神課にやってきた。
「牧野君がアーケードの悪霊退治に出動したでしょう。
だから俺達が隣町の神社付近の悪霊退治に、
行ってきたんだよ」
エナトが言った。
「牧野君達はもう戻って、
チビ達と遊んでるよ」
「そうなんだ。
俺も最新型の霊銃使える権利貰ったけど、
一度も使ってないからさ。
たまには悪霊退治してこようかなと思って、
ティン君とエナトさんに同行したんだ」
新田は笑うと霊銃を返却した。
「新田君、ゾンビは苦手だけど、
悪霊退治は凄い腕前だよ。
百発百中だからね」
「一応練習場で悪霊退治してるからね。
真紀子さんも上手いよ」
ティンの誉め言葉に笑った。
「ラピスはミドルフィンガーなんですね」
向井が言うと、
「カッコいいでしょ」
とニコニコ顔になった。
「でも知ってますか? 」
「なにを? 」
「左のミドルフィンガーは、
協調性を高めたい人が付けるんですよ」
「なんですと!? 」
ビックリした顔の冥王に向井は笑うと、
真紀子と一緒に休憩室に向かった。
「向井君は意地悪です~!! 」
背後で文句を言う冥王に、
真紀子と二人で顔を近づけて笑った。
向井はサロンに顔を出し弥生に声をかける。
「弥生ちゃん、今戻ってきたんだけど、
休憩しませんか? 」
「しま~す」
弥生は笑顔で言うと、道具を片付けた。
休憩室では安達と牧野が、
三鬼と滑り台で遊んでいた。
よく見るといつの間にできたのか、
天井からブランコも下がっていて、
呉葉とこんが二人で漕いでいる姿があった。
なんだかどんどんと、
遊具が増えていっている気がするな。
向井は笑いながら見ていた。
「あのブランコいいでしょう~」
妖鬼が隣に立つと腕組みした。
「図書室のハンモックの小さいヴァージョンを、
ブランコにしてみたんだ。
気持ちよくて眠くなるよ」
妖鬼が笑っていると、
真紀子がおやつを運んできた。
「今日は帰りにたこ焼き買ってきたから、
冷めないうちに頂きましょうか」
「おっ、いい時にきたな」
妖鬼も嬉しそうにテーブルに向かった。
「ちびちゃんたちはおてて洗ってください」
「は~い」
牧野達と手を洗いにキッチンに走って行った。
死神課の前では、
「オクト………聞きましたか?
私は向井君にいじめられました」
冥王がぶつぶつ文句を言っていた。
「向井さんはこの所、
冥王の雑用までさせられて疲れてるんですよ。
文句の一つも言いたいでしょう」
オクトはあきれたように冥王に言った。
「あれ? 今日は珍しいトリオですね」
下界から戻ってきた新田とティンとエナトが、
死神課にやってきた。
「牧野君がアーケードの悪霊退治に出動したでしょう。
だから俺達が隣町の神社付近の悪霊退治に、
行ってきたんだよ」
エナトが言った。
「牧野君達はもう戻って、
チビ達と遊んでるよ」
「そうなんだ。
俺も最新型の霊銃使える権利貰ったけど、
一度も使ってないからさ。
たまには悪霊退治してこようかなと思って、
ティン君とエナトさんに同行したんだ」
新田は笑うと霊銃を返却した。
「新田君、ゾンビは苦手だけど、
悪霊退治は凄い腕前だよ。
百発百中だからね」
「一応練習場で悪霊退治してるからね。
真紀子さんも上手いよ」
ティンの誉め言葉に笑った。
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