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1章 死亡フラグを回避せよ

3度目の王城

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 俺はナイアを伴い、城へと武器を納品しにきた。

 3度目ともなるとやりとりは全く一緒なので端折る。

 変わったところがあったとしたら。

「ええぃなぜ魔族がここまで入り込んでおる。誰かこのリザードマンを討伐せぬか!」

 こんな感じで王様と一悶着あった感じだ。

 なんとかナイアが俺の奴隷であることを納得してもらって、武器を手渡す。

「こんな小さな子供の奴隷であったとはな。そうかそうかクソ魔族として、人間様に仕えるのは当然じゃ。すまなかったな。トモよ」

「いえ。ナイア、武器を」

「はい。御主人様」

「良いな良いなここまで従順に人間様に仕えて、気分が良いわ」

 渡された武器を見て大臣が驚く。

「王よ。見てくだされ。頼んだ数の2倍の量の武器でございます。これだけあれば、天馬騎士団全員にも武器を配れましょう。急いで呼び戻すべきかと」

「なんと。助かったぞトモ。代金のことだが」

「何を言っておられるのです殿、これはモノノフ殿の善意。そうですなトモ殿?」

 有無を言わさないと言わんばかりの追加の代金は支払わないぞというのが伝わってきた。

 鉄は有限ではないのだが、親父からは先ずは生き残ることが大事だ。

 それを使って、交渉してこいと言われている。

「はい。ですが一つだけ、お願いが」

「まぁ言うだけなら構いませんよ。どうぞ」

 この眼鏡大臣、マジで上から目線でウザいな。

「ありがとうございます。僕が連れているナイアですが村の近くに作られた砦から1人で出てきたところを捕まえたのです。あの中に100を超えるリザードマンがいるとナイアから聞いております。村の皆の安全のためにも騎士団をお貸しいただけませんか?」

「まぁ、それぐらいなら」

「なりません。騎士団は国を守る防衛の要です。リザードマンがいたとして、それが攻めてくるという確実な証拠はありません。ましてやその連れてるリザードマンが言ってることだとしてもです。このようなことに大事な騎士団を貸すことはできません。それでは、我々は忙しいので他に要が無いならとっとと帰ってください」

 こんな感じで、王は藪からでもない感じなのだが大臣が止める感じで、相変わらず騎士団を貸してくれるわけもなく。

 手でしっしと追い払われたのだった。

 だが諦めるわけにもいかずこうして、城の近くで野営を行い、天馬騎士団にアポイントを取ろうとしているのだった。

「おーヨシヨシ。本当に可愛いなぁ。ミルクは、美味しいかい?」

「くぅーん」

 こうして、保護した熊の子供と遊んでいる。

 いや癒されている。

「うーん、でもこの熊ちゃん、何なんだろう?」

「獣人のペコラでもわからないのか」

「いやいや、僕ちゃん、獣人族皆んなが皆、耳があって尻尾がある動物全てに詳しいわけじゃないからね」

「そうですよ御主人様。ペコラにもわからないことはありますよ」

「それで2人はなんで、僕の手に胸を押し付けてくるのかな?」

「そんなの、熊ちゃんばかりで僕ちゃんが相手してくれないからだよ」

「そうですよ。御主人様、野営は寒いんですから身体を温め合いましょう」

「あーもう。わかったよ。2人ともその気にさせた責任は取ってもらうからね」

 俺は、右手でペコラの胸を上下に揉みしだきながら口と舌を使って、ナイアの豊満な乳房を嬲る。

「2人ともその胸で俺のを挟んでよ」

 2人が頷くとダブルパイズリからのダブルフェラである。

 小さい俺のが2人の胸に合わせて肥大していた。

 いや、そんなわけないよな。

 でもいつもより大きいと感じたのは嘘ではない。

 まさか、お互いが気持ち良くなるために相手に合わせて、形・硬さ・長さを変えられるなんてことはないよな。

「ごしゅじんひゃま、みょう、ぎゃまん、できまへーん」

「じゃあ、先ずはナイアからだな。ペコラは、ほらお尻をこっちに向けて、舐めてあげるからさ」

「僕ちゃん、すっかりテクニシャンになっちゃってさ」

 ナイアが僕のに跨って、腰を下ろすタイミングで、腰を浮かせてパンパンしてやる。

 ぐちゅっどちゅっと2人の打ち合う音が鳴り響いている。

「やっぱり記憶を取り戻した御主人様は凄い~。あー、もうダメもうダメ。イグゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ」

 一際大きな喘ぎ声をあげて、ナイアが俺に身体を預けてくる。

「ほらナイアちゃん、終わったら交代。退いて退いて」

 痙攣して失神しているナイアを手際よく退かせると挿入しようとするのを回避して、お尻に入れる。

「フニャッ。あがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。これだめこれだめこれだめ。ダメだって僕ちゃん。気持ち良くて、何度もイグゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ」

「ペコラはこっちのが好きでしょ」

「好きだけど好きじゃない。自分じゃなくなる感じが怖いノォ゛ォ゛ォ゛ォォォォォォォォ」

 ペコラも盛大なおほ声をあげて、倒れるがまだ終わらせない。

 俺は引き抜くと続けて女性器に挿入する。

「おほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ。まだ終わらないの。もうダメもうダメ。僕ちゃんの奥まで届いて、気持ち良すぎるのぉぉぉぉぉぉ」

 盛大に潮を噴いて、ペコラが失神してピクピクと痙攣する。

「ふぅ~。2人でも俺には勝てないんだから。これに懲りたら俺のことを刺激しないように」

 遠くの方で、この様子を見ていた馬に翼が生えている生物に乗った女性。

 この女性、最強の騎士団に所属しているのだが。

 その実態は、名家の御令嬢ばかりを集めた騎士を募集するための客寄せに使われている騎士団で、戦ったことなど無いのである。

 そして、この女性、城に仕えているとある男の許嫁なのであるが性欲が強くて、満足してことはなかった。

 だからこそ、目の前で繰り広げられている行為を食い入るように見つめていたのだ。

「凄いわ。魔物に襲われているのかと助けようと思いましたのに、奴隷の証が付いていて、あんなに気持ち良くしていただけますなんて、私も欲しい。私もアレが欲しい。こんなことを思ってしまうだなんて。私ってはしたないのかしら。でも、仕方ありませんわよね。婚約者のあの人は、私を政略結婚の道具としてしか思っていませんもの。此度の武器の件もそうですわ。結婚前に死なれたら困るからっていう打算的なものなんですの。私も一度で良いからあんな風に愛してもらいたいですわ。いけません、私ったらすっかり見入ってしまいましたわ。早くお城に行かなければ」

 トモカズの預かり知らぬところで、邂逅していたのであった。
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