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1章 死亡フラグを回避せよ

夜の声がうるさかったみたいです

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 取り敢えず、リザードマンのナイアを捕まえたことにして、モノノフさん預かりにすることで、一緒の部屋で寝るとなるとやっぱりこうなる。

「御主人様~、まだまだできますよね?だって、こんなに我慢汁が溢れてるんですもの。チュッ」

「うっ」

 やはりこの身体は性に対して弱すぎる。

 ナイアに抱き付かれてるだけでずっと我慢汁が出てたんだから。

「はぁぁぁぁん。美味しい、もっと舐めまわしたい。良いですよね御主人様、シックスナインしましょ?」

 それは別の世界線で僕がナイアに教えたお互いの性器を舐め合うのである。

「その言葉、後悔させてやるからな」

「3回目ともなると、だいぶ余裕が出てきましたよ」

 しかし、この体位、ナイアの方が不利なのだ。なぜならこの通り。

「そんにゃ。尻尾を触りにゃがらくりトリスを吸わないでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」

「ほら、ナイア、お口が止まってるよ。自分ばっかり感じちゃってさ。ほら、お口開けて」

「無理無理無理ぃぃぃぃぃぃぃぃぃ。気持ち良くて、ムリィィィィィィィィィィ」

「これじゃあ、シックスないんじゃなくて、僕がクンニしてるだけだよ。ほら、お口開けて」

「ふわぁぁぁぁぁぁい」

 ナイアが渋々口を開けたのを見計らって、口の中に挿入する。

「ジュボッジュボッ。ジュボボボッ」

「良いよナイア、その調子、一緒にイこう」

 ナイアが舌をちんぽに巻きつけてしごきながら音を立てる。

 ナイアの必殺技だ。

 この技は人間の女では味わえない。

 いや、蛇みたいに舌の長い女が居れば別か。

 要は、舌がチンポを包み込んで、上下にしごきながら、吸い上げるのだ。

 ナイアが必殺技を出したということは、一緒にイキたいという合図だ。

 俺も指を浅く深く動かしながら、クリトリスを吸い上げる。

「イグゥ。イグゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ゛」

「僕もイクイク」

 ドバドバドバと熱く煮えたぎっているものを全て飲み干し、ウットリしているナイアに続けて挿入して、お互いの舌を絡め合う。

「御主人様~。気持ちよかったです~」

「ナイア、何満足してるの?まだ終わりじゃないよ。中にも欲しいでしょ?」

「ひゃん。そんな、まだイってるのに続けてなんて、御主人ひゃま、すごすぎます~」

「ナイアの身体が魅力的すぎるのが悪いんだ」

「そんなぁ。んぐっ」

 お互い息が続く限り、お互いの膵液を求める。

「プハッ。御主人ひゃま、一緒に一緒にイッテください。もう限界なんです」

「わかっているよ。一緒にイこう」

 俺はナイアの子宮を撫であげるようにして奥の奥に出す。

「ふわぁぁぁぁぉぁぉぁぁぉぉん。こんにゃのこんにゃの幸せににゃる~」

「ハァハァハァハァ。もう出そうにないよ」

「そう言いながらおっぱいを吸うなんて、まるで赤ちゃんですね。おいちいでちゅか」

「おいちぃ」

「ウフフ。こんなこと、御主人様と出会わなければ知ることはありませんでした。私にオンナを自覚させてくださり、ありがとうございます」

「そんな可愛いこと言うと。こうなるよね?」

「ふわぁ。御主人様、出し尽くしたのではなかったのですか!?」

「ナイアが悪いんだから責任取ってね」

 ナイアのエッチな声は、村中に聞こえていたみたいで、次の朝、父さんに怒られた。

「トモカズ、そのリザードマンの女っちゅうんを仕方なく引き取りはしよったけんども何、やっちゃうがかや!」

「ごめんなさい」

「でも、トモカズがリザードマンの女を屈服させたっちゅうんは村のみんなに認知された。さっき、来た男は『なんやリザードマンにも性欲があるんやなぁ』とか言っちゅうが」

「御主人様以外に声を聞かれるなんて、恥ずかしい」

「そりゃ聞こえるわ!ただの木の家やで?防音あるわけやないねんで!ということでな。隣見てみ?」

 そう父さんに言われて、外に出て隣を見ると家が一軒建ってた。

「なんや、この世界は不思議やな。ちょっと家をクラフトしたらものの見事に家が建っとった」

 そうか、父さんは元大工でもあり、実家の家業を継いでからは、刀鍛治でもある。

 家を作ることなど容易いのだ。

 そしてこの世界にはクラフトというのがある。

 それをもう使いこなしているのか?

 父さん、適応力高すぎだろ。

「なんかおもろなってな。川まで水汲みに行くのとか大変やろ。じゃーん、街の中心に川から水引いてきたわ。ガハハ」

「いやぁ、モノノフさんに武器制作だけやなくて、こんなこともできるやなんて思いませんでしたわ。お陰で、水汲みが楽に」

「ええねんええねん。俺がしたいことをしてるだけや。御礼はええ。その代わり昨日話したこと、協力頼むで」

「勿論、できることならなんでも協力させてもらいます」

 父さんの対人スキルってどうなってんの!?

 村の人ともうフレンドリーになってるし!

「トモカズ、ということで、これが2人の愛の巣や。大きな声出しても大丈夫や。外に聞こえんように防音も完璧にしたからな。あっワシは認めとらんからな。そこだけは間違えたらあかんで。ガハハ」

「ありがとう」

 父さんの対人スキルの高さに驚きつつもナイアと新居に入った僕は、ナイアに頼み事をしていた。

「えっ?村の皆さんに認められてるのに変幻自在の玉がいる?御主人様、どういうことですか?」

「変幻自在の玉があれば、姿を好きに変えて、敵地に潜入できるんだ。殺されるのを回避するためには相手をよく知らないといけない」

「成程、リザガイルの弱点を知るために必要ということですね。了解しました。あの、私からも一つ頼みがあります。その、朝食をご馳走になりましたがやはりお口に合わなくて、是非御主人様に堕として貰いたい女性が居ます」

「えっ?リザードマンにまだ女性がいるの?」

「いえ、食欲旺盛なリザードマンの男たちの胃袋を満たすために給仕係として、獣人族のペコラが呼ばれてるのです。私が女であることを唯一知ってる子でして。その、作る料理がどれも美味しいんです~」

「要はガッツリ胃袋を掴まれてるわけね」

「はぃ。恥ずかしながら」

 ナイアの横からぬるっと父さんが現れる。

「話は聞いたぞトモカズ」

「父さん!いつの間に!」

「あのずっと居ましたよ」

「ええええ!!!!」

「朝の早くからセックスなんか許さんぞと監視しようとな。なんやリザードマンの嬢ちゃんにはバレとったか。残念残念」

「どこの世界に息子の性事情を監視する親がいるんだよ!」

「ここにいる。それよりもだ。食ってのは、戦において、最も大事だ。ほら、かの戦の達人、武田信玄もいろんな料理を考案したりしてる。戦と食は決して切れない関係だ。トモカズ、籠絡できるならしといた方がええ。相手は弱体化して、こっちは戦力が潤う。この村を守ろうってんなら貴重な戦力や」

「わっわかったよ。何処に行けば会えるの?」

「御主人様と初めてお会いした場所に、私がペコラを連れ出します」

「わかった。ナイアの時と同じように気付かれれば良いんだな?」

「はい、お願いします御主人様」

 こうして、なんだかわからないけどもう1人、女の子を籠絡することになった。

 どんな獣人なんだろう。
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