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2章 オダ郡を一つにまとめる
121話 アヅチキャッスルの反乱貴族
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レーニン・ガロリング亡き後、生き残った反乱貴族は、アヅチキャッスルを本拠地として、サブロー・ハインリッヒに抵抗していた。
この城を治めるのは、ロルフ・ハインリッヒの側近で、亡骸をマーガレット・ハインリッヒの元に届けた男で貴族の爵位は、男爵。
名をポマド・ステイシーと言う。
「ステイシー男爵、ずっと様子見で良いのか!このまま、手をこまねいていては、サブローが息を吹き返すかもしれん!」
「ふむぅ。しかし、旗頭であらせられるマーガレット様の状況がわからぬ以上。下手に動いて状況を悪くするわけにはいかん」
「ステイシー男爵は、サブローをこのままほっておくつもりか!」
「貴様らにワシの悔しさがわかるのか!ワシは忘れもせん。ロルフ様の亡骸をマーガレット様に届けた日のことを。あの小僧は、ロルフ様の亡骸に砂を砂をかけたのだぞ!このオダを守り名誉ある戦死を遂げられたロルフ様に対して、なんたる侮辱。ワシは。ワシは。ワシは。ワシだけは、あの小僧を絶対に許さん!だからこそ、レーニン様に協力をすることを決めたのだ!そして、あの小僧を確実に殺すためにこうして状況を見極めているのだ!貴様ら、何も知らん奴らは黙っておれ!」
「うぐぐ。その言葉を信じますぞステイシー男爵」
このように幾度も出陣を促す反乱貴族共に辟易しながらもポマド・ステイシーは情報を集め思案していた。
マーガレット様の状況がわからぬ以上、下手に動くわけには、いかんのは明らか。
それにレーニン様を討ち取られたとはいえ落ちていないスエモリキャッスル、マーガレット様が小僧から奪取した城、それと小僧の本拠地であるショバタキャッスルとまだ負けたわけではない。
逃げ出したナバルの支援が得られずともまだ戦える。
必ずやあの小僧を我が敬愛するロルフ様に砂を浴びせたあの小僧を絶対に殺してやる。
度重なる反乱貴族から出陣を促された数日後、ポマド・ステイシーの元に一つの情報が入る。
「ステイシー男爵に報告申し上げます。スエモリキャッスルの攻略に失敗したサブロー・ハインリッヒの行方が判明しました」
「でかしたぞ!して、あの小僧は何処に居たのだ?」
「はっ。連合軍に攻められていたサブロー・ハインリッヒが急造したキャッスルの1つに」
「兵の数はいかほどだ?」
「サブロー・ハインリッヒの他に2千程の兵で、誰もが疲弊している模様」
「レーニン様は、あの小僧に相当な痛手を与えたようだな。情報収集、ご苦労であった。下がって良い」
「はっ」
報告に来た兵が下がると反乱貴族たちを前にポマド・ステイシーは、高らかに宣言する。
「時はきた。敵は、小僧の新造したキャッスルにあり、今こそ大恩あるロルフ様に報いる時、ロルフ様の亡骸に砂をかけ侮辱した小僧。いやサブロー・ハインリッヒを今こそ討ち取るのだ!全軍、目指すは、ルルーニ殿が落とされたショバタキャッスルだ!」
「ステイシー男爵。補給地点を確保できたのは、良かったですな。戦に反対していたルルーニにしては、迅速な動き。今や公爵家はカイロ家のみ。頑張ってもらいませんとな」
その頃、ショバタキャッスルに居たルルーニ・カイロ。
「クシュン。はぁ。寒くなって来ましたね。もうすぐ冬に突入でしょうか。冬の間は戦がしずらい。ここが勝負どころですよサブロー様。これでポマド殿は動くかな。さて、俺もサブロー様に仇を為す者として、自分の務めを果たすとしましょう」
「ルルーニ様に報告申し上げます。アヅチキャッスルより、反乱貴族のほぼ全軍を率いて、ここにポマド・ステイシー男爵が向かっています」
「動きましたか。至急、ゼンショウジに連絡を。そこの防衛の兵はもう必要ありません。我らは今より、サブロー・ハインリッヒが逃げた新たな居城に攻撃を開始します。全軍、出陣!」
この動きを察知する男がいた。
サブロー・ハインリッヒに協力する忍びの里トガクシのモリトキである。
モリトキは、急ぎサブロー・ハインリッヒに報告する。
「殿、報告を。敵に動きあり。先陣は、ルルーニ・カイロ公爵の率いる兵だ」
「であるか。ほぉ、ルルーニの奴が動いたか面白い。追い込んでるように見せて、反乱貴族共を全て、ここワシヅ砦に集めるつもりだな。その想いに応えてくれよう。レイヴァンド卿・バッカス卿、両人でこのワシヅ砦を死守せよ!良いな?」
「若。ゴホン。サブロー様の命とあれば、お任せを」
「殿、この老骨で良ければ、陽動役を喜んで引き受けましょうぞ」
「うむ。マリーにルミナはワシの護衛を。トガクシの面々は、ワシの親衛隊と共に敵の本城アヅチキャッスルを奪いに向かうのだ!」
「おいどんがサブロー様の親衛隊でごわすか?」
「ヨコヅナよ不服か?」
「サブロー様に信頼されて不服なことなどないでごわす。喜んで、御身を御守りするでごわす」
「若様が勝手をしないようにしっかりと監視させていただきます」
「マリーねぇねの足引っ張らないように頑張る~」
「殿、既に他のトガクシの面々は、配しております。安全なルートへ案内する」
「フッ。流石、アヤメと違い、足音すらさせぬとは」
「娘は、あのように目立ちますから」
モリトキの視線の先には、親衛隊の中で槍の扱いに長ける男から指南を受けているアヤメがいた。
「もう、マスターしたのかよ。嘘だろ」
「へへーん。これぐらい余裕だもんね~」
「サブロー様が目にかけるのも良くわかるぜ。ったくよ。俺でもまともに使いこなさるようになったのは最近だってのによ」
「これで、もっとサブローのお役に立てる。エヘヘ」
「はぁ。全くサブロー様も隅におけねぇ人だ」
そこにサブロー・ハインリッヒが来る。
「マタザ、どうだアヤメは?」
「さ、サブロー様!?俺なんかよりもう使いこなしてますよ」
「であるか。では、参るぞ。あっ、アヤメ。お前は足音が大きいからこの地でレイヴァンド卿の指揮下に入れ」
「え~!?サブローと離れるのヤダよ~」
「駄々を捏ねるならトガクシの里に帰っても良いのだぞ?」
「わかった。わかったってば。この地を守るからどうかサブローの側で恩を返させて」
「うむ。では任せる。マタザ、準備をせよ。行くぞ」
「はっ」
まんまと誘き出されたポマド・ステイシー。
サブロー・ハインリッヒは、この隙に敵の本城、アヅチ城へと向かうのであった。
この城を治めるのは、ロルフ・ハインリッヒの側近で、亡骸をマーガレット・ハインリッヒの元に届けた男で貴族の爵位は、男爵。
名をポマド・ステイシーと言う。
「ステイシー男爵、ずっと様子見で良いのか!このまま、手をこまねいていては、サブローが息を吹き返すかもしれん!」
「ふむぅ。しかし、旗頭であらせられるマーガレット様の状況がわからぬ以上。下手に動いて状況を悪くするわけにはいかん」
「ステイシー男爵は、サブローをこのままほっておくつもりか!」
「貴様らにワシの悔しさがわかるのか!ワシは忘れもせん。ロルフ様の亡骸をマーガレット様に届けた日のことを。あの小僧は、ロルフ様の亡骸に砂を砂をかけたのだぞ!このオダを守り名誉ある戦死を遂げられたロルフ様に対して、なんたる侮辱。ワシは。ワシは。ワシは。ワシだけは、あの小僧を絶対に許さん!だからこそ、レーニン様に協力をすることを決めたのだ!そして、あの小僧を確実に殺すためにこうして状況を見極めているのだ!貴様ら、何も知らん奴らは黙っておれ!」
「うぐぐ。その言葉を信じますぞステイシー男爵」
このように幾度も出陣を促す反乱貴族共に辟易しながらもポマド・ステイシーは情報を集め思案していた。
マーガレット様の状況がわからぬ以上、下手に動くわけには、いかんのは明らか。
それにレーニン様を討ち取られたとはいえ落ちていないスエモリキャッスル、マーガレット様が小僧から奪取した城、それと小僧の本拠地であるショバタキャッスルとまだ負けたわけではない。
逃げ出したナバルの支援が得られずともまだ戦える。
必ずやあの小僧を我が敬愛するロルフ様に砂を浴びせたあの小僧を絶対に殺してやる。
度重なる反乱貴族から出陣を促された数日後、ポマド・ステイシーの元に一つの情報が入る。
「ステイシー男爵に報告申し上げます。スエモリキャッスルの攻略に失敗したサブロー・ハインリッヒの行方が判明しました」
「でかしたぞ!して、あの小僧は何処に居たのだ?」
「はっ。連合軍に攻められていたサブロー・ハインリッヒが急造したキャッスルの1つに」
「兵の数はいかほどだ?」
「サブロー・ハインリッヒの他に2千程の兵で、誰もが疲弊している模様」
「レーニン様は、あの小僧に相当な痛手を与えたようだな。情報収集、ご苦労であった。下がって良い」
「はっ」
報告に来た兵が下がると反乱貴族たちを前にポマド・ステイシーは、高らかに宣言する。
「時はきた。敵は、小僧の新造したキャッスルにあり、今こそ大恩あるロルフ様に報いる時、ロルフ様の亡骸に砂をかけ侮辱した小僧。いやサブロー・ハインリッヒを今こそ討ち取るのだ!全軍、目指すは、ルルーニ殿が落とされたショバタキャッスルだ!」
「ステイシー男爵。補給地点を確保できたのは、良かったですな。戦に反対していたルルーニにしては、迅速な動き。今や公爵家はカイロ家のみ。頑張ってもらいませんとな」
その頃、ショバタキャッスルに居たルルーニ・カイロ。
「クシュン。はぁ。寒くなって来ましたね。もうすぐ冬に突入でしょうか。冬の間は戦がしずらい。ここが勝負どころですよサブロー様。これでポマド殿は動くかな。さて、俺もサブロー様に仇を為す者として、自分の務めを果たすとしましょう」
「ルルーニ様に報告申し上げます。アヅチキャッスルより、反乱貴族のほぼ全軍を率いて、ここにポマド・ステイシー男爵が向かっています」
「動きましたか。至急、ゼンショウジに連絡を。そこの防衛の兵はもう必要ありません。我らは今より、サブロー・ハインリッヒが逃げた新たな居城に攻撃を開始します。全軍、出陣!」
この動きを察知する男がいた。
サブロー・ハインリッヒに協力する忍びの里トガクシのモリトキである。
モリトキは、急ぎサブロー・ハインリッヒに報告する。
「殿、報告を。敵に動きあり。先陣は、ルルーニ・カイロ公爵の率いる兵だ」
「であるか。ほぉ、ルルーニの奴が動いたか面白い。追い込んでるように見せて、反乱貴族共を全て、ここワシヅ砦に集めるつもりだな。その想いに応えてくれよう。レイヴァンド卿・バッカス卿、両人でこのワシヅ砦を死守せよ!良いな?」
「若。ゴホン。サブロー様の命とあれば、お任せを」
「殿、この老骨で良ければ、陽動役を喜んで引き受けましょうぞ」
「うむ。マリーにルミナはワシの護衛を。トガクシの面々は、ワシの親衛隊と共に敵の本城アヅチキャッスルを奪いに向かうのだ!」
「おいどんがサブロー様の親衛隊でごわすか?」
「ヨコヅナよ不服か?」
「サブロー様に信頼されて不服なことなどないでごわす。喜んで、御身を御守りするでごわす」
「若様が勝手をしないようにしっかりと監視させていただきます」
「マリーねぇねの足引っ張らないように頑張る~」
「殿、既に他のトガクシの面々は、配しております。安全なルートへ案内する」
「フッ。流石、アヤメと違い、足音すらさせぬとは」
「娘は、あのように目立ちますから」
モリトキの視線の先には、親衛隊の中で槍の扱いに長ける男から指南を受けているアヤメがいた。
「もう、マスターしたのかよ。嘘だろ」
「へへーん。これぐらい余裕だもんね~」
「サブロー様が目にかけるのも良くわかるぜ。ったくよ。俺でもまともに使いこなさるようになったのは最近だってのによ」
「これで、もっとサブローのお役に立てる。エヘヘ」
「はぁ。全くサブロー様も隅におけねぇ人だ」
そこにサブロー・ハインリッヒが来る。
「マタザ、どうだアヤメは?」
「さ、サブロー様!?俺なんかよりもう使いこなしてますよ」
「であるか。では、参るぞ。あっ、アヤメ。お前は足音が大きいからこの地でレイヴァンド卿の指揮下に入れ」
「え~!?サブローと離れるのヤダよ~」
「駄々を捏ねるならトガクシの里に帰っても良いのだぞ?」
「わかった。わかったってば。この地を守るからどうかサブローの側で恩を返させて」
「うむ。では任せる。マタザ、準備をせよ。行くぞ」
「はっ」
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